幻想少女恐怖シリーズ総集編「幻想少女は何が怖い」まとめ(ネタバレ注意）

きら @kirakiralyn0311

一話目だったから読んだときは気付かなかったけど、逆にもこたんだけが奇跡に近いレベルで超絶前向きハッピーエンドだったんだな... 話としてはもこたんの話とアリスの話が一番面白かったかなぁ

きら @kirakiralyn0311

レミィが黒死病の悪魔から派生した吸血鬼っていう見解は新しくて面白かったけど、レミィの話とさとりの話は全体的にキャラがみんな別人だったような感じがした

きら @kirakiralyn0311

なんか、東方のキャラは悪ふざけとかでもない限りキャラ同士で仲良しごっこしてるとものすごく違和感あるんだよなぁ

きら @kirakiralyn0311

なんだかんだ言って原作の雰囲気に近いとこと発想と設定が面白いとこは、すごく良かった。あと新刊の正邪ちゃんの話もまだ残ってるから、そっちも楽しみ～

ヒトガタ @hitogatastage

『幻想少女は何が怖い』　発行：Escape Sanctuary　発行者：五十嵐　月夜 シリーズの総集編で、幻想郷に住む少女たちが恐れ壊れていく話。そのため、話の流れはどれも同じ（バッドエンドとハッピーエンドの違いはあれ）であるものの、飽きさせない話が続き、一気に読破した

ヒトガタ @hitogatastage

@hitogatastage 「藤原妹紅は死が怖い」は妹紅が死の恐怖に怯えるもので、凄く、愉悦です…ではないのだけれど、多分変な笑顔で見守っていたのだろう。何というか、こういった妹紅の弱さが、何だろう。気軽に捨てられる命がそうでない物と気付いていくところは、何ともはや（続）

ヒトガタ @hitogatastage

@hitogatastage 「お願いだから、私に誰も殺させないで……。（中略）私を死なせないで。私は……生きたいから……」の部分なんか、もう、ちょっと入り込み過ぎて涙腺緩んだ。ああ、妹紅が、こんなに死を恐れるなんて、生きたがるなんて、と。ここでもう、一気に心を掴まれた気がする

ヒトガタ @hitogatastage

@hitogatastage 「古明地さとりは静が怖い」は、不慮の事故で心が読めなくなったさとりの、その脆さ。理解出来ない恐怖。一緒に暮らしているだけと言う姉妹とペット。悪意を持つペットの妖獣。それらは何となくは考えてはいたのだけれど、一気にイメージが鮮明になったというか（続）

ヒトガタ @hitogatastage

@hitogatastage そして幸せを求めて幸せを手放す。二兎を追う物は一兎をも得ず。理解出来ない事に気付かれなければ、きっと。そのさとりの脆さは、理屈も納得出来るし、腑に落ちたのだけれど、自分はそんなさとりを見ていられなかったというか。身贔屓と言うか勝手と言うか

ヒトガタ @hitogatastage

@hitogatastage 「本居小鈴は識が怖い」は、知って行く毎に身を危険へ差し出していく小鈴が、武器と思っていた知識に牙を剥かれてしまう。知ってしまう事で、恐怖が鮮明になってしまう。知る事は解決する事も出来るが、知る事で恐れてしまうものも、ままあるものである

ヒトガタ @hitogatastage

@hitogatastage 「レミリア・スカーレットは蝕が怖い」は、レミリアが善意によって恨みを吐いてしまう事となる。気高く強くとも、彼女はちっぽけな元の自分に戻るのを恐れて、強く在ろうとした。それなのに、弱くても良いという善意。違うのだ、それは。強くならねばならぬのに（続）

ヒトガタ @hitogatastage

@hitogatastage 強さを信じてもらえず、愛玩動物になる。弱さの肯定の妖怪にとっての何と致命的な事か。目から鱗だったし、レミリアに大分と感情移入してしまった。この読後の至福感。感情的になって、薄らと笑んでしまう。不幸が良いわけではない。この話が、好いのだ

