ながとマギカまとめ①
- gomakococo
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ダンプに轢かれそうになった子犬を守って死んだ金ちゃんを生き返らせる(金ちゃんが死なないよう何度も事故の瞬間をやり直す)為に魔法少女になる長戸の話は何番煎じですか??
2015-03-10 03:00:23子犬を殺してもダンプを大破させても北枝金次郎が死ぬ運命を変えられない長戸が、運命を恨み己の力量以上の望みを抱いてしまい叶えられず絶望し魔長戸化してしまう話は何番煎じですか?
2015-03-10 03:05:49「子犬を助けたから」ではなく、「ダンプが通りかかったから」ではなく、『あの日あの時間あの場所で北枝金次郎は死ぬ運命だった』ことに気づいてしまった魔法少女長戸のソウルジェムはどんな色してるの??
2015-03-10 03:07:22絶望の因果から長戸を救い出すのはやっぱり金ちゃんで、長戸を救うために、「もう、俺を追うな」と告げて『北枝金次郎という存在をあらゆる世界線から消し去る』ことを願った魔法少女北枝金次郎の話は何番煎じですか?
2015-03-10 03:09:44あらゆる世界線から消え去るという願いは、成就された瞬間に魔法少女北枝金次郎も消えるから、長戸の記憶からも全ての人の記憶からも北枝金次郎の痕跡が消え去り、長戸が魔法少女になる目的も起因すらも消え去り、次の瞬間何事もなかったかのように廻り続ける残酷な世界を誰も知らない話は何番煎文字数
2015-03-10 03:12:30ついさっきまで傍らにいた長戸が、道路の真ん中で蹲っている子犬を見つけた途端フリフリになり、「ごんどごぞぎんぢゃんをだずげる!!!」とわけのわからないことを言い出し、そうこうしている間にも子犬にダンプカーが迫り、考えるよりも先に体が動いた金次郎に後ろから長戸のフリルが迫る ~続く~
2015-03-10 03:17:08最初の時間軸で魔法少女になった長戸だけが事故の瞬間を繰り返し繰り返し繰り返し続けており、突然フリルになった長戸に金次郎が驚くのも無理はなく、そして金次郎に因果の糸が集まり、もつれ、『北枝金次郎の死』だけが世界に上書きされていく。繰り返せば繰り返すほどに、金次郎の死は濃くなっていく
2015-03-10 03:19:13そしてついに、事故が起きる一週間前の日に、北枝金次郎の前にインキュベーターが現れる。長戸はインキュベーターの目的を察しているが、「事故の瞬間をやり直したい」と強く強く願い、その願いの強さのせいか、事故の瞬間が訪れないと長戸は魔法少女になれない。
2015-03-10 03:21:46「金ちゃん、金ちゃんは一週間後に事故で死んじまうんだ。だけど絶対に俺が金ちゃんを死なせないから!!だからそいつの言う事なんか聞いちゃダメだ!!!」と説得するも、この説得自体が既に幾度となく繰り返されたもので、当然金次郎は聞く耳を持たない。長戸の心ばかりが擦り減っていく。
2015-03-10 03:25:39インキュベーターの目的は2つ。1つは長戸も察しているように、因果の糸が集まった北枝金次郎を魔法小序化させ、膨大なエネルギーを回収すること。もう1つは、事故の瞬間にしか魔法少女になれない長戸を事故の瞬間まで追い詰め、事故のその瞬間にソウルジェムをグリーフシード化させ、魔女にすること
2015-03-10 03:27:44「ナガトを救う方法ならあるよ!北枝金次郎、君にはその力がある!さぁ、ナガトを救いたいと願って!」と促すインキュベーター。慟哭を上げみるみる異形を化す長戸を前に、初めて今までの長戸の言葉の意味を理解する。そして、最善で最良で、長戸にとって最悪の願いをインキュベーターに告げる。
2015-03-10 03:31:20長戸は交差点を眺めていた。いつから眺めていたのか思い出せない。思い出せないという表現はおかしいが、でもやっぱり思い出せない。目の前をダンプカーが横切った。視界の隅に赤い何かが飛び散ったが、特に気にならなかった。世界は今日も何も変わることなく廻り続けている。 ~完~
2015-03-10 03:34:45※エアマスター×まどマギのなんちゃってクロスオーバーです。エアマスのキャラときゅーべーしか出てこない。メスっけゼロです。
2015-03-11 00:50:59なんだかぼんやりしている。自分が、ではなく、世界がぼんやりしていると、長戸はずっと思っていた。白昼夢から目覚めたあの日以来、世界が輪郭を失ってしまったような気がしてならない。でも、それが何かわからない。長戸の周りは何も変わっていない。
2015-03-11 00:56:15今から1年ほど前、「白昼夢から目覚めた」としか言いようがない体験をした。その日を境に生まれ変わったような、全く新しい世界に放り込まれたようで、しかし長戸には過去も名前もあって、一体何がどう新しくなったのか皆目見当がつかない。そんな感覚だった。
2015-03-11 01:01:18あの日からちょうど1年が迫るにつれて、長戸は気付いた。世界が新しくなったのではなく、何かが世界から欠けたんだと。だからぼんやりしていると感じるのだ。そして、世界の輪郭をぼやけさせてしまうほどの『何か』が欠けたというのに、喪失感を感じているのは自分だけ、ということにも気付いた。
2015-03-11 01:05:34あの日、交差点で子犬が轢かれて死んだ。それを皮切りに、その交差点で事故が絶えなくなった。車が擦れる程度の小さな事故から、死者が出てしまうほどの大きな事故へと、明らかにあの日を境に事故の頻度と内容が苛烈を極めていった。呪われた魔の交差点。そんな忌み名がついた。
2015-03-11 01:10:32交差点の交通量は激減し、必然的に事故も減った。すると今度は、交差点を通った歩行者が行方不明になると噂が立った。事実、近頃行方不明者のニュースが増えていたが、行方不明者全員がその交差点を通ったかどうかは定かでない。タチの悪い尾ヒレのついた噂話だと、みな笑って一蹴していた。
2015-03-11 01:15:59もしかしたら自分も、あの交差点の魔的な何かに中てられているのかもしれない。そんな馬鹿げたことを考えていると、視界の隅を白い何かがすっと横切った。ふと目で追いかけると、狐のような尾が曲がり角の向こうに消えていった。街中で狐を見かけることはよくあるが、白い狐とは珍しいな。家に帰ろう。
2015-03-11 01:19:51変わらない日常、消えない喪失感、魔の交差点。何もおかしくなくて、でも何かがおかしい。そんな長戸の前に、1匹の白い狐(?)が現れる…! 次回、魔法少女ながとマギカ・継第二話『契約』 お楽しみに!
2015-03-11 01:32:16