【刀剣乱舞/グランクレスト大戦】戯言屋さんのプレイログシリーズ９（3/4～3/12）

戯言屋 @zaregotoya

ザレゴッティ＠条約（アーティスト） ＲＰ：前回までのザレゴッティ！　傷を癒して戦場に戻る傭兵ザレゴッティは、とある出来事から危険な邪紋使いの青年クリカランを自分達の傭兵部隊に迎えることに。もしクリカランが混沌の力に飲まれれば、危険なため殺すしかないのだが……　#グランクレスト大戦

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「くっ、ここは……？」　目を醒ますクリカラン。そこは陣地の医療テントだ。「気が付いたようだな」「お前は……！」　身構えるクリカラン。しかし武器もなければ防具も脱がされている。「ふん。負けた割には威勢がいいようだな」「……なん、だと……？　俺が、負けた……？」　#グランクレスト大戦

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微妙に目を逸らすザレゴッティ。「さっきの立ち合いで、俺の一撃が、お前の意識を一撃で刈り落としたのだ」「覚えてないんだが……」「し、勝負は一瞬で決したのだ」「後頭部が痛むんだが……」「お前の一撃をかわした俺は、そのまま背後を取って峰打ちを決めたわけだな。ウン」　#グランクレスト大戦

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「……なぜ、俺を殺さなかった」　誤魔化せた！　目を光らせるザレゴッティ。ここからが本題だ。「お前のような死にたがりを殺すなど、俺には造作もないが……俺は強いやつとの戦いを好んでいる。お前は弱い。弱すぎる。だが、もしかしたら、これから強くなるかも知れない」　#グランクレスト大戦

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「……今ここで試してやろうか……」　クリカランの殺気のこもった言葉に内心焦りつつ、「そしてまた惨めに負けるわけだな。やめておけ。今のお前では話にもならん」　拳を握りしめて下を向くクリカラン。なぜ負けたか分からない以上は、安易に噛みついては来ないらしい。　#グランクレスト大戦

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「それと、お前の処遇だが、うちの傭兵部隊で預かることにした」「なんだと……」「元の部隊の騎士達はお前を厄介払いしたそうだったが、戦の情勢は悪いんで邪紋使いを失いなくないらしい。で、こっちで引き取ってくれと要請があった」「俺は、群れる気はない……」「だろうな」　#グランクレスト大戦

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実のところ、そういう要請というか命令はあったのだが、本人の意思確認もなく傭兵にするなど、酔わせてる間に契約書にサインさせて借金でもさせない限りは無理な話である。「この戦が終わるまでの間だけ、という縛りだ。我慢しろ。それに……お前は傭兵向きだと思うがな」　#グランクレスト大戦

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「俺が傭兵向きだと？」「ああ。とりあえず……強い相手には困らない」　クリカランの眼が細まる。あ、やっぱ微妙に俺と同類だな、と思うザレゴッティ。「死線を潜れば強くもなるだろうしな。死に場所を選ばない狂犬として死ぬより、誰かの役に立ちつつ自分のために戦って死ね」　#グランクレスト大戦

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……医療テントから出ると、ランと戦馬ハセベリオンが心配そうな顔で寄って来た。「どうだった？　殺すの？」「とりあえず、うまく丸め込んだ。と思う。しばらく傭兵をやってやる、だそうだ」「そう。良かった」「……問題児が出来た気分だがな」　頭を抱えるザレゴッティ。　#グランクレスト大戦

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「大変だね」「……お前も傭兵見習いで面倒見てるんだけどな」　口笛など吹いて目を逸らすラン。溜息を吐くザレゴッティ。「まあ、最低でも自分の死に場所くらいは選べるようにしてやろう」　愚かな邪紋使いの同類として、憐れみを与えるように。彼はそう言ったのだった。　#グランクレスト大戦

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ザレゴッティ＠条約（アーティスト） ＨＰ６３/ＳＰ７２/戦功６６/調査点０ 出自：傭兵 経験１：大将首 経験２：仇 ＯＰ１：《エルフの魔法剣士》 →　名前：ラン ＯＰ２：《危険を楽しむ邪紋使い》 →　名前：クリカラン 備考：ハセベリオンという戦馬がいる。 #グランクレスト大戦