喧嘩タスロウBot　クリスマスまとめ

喧嘩タスロウbot（試運転） @KenkaTRbot

「まあ、ロウガもロウガでああやってすーぐ頭に血がのぼるし、キョウヤが人生の大元作ってることを当然のようにタスクに言ってのけるから、だいぶおあいこだけどな…」「…とりあえず、いい加減」「バディがいなくても一発で意見交わせるようになってくんねえかな、あいつら」

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「…で、まあ適当なファミレスでご飯を食べたわけだけど。君、ファミレスに慣れてきたよね。最初は右も左も分かってなかったのに」「ふん。これくらい当然だろう」「いや胸張られてもさ。特に褒めたわけじゃないし。でも、クリスマスにこんなところでよかったのか？」

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「なぜだ」「…生活基準が臥炎キョウヤに染められてる君に一応言っておくと、ファミレスって庶民の間でも手軽な店って認識だからね。クリスマスなんだから、もう少し高いところにも行けたよって話。どっちも金銭面では切羽詰まってないだろう」

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「…貴様、ここにくる度野菜ドリアを食うだろう」「え？うん、まあ」「好きなのではないかと、思っただけだ」「…」「…」「…えっと、ありがとう」「ふん」「でも実を言えば…別にそこまで大好物ってわけじゃない」「…は？」「手軽に野菜と炭水化物とれるからってだけで…なんかごめん」「何ィ！？」

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「それで、ケーキはどうする」「…えっ」「どうした」「いや、君の口からケーキなんて単語が出てくるとは思わなくて」「クリスマスには食べるのだろう」「…まあ、そうだね。ここ数年くらいそんなの忘れてたけど。でもさ、ケーキ欲しいなら先に言いなよ。当日夜とか売ってないだろうさすがに」

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「…売ってたね。一個だけだけど」「随分小さいが仕方がない、他の連中に奪われる前に買うぞ。それでタスク、ロウソクはどこだ」「…ごめん、なんて？」「だから、ロウソクだ」「君さ、誕生日ケーキとごっちゃにしてないか」

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「…なるほど、食卓に立てる用か。ならわかるよ、買ってよし」「貴様、俺をなんだと思っているんだ」「まあ馬鹿かなとは思ってるよ。でもロウソクか、荒神にしては珍しいな。君でもこういう雰囲気は大事にするんだ。ロウソクを囲むクリスマスなんて初めてだ」「…なに？」

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「だって普通、クリスマスにロウソクなんて立てないだろう。欧米とかではやるかもしれないけど、日本ではあんまり…は？ちょっと荒神、なんでロウソク籠から出し、おい！」「煩い、こんなものいらん！」「はあ！？ちょっと君、思いつきで行動するのもいい加減にしろよ！なんなんだ一体！」「黙れ！」

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ｱﾘｶﾞﾄｳｺﾞｻﾞｲﾏｼﾀｰ「…荒神」「…」「あらがみ」「…何だ」「理由は？」「は？」「ロウソクを返しにいった理由。あるのかないのか。聞かせるんだ」「…あの場の思いつきだ」「…決めつけたのは悪かったよ。君は単純だから、突拍子もない思いつきをするタイプじゃないって知ってるのに」

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「それこそ決めつけだろうが。喧嘩を売っているのか貴様」「君が売るなら買うけど、それは逃げとみなすよ。先に僕の問いに答えるんだ」「…」「…荒神」「…別に、たいした理由ではない。貴様の小言が気に入らなかっただけだ」

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「小言？」「…キョウヤがどうこうとかいう、あれだ」「え？」「貴様はいちいち煩い。面倒ごとは避けたかっただけだ」「…それとロウソクがどう関係するんだ。核心を意図的に伏せるのはやめてほしい」「…ロウソクは普通ではないのだろう」「だから？」「それではキョウヤのクリスマスになる」「…は」

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「俺は臥炎の家でのクリスマスしか知らん。だから、普通のクリスマスと何がどう同じで何がどう違うのかも分からん。だが、キョウヤの影響を見せれば貴様が煩いだろう」「…」「貴様の文句が煩わしかった。それだけだ」「…あのさ、荒神」

喧嘩タスロウbot（試運転） @KenkaTRbot

「馬鹿だろう、君」「…なんだと？」「他にどう表現しろって？荒神ロウガは馬鹿野郎だ」「貴様…人が真剣に」「ほら、そこ」「何？」「そんなの、ひとりで真剣に考えることじゃない。人の意見を聞きなよ。というか僕だって、別に君の臥炎での生活を非難するわけじゃない。たまに腹が立つだけだ」

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「…ついこの間まで、ひとりで悩んで溜め込んでいた男の台詞とは思えないな」「だからだよ。僕だって変わりたいし、だから誰かがそんな場所に踏み込むのは放っておけない。君ならなおさらだ。むしゃくしゃして仕方がない」

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「それとも何なのかな、荒神ロウガたる者が怯えてるのかな。僕に色々言われることに」「…っ、そんな訳があるか！」「じゃあちゃんと話しなよ。別に臥炎キョウヤのことだってなんだって、君に関わることは多かれ少なかれ苛々するけど…勝手に決めつけて無視されるのが一番腹立たしい」

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「…」「…はあ、分かった？それじゃあ戻るよ」「は？貴様、どこに」「ロウソク。買いにいくよ」「…貴様、妥協など俺は…」「勘違いはやめるんだ。僕がやりたいだけだよ、ロウソクのあるクリスマスってやつを。ついでに君の過ごしたクリスマスを少しでも知らないと収まりがつかない」

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「…貴様の物言いは、本当に…」「面倒くさいのは君だろう。言っておくけど、僕はいいロウソクなんて知らない。君が何も言わないなら、僕はお墓参り用のものでも選ぶかもしれないよ」「…ふん。仕方が無いな…付き合ってやろう」「君が言えた義理か」

喧嘩タスロウbot（試運転） @KenkaTRbot

「…なあ、ジャック」「ああ」「あいつら、完全に忘れてるよな…自分たちで台所半壊させたままだっての」「だろうな」「…」「…」「…おいロウガ、ちょっと散歩に行かせろ」「タスク。野暮用を思い出した、少し出ていいか」

喧嘩タスロウbot（試運転） @KenkaTRbot

「あ、おかえりロウガ。朝帰りってことは、ふふ、そうか僕も頑張った甲斐が」「キョウヤ。工具を貸してくれ。すぐに出る」「…ん？」「タスクの台所の復旧が一晩経っても終わらん…ロウソクはおろかケーキも食えず、プレゼントを渡すタイミングなど完全に」「…まあ、それが君たちだよね、うん」