岡田斗司夫さん「他の人間は犬、虫」「自分は進化できなかったサル」

メモまとめ http://togetter.com/li/773483 の続きのような…
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もうれつ先生 @discusao

ずっと『新生』の島崎藤村のイメージで捉えていた岡田斗司夫さん、昨日のぶっちゃけトークは『地上』の島田清次郎(島清)を彷彿とさせる唯我独尊ぶり。今最も「文学」ネタを埋蔵してるのは西村賢太でも田中慎弥でもなく斗司夫さんだろう。ただ、評価経済的に「文学」は最底辺にあるのが難点か…。

2015-02-06 22:53:16
もうれつ先生 @discusao

岡田斗司夫さんの「僕だけが人類で、他(の人間)は犬、虫というのが僕の人生観」ってのは、斗司夫さんの著書『遺言』の「筒井康隆みたいな文学者は、日本に三人いれば十分~筒井康隆と富野由悠季とあと一人くらい。そういう切れ味の芸術家は必要」って考え方に対応してるかな?あと一人とは自分という

2015-02-06 23:45:43
もうれつ先生 @discusao

岡田斗司夫さんによると「オレだけが人間で他はみんな犬か虫としか思ってない」とのことだが、著書『マジメな話 世紀末対談』の「ゴドーを待ちながら」(with鶴見済)によると、斗司夫さんご自身は自分の近未来について「楽園に住めなかった進化できなかったサル」と規定されている。

2015-02-07 01:31:46
もうれつ先生 @discusao

その97年当時の岡田斗司夫さんの発言①: 俺がこの社会を動かせるなと思うのは、この十年ぐらいだけなんですよ。それを過ぎちゃえば本当の楽園になってしまって、僕の意見すらもマスメディアみたいなのを通じて言えるものとか、巨大なコミュニケーションの相互交換の海の中に入っちゃって、

2015-02-07 01:34:27
もうれつ先生 @discusao

その97年当時の岡田斗司夫さんの発言②: ただ単に「ある池とか、ある湾の中で有力」にすぎなくなっちゃうだろう、というあきらめに似た気持ちがあるんです。だから、そうなってしまうと、僕がいた値打ちとか意味とかいうのはたぶん、この十年ぐらいでなくなっていくだろう。

2015-02-07 01:35:22
もうれつ先生 @discusao

その97年当時の岡田斗司夫さんの発言③: だから、それまでは積み上げていって、そこから先に来る楽園では、楽園に住めなかった進化できなかったサルとして、みなさんの幸せを遠くより見て……。

2015-02-07 01:36:01
もうれつ先生 @discusao

その97年当時の岡田斗司夫さんの発言④: と言いながら、そこまであきらめてないな。そこでもうひと騒ぎ起こして、十年を三十年に延ばせないか、それは延命策を考えますよ。

2015-02-07 01:37:00

岡田斗司夫『マジメな話 世紀末・対談』鶴見済「ゴドーを待ちながら」該当部引用

岡田――俺、これは大学でときどき言ってるんですけどね。たとえば、オタクっていう意味の言葉の意味を、この二年ぐらいですり替えちゃったんですよ。アメリカで大して流行ってないアニメを、「流行ってる」と言ってみたりですね。世界でオタクブームになっているという嘘八百を、いろいろなところに書いてみたりすると、みんな信じるわけですよ。
鶴見――あちゃー。嘘八百。
岡田――行って聞いてみれば確かめられるのに確かめないから。それをいいことに、少しずつ意味を変えていったら変わるんですよ。「ああ、なんだ、世の中って結構、思い通りになるじゃん」って思った。この巨大な遊び道具があるから、俺は結構、楽しいです。
鶴見――被支配者としては、だまされないように十分注意して、あとは踊ると。この楽しみの方が自分には合ってますね。気がついたら「デカイ一発」なんて思わなくなってて、「退屈感」も消えちゃって「この社会は、今まで見たこともないようないい社会だ」とまで言いだしちゃって、もちろんだめなところもたくさん目につきますけど。
岡田――俺は楽園って言ってます。俺がこの社会を動かせるなと思うのは、この十年ぐらいだけなんですよ。それを過ぎちゃえば本当の楽園になってしまって、僕の意見すらもマスメディアみたいなのを通じて言えるものとか、巨大なコミュニケーションの相互交換の海の中に入っちゃって、ただ単に「ある池とか、ある湾の中で有力」にすぎなくなっちゃうだろう、というあきらめに似た気持ちがあるんです。だから、そうなってしまうと、僕がいた値打ちとか意味とかいうのはたぶん、この十年ぐらいでなくなっていくだろう。だから、それまでは積み上げていって、そこから先に来る楽園では、楽園に住めなかった進化できなかったサルとして、みなさんの幸せを遠くより見て……。
鶴見――うーむ。俺は自分に価値とか意味とか一切ないと思ってるんで、その心配はないな。
岡田――つらいけれども、それは生物的な限界ですよね。その時代に生まれなかったんだからしょうがない。と言いながら、そこまであきらめてないな。そこでもうひと騒ぎ起こして、十年を三十年に延ばせないか、それは延命策を考えますよ。
鶴見――レイヴに行く手もありますよ。
岡田――でも、今、に十歳以下の人ってみんな楽園に住んでいると思います。