童話パロ「三人の子アキュラ」

2015年3月初旬、TLにアキュラホームというキーワードを見て、思い付きから二次創作した童話をまとめました。蒼き雷霆(アームドブルー)ガンヴォルト本編のネタバレが含まれるため、読んでも後悔しない人だけご閲覧ください。また、本文中にマベり(誤字・脱字)がありますので予めご了承ください。
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霊風扇 @vzx6

三人の子アキュラ 昔々、あるところに、三人のアキュラがいました。 みんなの名前は、一番のお兄さんが『大アキュラちゃん』。 二番目のお兄さんが、『中アキュラちゃん』。 三番目の弟が、『ちいアキュラちゃん』です。 さて三人の子アキュラは、それぞれ自分のお家をつくる事になりました。

2015-03-04 00:01:25
霊風扇 @vzx6

大アキュラちゃんは、ワラのお家をつくる事にしました。 ワラをなわでしばって、ギュッ、ギュッ、ギュッ、はいすぐに出来上がりました。 中アキュラちゃんは、木のお家をつくる事にしました。 まず柱を立てて、まわりにならべた木にクギをうって、トントントンと、はい出来上がりました。

2015-03-04 00:03:52
霊風扇 @vzx6

ちいアキュラちゃんは、 「ぼくのお家はワラでも木でもない、かたくてじょうぶなレンガでつくろう」 レンガを運んで、レンガをつんで、ヨイショ、ヨイショ、ヨイショ、時間はかかりましたが、ようやく出来上がりました。

2015-03-04 00:06:47
霊風扇 @vzx6

「ワーイ、出来た、出来た」 自分たちのお家が出来て、三人の子アキュラはとてもごきげんです。 すると山に住んでいる悪いアシモフが、ワラのお家にやって来ました。 「大アキュラくん、大アキュラくん、ここを開けておくれ。わたしをお家に入れとくれよ」

2015-03-04 00:10:32
霊風扇 @vzx6

大アキュラちゃんは、ビックリして答えました。 「とんでもない! ぜったいにいやだよう!」 するとアシモフは、恐ろしい声でどなりました。 「よーし、そんなら、こんな家なんか、おれさまのじまんのらいげきで、燃やしてやるぞ!」

2015-03-04 00:14:50
霊風扇 @vzx6

アシモフがてをほとばしらせて、ビリビリとらいげきを飛ばしたら、ワラのお家はメラメラに燃やされてしまいました。 そこでアシモフは大アキュラちゃんをつかまえて、断罪討滅銃DXアキュラリボルバーをとりあげてしまいました。 さて、それからアシモフは、木のお家にやってきました。

2015-03-04 00:23:57
霊風扇 @vzx6

「中アキュラくん、中アキュラくん、ここを開けておくれ。わたしをお家へ入れとくれよ」 中アキュラちゃんはビックリして、戸を押さえて言いました。 「とんでもない! ぜったいにいやだよう!」 するとアシモフは、恐ろしい声でどなりました。

2015-03-04 00:26:25
霊風扇 @vzx6

「よーし、そんなら、こんな家なんか、おれさまのじまんのらいげきで、燃やしてやるぞ!」 アシモフがビリビリとらいげきを飛ばしましたが、木の家はなかなか燃えません。 「よし、こうなったら床ドンだ!」 アシモフはでんきをためると、木の家にむかって床ドンをしました。

2015-03-04 00:33:12
霊風扇 @vzx6

バリバリ! 木のお家は、メラメラに燃やされてしまいました。 そこでアシモフは、中アキュラちゃんから多色発光神園盾DXアキュラディフェンダーをとりあげてしまいました。 さて、それからアシモフは、レンガのお家へやってきました。

2015-03-04 00:42:54
霊風扇 @vzx6

「ちいアキュラくん、ちいアキュラくん、ここを開けておくれ。わたしをお家に入れとくれよ」 ちいアキュラちゃんもビックリして、 「とんでもない! ぜったいにいやだよう!」 するとアシモフは、恐ろしい声でどなりました。

2015-03-04 00:48:10
霊風扇 @vzx6

「よーし、そんなら、こんな家なんか、おれさまのじまんのらいげきで、燃やしてやるぞ!」 アシモフが、ビリビリとらいげきを飛ばしましたが、レンガの家はビクともしません。 「よし、こうなったら、床ドンだ!」 オオカミはでんきをためると、レンガの家にむかって床ドンをしました。

2015-03-04 00:54:24
霊風扇 @vzx6

バリバリ! でも、レンガの家はビクともしません。 アシモフは、うなりました。 「おぼえてろ。こうなったら煙突(えんとつ)からおりてって、ちいアキュラのやつにヴォルティックチェーンしてやるぞ!」  それを聞いたちいアキュラちゃんは、大急ぎで大きなナベに塩水をいれました。

2015-03-04 01:02:08
霊風扇 @vzx6

塩水をドンドンいれたので、なべにどくどくとたまりました。 煙突からヴォルティックチェーンしながらおりてきたアシモフは、その塩水の中にボチャーン! と落ちました。 「うっ、ちからが…! 助けてくれー!」 泣きさけぶアシモフに、ちいアキュラちゃんが言いました。

2015-03-04 01:13:58
霊風扇 @vzx6

「じゃあ、もう悪い事はしないか?」 「しない、しない」 「じゃあ、うばった武器をかえすか?」 「かえす、かえす。だから助けてくれー!」 「よし、約束だぞ」 ちいアキュラちゃんがアシモフをナベから出してやると、アシモフはうばった武器をかえして、泣きながら山に逃げていきました。

2015-03-04 01:17:39
霊風扇 @vzx6

とりかえした武器を大アキュラちゃんと中アキュラちゃんにわたし、三人はちいアキュラちゃんのレンガの家で、なかよく暮らしました。 おしまい

2015-03-04 01:20:43