ワトは歩く城
@watokadu
「珍しいな」「遅くまでイタリア語の勉強をしていたらしい」瞠目するGと笑うジョットの前では雨月が座るソファで船を漕いでいた。「起こすか?」「寝かせておけ。平和な証だ」「なら俺らも休憩にするか」Gは茶を入れてくると一度部屋を出て行く。―この時が長く続けばいいとジョットは密かに願った。
2010-12-12 20:57:43