ヒトガタ @hitogatastage

@hitogatastage 「アリス・マーガトロイドは心が怖い」は、自立人形の完成から、創造者と被創造者が壊れてしまう。ドッペルゲンガーの話を書いたことがあるので、自分なりにもうこの時点で「あっ（察し）」なのだが…。予定調和に進む展開（続）

ヒトガタ @hitogatastage

@hitogatastage 正直に、もし同じ自分がいるならば、相容れないとすでに自分の中では結論付けている。だからアリスは地味に狂っているのかもしれない。この話は心の壊れ方が秀逸だった。「――早く次のアリスを続けましょう」と言う人形の言葉に、こちらまで背筋が震えた

ヒトガタ @hitogatastage

@hitogatastage 兎に角、今回買った中では一番気に入った。この人のシリーズ買おうかしら…

まきしま @Maki_Cima

五十嵐月夜さん（Escape Sanctuary）『藤原妹紅は死が怖い』総集編より。面白い。一作目から、引き込む力ある文章と話の面白さが発揮されていたのだなあ。後日談を受けての読後感が良く。作品を、ただ怖いに止まらないものにしている。それにしてもやはり地の文の良さ。

まきしま @Maki_Cima

五十嵐月夜さん（Escape Sanctuary）『古明地さとりは静が怖い』話の仕組み（？）がよくできていて「そういうことか」と「そうなってしまうよなあ」という。さとりとこいしの関係性が全編に渡りよく使われていたと思う。刺さるというより鈍痛のような、なかなか堪える作品。

まきしま @Maki_Cima

幻想少女恐怖シリーズがいつか霊夢や魔理沙や紫に行き着いたらどんな話になるかとか、秘封倶楽部の話もいつか出るだろうかとか、興味深い。

まきしま @Maki_Cima

五十嵐月夜さん（Escape Sanctuary）『本居小鈴は識が怖い』これは大変面白怖い。ノリというか、はまり込んでいく様を描く文章の良さをより感じた。じわじわと迫る恐怖と小鈴のキャラクタ。後日談、締めの一文まで楽しめる。赤蛮奇の本でも思ったけれど、マミゾウの（続く

まきしま @Maki_Cima

（続き）くせ者ぶりが面白怖さに、皮肉めいたものを添えてくれて良い。また、今作は本を読むことについての云々も楽しめた。そういえば、特に子供の頃に、読んだ本の、怖いと思う何かしらが、頭の中に残り、それに苛まれるという、普通によくある経験が、この作品をより面白怖いと思わせるのかも。

まきしま @Maki_Cima

五十嵐月夜さん（Escape Sanctuary）『レミリア・スカーレットは蝕が怖い』現在と過去、長い時間（歴史と言った方が良いか）を使った話の仕掛けが面白い。とても良い話になりそうな要素も、場合によってはこうなってしまうかっていう流れが気に入ってる。独白と叫びで綴られ（続く

まきしま @Maki_Cima

（続き）る終盤は圧倒的。続く後日談もまたなんとも言えない読後感を味わえる。それにしても「このキャラクタからしたらこれは怖かろう」と思う、突き落として底についておしまいでなく、じわりじわりと崩れ、落ち続けるような話を、毎度新鮮味を失わずに続けて出せるの凄いと思う。

まきしま @Maki_Cima

五十嵐月夜さん（Escape Sanctuary）『アリス・マーガトロイドは心が怖い』これまたじわじわと追い詰められるとか、みるみる足場が崩れていくような怖い話を表現などにより、どこか面白くもあるような作品だなと。それらがキャラクタに合わせて多様であり毎度新鮮味がある。（続く

まきしま @Maki_Cima

（続き）このシリーズの良さは総集編最後の作品も、相変わらずだった。続く書き下ろしの『あるいは某かの観測』は、この総集編各話を後日談的に振り返りまとめるもの。怖い一文で締めくくられている。『怖い』もの見たさで覗き込んでいると……という

まきしま @Maki_Cima

この本と一緒に買った赤蛮奇の本から、当時まだ在庫があった宮古芳香の本に戻り新刊を追っているけれど、鬼人正邪のだけはタイミングが合わず未読。総集編第二弾を期待したい。