映画『幕が上がる』感想

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ムー @muu

『幕が上がる』感想。最初は「所詮(演技専門ではない)ももクロか…」が拭えず。更に高校生を演じつつその高校生が演劇の技術を磨く演劇部員設定。やっと安心できたのは明美(佐々木)が一発目に見せる演劇部的演技が安定してたことだけど、あーりん的アイドル芸風が偶然マッチしただけでもある(続く

2015-03-15 17:34:43
ムー @muu

続)ファンサービス的な小ネタは随所に。がるる(高城)カンチョーとかユッコ(玉井)食いしん坊的とかさりげなく。さおり(百田)&ユッコでシングルベットは意味を持った組み込み方を。ただ鶴瓶や松崎はやっぱ要らんわ。三宅アナはもっと要らねえ!ももクログッズまで出して世界観壊すなよー(続く

2015-03-15 17:35:32
ムー @muu

続)実際「アイドル映画」ではあるんだけどさあ…。ただそれを「アイドルなんだからダメ演技や野暮なネタには目を瞑ろうね」的言い訳されるのは好きではないので、どうなるかなと思いながら観てたんだが、部活成長ものとしてのメッセージ性にはぐっと来るものがあり、徐々にすんなり楽しめ始めた(続く

2015-03-15 17:36:43
ムー @muu

続)学生の部活ものは未成熟な子供ならではのもがきと限界があって、そこに吉岡(黒木華)や滝田(志賀廣太郎)といった魅力的な牽引役の大人を用意したのがこの物語の強みになってた。この二人があまり直接的に絡まないのも、「大人連盟」みたいにならず、それぞれの導き方があったのが良いよね(続く

2015-03-15 17:38:57
ムー @muu

続)ムロツヨシはどうもこういう時損な役回り。単に物語上の扱いとしての不満なだけなんだけど、ももクロで言う南キャン山里的に蔑ろにされる構図はかなりのマイナス。あれじゃ単なる教師イジメ。一応「愛すべき」くらいが頭につくダメ教師なんだろうからもっと普通に礼儀正しく接して欲しい(続く

2015-03-15 17:39:45
ムー @muu

続)牽引役は教師に限らず親ってのもよくあるケースだが、さおり母(清水ミチコ)との対話は必要と思えなかった。寧ろ特別な台詞を言わないユッコ父くらいのほうが距離感としてぐっと来るんだよな。鶴瓶や松崎やゆみ先生も、黙って見守っているくらいでちゃんと効果は出てたんじゃないかと(続く

2015-03-15 17:40:21
ムー @muu

続)敢えて言葉にしなくてもってのは全体にも言える。特にさおりのモノローグは全て削ってしまって良い、その方が効果的なんじゃないの?って程。じっくりと表情や背中を映すだけでも伝わるくらい、雰囲気は出来上がっていたと思う。逆に、じっくり映すというか長回しがほぼなかったんだよね(続く

2015-03-15 17:41:18
ムー @muu

続)妙にカット1つ1つがブツ切りだったりフェードでつないだ安いスライドショーみたいだったりで、観ていてあまり気持ちよくない。ちらっと観た『ももいろ演出論』で監督が「見せたくないシーンを隠せる、見せたいところを見せられるのが映画」と言ってたので、意図的なんだろうとは思うが(続く

2015-03-15 17:41:36
ムー @muu

続)その結果として、しばらく見ていたいようなシーンで、表情や演技をじっくりと見せてくれないんだからなあ。感情のタメとか成長した姿とかが、ブツ切り編集にでもしないと商品にならないくらいももクロが使い物にならなかった…とかであれば理解もするけど。この辺は勝手に不信感を抱いた(続き

2015-03-15 17:42:48
ムー @muu

続)なんて思うくらい、ももクロ側はかなり役になり切れていたと言うか、世界観含めハマっていたと思う。中でも(推しだからというのも多分にあるかもだが)強豪校からの突然の転校生というミステリアスな立ち位置も手伝って、中西(有安)は申し分なしに良い。さすがキャリア組ではある(続く

2015-03-15 17:43:11
ムー @muu

続)まあ正直、がるるはキツかった。れにちゃんそのまんまと言うか。悪い方向に悪ノリする不思議少女、つまりイタい子でしかなく。演じる役の内面とか側面みたいなものを全く感じられない。各部員の成長とか葛藤とは無縁の存在っぽい。逆に言うと、唯一役者として鍛え損ねられたのかなーとか思う(続く

2015-03-15 17:43:25
ムー @muu

続)5人組アイドルとして映画に引っ張って来たからにはどうしても全員を等しくフィーチャーしないといけないのかも知れない。が、やはり向き不向きもあるし、同じようにワークショップから入ってはいても伸び率は異なっただろうから、思い切って脇役と入れ替えるくらいでも良かったのかも(続く

2015-03-15 17:43:34
ムー @muu

続)脇役と言えば、低い声の子とか眼鏡の子とか、良い表情のももクロ以外の部員も気になったんだよね。円陣組んで「負ける気がしない」ってあたりは、さながら山王戦の「このチームは…最高だ…」を髣髴とさせる高揚感もあり、脇の部員にもカクとかヤスくらいの名前は与えて欲しくなったなー(続く

2015-03-15 17:44:32
ムー @muu

続)エンドロールはズルい。幕が上がった瞬間に終わるのは予想通りだけど、『走れ!』はさ、ド直球だけど条件反射で泣くからさ、ズルいとしか言いようがない。青年館思い出すもん、歌えてないれにちゃんを。でもこれを含め、「ももクロ」色を完全に消しても良いような映画だったんじゃない?(続く

2015-03-15 17:45:17
ムー @muu

続)ともあれ。今までの観たももクロドラマとかに比べれば比べものにならないほど「物語」に、「映画」になったと感じた。色んな役にチャレンジするなり、たくさんの演出家や監督に指導を受けるなりしていけば面白そう、という期待が膨らんだなー。無理に5人セットにせず、向いてるメンバーだけでも

2015-03-15 17:45:58