エアミステリ研究会 第32回読書会 森川智喜『スノーホワイト』
@air_doku (「謎」と(絶対的にせよ相対的にせよ)「真相」との間をつなぐプロセスが完全に欠落しちゃうと、それは「クイズ(小説)」というべきな気が)
2015-03-28 22:49:12あくまで個人的な見解ですけど、本作や麻耶のアレのように、ミステリの基本的な順序や法則を徹底的に粉砕してみせても、その最も根本的なミステリの要素或いは定義は一本の線を作ると思うんですよ。丁寧に注意深く拾ってあげれば。やはり論理的に繋がった一本の線を作ると。
2015-03-28 22:50:33こいつにはそれの根本的な部分が足りてないように思える。と、読書会から逃走していうチキン野郎。まぁまだ説明しきれないからな。それに俺の考えが当たっているとも限らないし
2015-03-28 22:51:56@air_doku youmoutei その点に関してはミステリとしての許容範囲が関わっているのかなと思っています。確かにフェアでない部分は多々あって、ミステリのお約束を活かしたSF(もしくはお伽話)というのが近いのかもしれませんが、個人的にはミステリとして許容範囲ですね。
2015-03-28 22:52:02@air_doku 結構「メルヘン要素」に助けられている部分は多いなとは思います。ママエが持っている手鏡にしても、能力を保ったまま分割するには何週間もの儀式が必要なのに、使用人の母親に能力を持ったままの鏡を持ち出すことは可能なのかという根本的疑問が出てきてしまいまして…
2015-03-28 22:54:04@air_doku まぁ、確かに読者が推理する部分はあまり多いとは言えませんが、ミステリーについて考えたりするのにはいい発火剤になると思うのでミステリ界隈に準ずる小説なのかなぁ……と
2015-03-28 22:55:12@air_doku たとえば、不可能犯罪が起きて、でも犯人がいきなり自首して、「実はこうやったんです」と自白して……というのはミステリ? まあ、ミステリといえなくはないかもしれませんが……。
2015-03-28 22:55:43@air_doku youmoutei そうした作品だったとしてそこに解明される謎とその謎を解く論理性(個人における合理性の許容範囲はある)があればミステリといえるんじゃないかと。
2015-03-28 22:58:25@air_doku もっとアレなのが、事件が起きてみんなで「誰が犯人だろう?」と首をひねってるところへ、犯人が自首。これはミステリ? 少なくともミステリの面白さもへったくれもあったもんじゃないですよね。
2015-03-28 22:59:14@air_doku なるほど。私は、この作品では「謎を解く論理性」はかなり薄いと思ってるので、その辺が分かれ目ですね。 RT smith996 そうした作品だったとしてそこに解明される謎とその謎を解く論理性(個人における合理性の許容範囲はある)があればミステリといえる//
2015-03-28 23:02:07@air_doku 確かに読者に解かせる「謎」はあまり多くはなかったですが……個人的に暗号のくだりは感嘆させられました。
2015-03-28 23:04:21@air_doku youmoutei 羊毛亭さんはその辺り厳しいと思っていて、作者がやろうとしていることができていないと辛辣だなぁとあの人とかへの感想見てると思うところはありますね。この作品がミステリを意識して書かれているのを感じるにも関わらず論理性が薄いのが納得行かない点かと
2015-03-28 23:07:47@air_doku smith996 私が厳しいかどうかはわかりませんが、正確にいえば、論理性以前の(その前提となる)合理性が薄いのが、どうも受け付けないですね。端から合理性など関係ない、むしろ不合理であるべき(?)ホラーだったらいいんですが。
2015-03-28 23:12:42@air_doku えーっと、では唐突に感想を。三途川のような鏡の使い方をすれば、ママエはわざわざ暗記なんてしなくても良かったんじゃないかなぁと
2015-03-28 23:12:54@air_doku 第一部は、正直思い浮かんでいたのは「後だしじゃんけん」でしたね。後だししたことを認めず、「私はお前のこういう行動から、お前がこれを出すことが初めからわかっていたんだ!だから私はこれを出し勝ったのだ!後だしなどしとらん!」みたいな。
2015-03-28 23:18:54@air_doku リセットしない似たような呪文を作って,「ママエがいない」事を前もって鏡に刷り込んだ上で聞くようにすれば,戴冠式クリアできたのでは. この辺の抜け方がダイナに萌える理由ですか.
2015-03-28 23:20:31