赤　SS

∞すみれ∞ @magic88word

1 あ…また… 『すばる…電話じゃない？』 「ん…？あぁ…」 さっきから何度か光るディスプレイ 気づいてないはずないのに 枕元に置いたそれを見もしないで 私を引き寄せる

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2 『…出なくていいの…？』 「お、おぅ…」 また…この顔… 目が泳いでる じっと見てたら なんやねんってフッと笑って それから急に真剣な顔になって 体重をかけてくる

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3 『すば…』 言いかけた言葉は 唇にのみこまれる 目を閉じてゆっくり舌を絡め合う 熱い唇は耳をかすめて首筋を這う …そこですばるの動きが止まった 微かに聴こえるバイブ音 また…

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4 『すばる…ほら…』 「…ごめん」 一瞬ぎゅっと抱きしめてから 起き上がってベッドを降りる背中 まるで準備してたみたいに 椅子にかけてあったGパン 手早く履くと スマホをポケットにしまう 「ほんまごめん」 『早く行ってあげて…待ってるよ』

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5 『…狩り仲間が…』 「ほんっまあいつらかなんわ… 戸締りちゃんとして寝えよ！」 いそいそと出て行く背中 ほんとにもう…このくだり めんどくさいんですけど pic.twitter.com/mPZ3oyZQXn

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1 『すばるくんこれ貼ってくれない？』 「なに？誘ってんの？」 『もういい』 「うそうそ おっちゃんがマッサージしたろ」 『いいよぉー』 「遠慮すな」 くるりとうつ伏せにされる 『きゃあ』 「なんちゅう声出しとんねん」

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2 『だって…ワキ…！』 「あほ、ここツボやねんで… ワキのつけ根！」 『くすぐったくて無理ー』 「もっとええ声出るツボ あんねんけど、どう？」 乗っかってくるすばるくん pic.twitter.com/DR0LPvNjBU

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1 「さっぶー！寒い寒い！」 家に帰るとすぐ ファンヒーターをつけて 前に座り込むすばるくん 『すばるくん、うがいー』 「とりあえず身体あっためてからや」 「あかんっ、 これ芯から温めなあかんやつや」 『今お風呂入れたからー』

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2 リビングに戻ってみると 服を脱ぎ出してるすばるくん もうすぐお風呂なのに 部屋着に着替えるのかな…？ 全部脱いでるし… 『まだお湯たまってないから もう少し待って…』 「早よ脱ぎ」 私のことも脱がし出す 『やだ、私はいいってー寒いからー』

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3 「せやからな、ベッド行くで」 下着姿にされて手を引かれる ベッドにもぐりこむすばるくんに 続いて入ろうとしたら 「ダメです、 ぜーんぶ脱いだ人だけ！」 『なにそれ？』 腑に落ちないけど笑ってしまう なぜか自分で脱いでる私

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4 「寒いときは… こーやってひっつくのが…」 『ひゃっ、すばるくんの手冷たいー』 背中に手を回して脚も絡めてくる 『脚も冷たいー』 「おまえめっちゃぬっくいなー」 嬉しそうに笑う… まんまとすばるくんの思うつぼ pic.twitter.com/lUTaKMRCAh

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1 ん…なんかええにおい… ふらふらと惹かれてキッチンへ かわいいエプロンつけて なに作ってんの 「今日のごはんなにー？」 近づいて声かけたら びくっーとして 持ってたフタ閉めよった 『び、びっくりした…すばるくん まだなにもできてないよ』

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2 「それ、なんなん？」 『何にもない、もう少し待っててね』 「美味しそうなにおいしてるやん もったいぶんなやぁ〜」 『あーーダメぇーー‼︎』 フライパンのフタを開けたら そこには謎の料理 こ、これは… おそらく色的にオムライス いやはっきりは言わんとこ

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3 テーブルに突っ伏す彼女 えぇ…そんな感じ？ ああ見えてなかなか頑固やからな 気ぃつけな長引くぞ 「あ、あれやな… 形なんか気にせーへんで俺は」 『…』 「フライパンがあかんかったかな」 ちょっとピクっとした？ もうひと息か

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4 「機嫌直せやー」 隙だらけの脇をくすぐる もう実力行使 脇は弱いはずやのに 無言で身体を捩ってるだけ なかなか手強いなー 「なぁなぁー」 椅子の後ろからコチョコチョしてたら 変な気持ちなってきた

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5 だいたいポニーテールで エプロンして ダメー！とか言うてた時点で やばかってんけど 「いつまでも拗ねとったら襲うぞー」 わざとらしく 耳に息吹きかけながら言う 胸に手まわしてゴソゴソしたら さすがにちょっと吹き出して 身を起こす

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6 『もう…すばるくん…』 「ま、起きても襲うねんけど」 なんか言いかける口はふさいで… オムライスはひとまず置いとこ #エイトで妄想 pic.twitter.com/8SF2jZeXg6

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1 予定より仕事が早よ終わって 明日も休み… 誕生日にこんな奇跡が重なるなんて 彼女の待つ部屋に帰る足取りも軽い いつもの癖で自分で鍵を開けて入る あれ、おらん…？ きちんと片付いた部屋に食事の支度 ベランダか？ リビングを出ると バスルームに電気ついてる

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2 え、風呂入ってんの？ 気ぃ早いな 「ただいま〜俺も入るわー！」 『え？なに、すばるくん⁈ ダメ、今お掃除してるからー ちょっと待っててー！』 待つわけないやん 5秒で服脱いでドア開ける 「おっじゃましまーす！」

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3 『きゃあ！ちょっと待って、ってぇ』 真っ裸であわててる シャワーとお風呂洗いの スポンジ持って… ほんまに掃除してたんや 「もう入ってもうたもん」 後ろ向くおまえの腰を捕まえる 『流しちゃうから、ちょ待って…』 「こんなカッコやねんもん、無理〜」

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4 『お風呂掃除忘れてて… すばるくんもっと遅いと思ったから』 「いっつも裸で掃除してんの？」 『うん、大体…てか、すばるくん！』 おまえの手からシャワーをとって バスルームの洗剤を流しながら 腰を擦りつける俺 『やだぁ』 そう言いながらも バスタブの淵に手をつくおまえ

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5 もうこれは おじゃまするしかないですね 『もう…すばるくん…ちゃんと…ん お出迎えしたかった…のに…』 「こういうのも…ええで…」 誕生日の夜はこれから♡ ＃エイトで妄想

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1 「ほんま暑っいな〜海でも行くか？」 『えっ⁈行きたい！あ…でも…』 「なんやアレか？」 『違う！けど…すばるくん… あの水着なんでしょ…ブーメラン』 「ふははーせやで！」 『やだーかっこわるい〜』 「なにがやねん、男らしやろ」 『恥ずかしい〜』

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2 「…あ…！あかんわ」 『え？』 「こーんなことになってまうから」 『きゃっ！』 腰に手を回して 硬くなったものをくっつけてくる 「ほらほらっ」 今日は海には行けないみたいです #エイトで妄想 pic.twitter.com/g7PCx6FHf7

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「休みやのに仕事かい」 「俺なにしたらええん」 「のど渇いた〜」 「腹へったー」 「ひーまー」 「なぁー」 5分おきに邪魔しにきて 転がるすばるくん あれ？なんかはかどってる… と思ったら丸くなって寝ちゃってる ごめんね…もうすぐ終わるから #エイトで妄想