浮気者？テミンちゃんとの妄想

オ・レ @mangoyanmango

「ねぇ」「んー？」私とテミンは付き合ってまだ3ヶ月。付き合うまでが長かったからなんかずっと一緒にいる気がするけど。「いっつも携帯いじって何してんの？」「ツイッターだよ」「何それ。僕もしたい」「え？」「やり方教えてよ」てなわけで「できたー！」オッパがツイッターデビューしました。

オ・レ @mangoyanmango

「で？これからどうするの？」「え～気になる人フォローしたり…」「ふーん。まぁ頑張るよ」「そ？」オッパ機械音痴だけど大丈夫かな？数日がたって自分のタイムラインを見たらオッパがつぶやいてた。「ふふ、ちゃんとできてるじゃん…ん？」わたしはあることに気づいた。

オ・レ @mangoyanmango

「オッパ…わたしのフォロワーの女の子と繋がりすぎじゃない？」わたしの彼氏って皆のことフォローいってるし。「…ムカつく」昔から女の子好きなとこはあったけどあからさまにやられると腹立つ。「でもな…」ずっと私の片思いでやっと彼女になれたのに、こんなことオッパに言ったら嫌われるかも…

オ・レ @mangoyanmango

「黙っとこ」わたしは黙ってることにした。別に浮気してるわけじゃないし、いっか…。「はー！？それ言うべきだろ！」「やっぱり…？」親友のジョンに相談したらやっぱり言うべきって言われた。「バカだなぁ、お前。いつか捨てられるぞ」「そんなこと言わないでよ…」悩んでるんだから…

オ・レ @mangoyanmango

「オッパ～」「ん？」「次どこ行く？」「どこでも」「…」久しぶりのデート。でも全然楽しくない。オッパはずっと携帯だし。なんかツイッター始めてから私に興味なくなったみたい…「じゃあ「待って。のど渇いたからなんか買ってくる」「うん…」私のこと好きじゃなくなったのかな…

オ・レ @mangoyanmango

「ほら！」「わ！」オッパが戻ってきて急に何かを投げた。「コーヒー…」私コーヒー飲めないけど…「ありがとう、オッパ」オッパがくれた最初のプレゼントだから頑張って飲んだ。

オ・レ @mangoyanmango

と言ってもその日からもずっと携帯。ずっと女の子と話してる。私が気づかないとでも思ってるわけ？直接言いたいけど嫌われるのは嫌だし…他に気になる子がいるのかも…。私たちはどんどん冷めていった。オッパが私にキスしようとしてもそれを拒んだ。私の他に気になる子がいる状態でしたくないから。

オ・レ @mangoyanmango

「オッパ、私ちょっと出かけてくるね」「…」ちゃんと聞こえてんの？私はオッパの返事を聞かずに家を出た。「ジョンー」「おー久しぶり」久しぶりにジョンに会って話を聞いてもらうことにした。「なんか飲むか？」そう言いながら自販機で紅茶を買ってくれた。「分かってるじゃん」「当たり前だろ」

オ・レ @mangoyanmango

私の好きな紅茶。ジョンにはなんでも知られてるみたい。私の家の近くの公園でベンチに座って話す。「前にも言ったけどさ、お前バカだなぁ」「…うん」「お。この前と違ってやけに素直じゃん」「だって自分でも思うもん。付き合う意味あるのかなって」「ふ～ん。もう別れたら？」

オ・レ @mangoyanmango

「そんな簡単に言わないでよ」「いいじゃん？別れたら。お前のこと待ってるやつ他にもいるかもしれねぇだろ」「え～いないよ～（笑）そんな人（笑）」「わかんねぇよ？案外近くにいたりするもんだぜ？」「え？」そう言ったジョンから目がはなせない。「なにしてんの？」

オ・レ @mangoyanmango

「テミンオッ「何で僕に言わず出てったりするの？」え？「ちゃんと言ったよ…？」「聞こえなかったし。それにこいつ誰？何 僕以外の男と二人でいるの？」「ジョンはただの友達だよ」「は？友達なら男と二人きりで会うわけ？」「あ～もう分かったよ。俺がここから消えるよ。また連絡する。じゃあな」

オ・レ @mangoyanmango

「ただの友達か…」帰りながらつぶやいたジョンの声は2人は聞こえなかった。「帰るよ」「うん…」「ごめんなさいは？」「え？」「僕に謝ってよ」「ごめんなさい…」「もう2人きりで会わないでね」「うん…」オッパだって同じようなことしてるじゃん。なんて言えないけど。「あ、そうだ」

オ・レ @mangoyanmango

「え？」「明日。デートしよっか？」「！うん！」オッパイから誘ってくれた明日のデートは楽しくなったらいいな。携帯いじらせないようにしないと！その日の夜は楽しみで寝れなかった。

