あみゃさんの妄想まとめverあやれいむ

で、いつ夜伽に?
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あみゃ(喉飴) @amya_ame

「あんたはあれよ、紫並に信用できない」そんなことを、霊夢に言われた。裏で何を考えているか分からない、という点では紫と同じような匂いがするらしい。これには文も苦笑いを返すしか出来なかった。そして、家に帰ってから割と本気で凹んだ。「はぁ……私、そんな信用できないですかね」ぽつりと零す

2010-12-14 02:28:18
あみゃ(喉飴) @amya_ame

鏡に映る自分の顔は、苦笑いのまま。それなりに信用をされていると思っていた。一緒に異変も解決したし、時には対峙し、時には縁側で談笑もした。「私一人、自惚れてただけ、かなぁ」そうだとしたら、まるでピエロみたいに滑稽だ。取材モードの口調を捨て、完全オフモード。自分の家だから、構わない。

2010-12-14 02:32:02
あみゃ(喉飴) @amya_ame

「そりゃあお前、嘘つきだからだろ」文は少しやさぐれた気持ちで屋台で飲んでいると、萃香に絡まれた。顔を見るなり、何か悩んでいるのなら相談に乗るぞと言われた。そこまで顔に出ていたのだろうか、と反省。別に秘密にする必要もないので、全てを話した。そうしたら、さっきの答えが返ってきたのだ。

2010-12-14 02:34:50
あみゃ(喉飴) @amya_ame

「嘘といっても、冗談じゃないですか」「冗談しか言わなかったら、本当に信用なんて出来ないだろう。特にお前は、頭もよく回るし実力もある。怪しまれたりしても、文句は言えないよ」「少しショックです」「なら、正直になれば良いじゃないか」「そう簡単に言われても」「じゃあずっと信頼されないな」

2010-12-14 02:36:59
あみゃ(喉飴) @amya_ame

そう言われて、うぐっと詰まる。妖怪は精神面で脆い部分がある。文だって、例外じゃない。もしこのまま、嘘を、冗談を言い続けて、誰からも信頼されなくなるのを想像すると、ぞっとした。「頑張って、みます」「お、そうか。まー頑張れ」「あの、嘘をつかないコツって、ありますか?」「コツ?」

2010-12-14 02:39:19
あみゃ(喉飴) @amya_ame

嘘をつかないコツ、などという疑問自体おかしい。だが萃香は、文の真剣な想いが分かっているため、真剣に考える。「んーやっぱ自分に正直になることじゃない? 相手に好意を素直に伝えることも、相手と分かち合える一つの手段だったりするし」「なるほど、ありがとうございます。私、頑張ってみます」

2010-12-14 02:42:25
あみゃ(喉飴) @amya_ame

おー頑張れ頑張れ、とへらへら笑いつつ萃香は言った。突然素直になれ、などと言われても、そう簡単に出来ることではない。文だって、もちろんそのことは分かっている。それでも、やると決めた。「よし、とりあえず明日神社へ行こう」こうして、文の『信頼関係築き上げるぞ計画』が動きだした。

2010-12-14 02:44:51