黒田誕小話[黒荒]

黒田の誕生日の話
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紫音 @honey2_honey0

黒田誕生日話 「はぁ~、あの人オレの誕生日覚えてないんじゃねぇの」 黒田は寮の自室で机に突っ伏しぼやいた。 今日、2月4日は黒田の誕生日だ。 日付が変わった時には、尊敬はしているが少々うざい先輩からお祝い電話がきた。 やはりちょっとうざかった。

2015-02-04 22:51:14
紫音 @honey2_honey0

@honey2_honey0 学校では、泉田や葦木場、真波などに祝われた。 女の子からもお祝いされ、少し嬉しかった。 けれど、あの人からはまだ祝われていない。 仮にも恋人の誕生日だから、照れ屋なあの人でも祝いの言葉をもらえるのではないかと期待していた。 もう日付が変わる。

2015-02-04 22:53:36
紫音 @honey2_honey0

@honey2_honey0 ~♪~♪~♪~ 突然鳴り響いた着信音はあの人のもので、急いで出る。 「もしもしっ」 『焦りすぎィ。ナァニ、オレからの電話待ってたのォ?』 「そんなことないです。うとうとしててびっくりしただけです」 『素直じゃないねェ、ユキちゃんは』

2015-02-04 22:56:41
紫音 @honey2_honey0

@honey2_honey0 「で、何のようですか」 自分でも可愛くないなと思う。 『ん~、可愛い恋人に誕生日おめでとォって言おうとおもってェ。嬉しくなかったァ?』 驚いた。 あの人から祝われた。 嬉しいに決まってる。 「う、嬉しいです!」 『そ、良かったァ』

2015-02-04 22:59:35
紫音 @honey2_honey0

@honey2_honey0 日付は変わった。 『どぉせなら、一番最後に言ってやろうと思ってェ』 「忘れてるんじゃないかと思いました」 『忘れるわけないじゃナァイ。次の休みの日空けとけよ。久しぶりにデートしようネ』 「はいっ!」 『じゃあね、ユキちゃん。好きだヨ』

2015-02-04 23:02:35
紫音 @honey2_honey0

@honey2_honey0 ぷつっ あー、もう! 可愛すぎるだろ! 早く会いたいな。 「オレも好きですよ。荒北さん」

2015-02-04 23:03:56