オ・レ @mangoyanmango

起きて電車に乗って遊園地に来た。こんな本格的なデートって付き合う前ぶりじゃないかな？「オッパ！あれ乗ろうよ！」「次はあれ！」「次早く行こ！」楽しすぎてオッパのこと考えず振り回してたら「ちょっと休憩…」ってオッパがベンチに座った。「なんか私 飲み物買ってくるね？」「うん…」

オ・レ @mangoyanmango

オッパなんか気分悪そうだったな…絶叫系ばっかり回りすぎたかな？コーヒーと自分の分の紅茶を買ってオッパの元に戻った。「…あれ」オッパの横に私の友達が座っていた。「あぁ…ツイッターで話してたもんね…」あの子も偶然ここに来てたんだろう。私も戻って混ざろうとした。

オ・レ @mangoyanmango

「テミン君がここの遊園地いるってつぶやいてたから、友達と来ちゃった！」「本当？」すると二人の会話が聞こえてきてしばらく聞いてみることにした。「あれ？あの子は？」「あ～今 飲み物買いに行ってるよ」「そうなんだ～…テミン君って実物の方が何倍もかっこいいんだね～」「そう？」

オ・レ @mangoyanmango

何デレデレしてんの。ムカつくなぁ…「私もテミン君と付き合いたかったー」は？何言ってんの？私は怒りが抑えきれずなんか言ってやろうとした。「いい加減に「いいね。付き合う？」「本当～？やった〜」私の中で何か切れた音がした。「やっぱり…ジョンの言う通りにしたら良かった…」

オ・レ @mangoyanmango

手に持ったコーヒーと紅茶を捨て、その場を去った。オッパは私じゃなくてもいいんだ。女の子なら誰でもいいんだ。気づけば私はオッパのことならなんでも知ってた。でもオッパは私のこと何も知らない。コーヒーが飲めないこともヤキモチ妬きなことも…「いっつも私だけ…」もう別れよう…

オ・レ @mangoyanmango

携帯を手にとってオッパに電話をかける。プルルル『もしもし？お前どこまで行ってんの？早く「オッパ…もう別れようよ…」『…は？何言ってんの？今どこにいんだよ』「私…もう嫌だよ。オッパは私じゃなくてもいいんでしょ…私はずっと大好きだった…バイバイ」『おい！だからどこに』ツーツー

オ・レ @mangoyanmango

終わった。「もう嫌われるかも、とか気にしなくていいんだ…」今頃どうせ私のことなんかほっといてあの子と遊園地デートの続きでもしてるかもね。「はは、私から言ったのにな…っ」涙があふれて止まらない。後悔は山ほどしてる。でも無理して私なんかと付き合っていてほしくないから…

オ・レ @mangoyanmango

なんとなくまだ家には帰りたくなくてどこに行こうか考えた。「公園でいっか…」私の家の近くの公園。悩んだときはいつもここに来てた。ジョンと話すときも。何より付き合う前、テミンオッパと話すときはいつもここでだった。「何が変わっちゃったのかな…」本当にもう全部終わり…思い出も全部…

オ・レ @mangoyanmango

「オイ！！」「え…っ」肩を掴まれ、うつむいていた顔をあげた。「テミン…オッパ…？」「なんだよ！さっきの電話！かけ直してもでないし！ハァハァ…急に別れるとか言い出すし…ハァハァ」走ってきたの？ここまで？「なんで来たの…？」あの子は？私のことはどうでもいいんじゃないの？

オ・レ @mangoyanmango

「なんで、って…理由なんかいる？別れるのが嫌だからに決まってんじゃん」「嫌なの…？なんで…？」「はぁ？…好きだからじゃん」「意味わかんない…嘘つき」「は？」もう我慢したくない。「テミンオッパの嘘つき！！私のことなんか好きじゃないくせに！！女の子なら誰でもいいくせに！！」

オ・レ @mangoyanmango

「何言って…「私 知ってるんだからね！ツイッター始めていろんな女の子と絡んでることとか！さっきの会話だって聞いたもん！私…っ、」泣きたくなんかないのに。まだ言ってやりたいことたくさんあるのに。「無理して私と付き合わなくていいから…もうどっか行ってよ…」

オ・レ @mangoyanmango

「……」オッパは黙ったまま、顔を近づけてきた。「や、だっ…！」いつものようにオッパのキスを拒む。「ほら…そうやってまた拒む…」「嫌で拒んでるじゃないもん…私のこと好きじゃないのにこんなことしなくていいから…」「…」また黙る。きっと図星つかれてなんも言えないんだ。