2015/03/02巻荒の日

巻荒bot @mkar_7742

【管理人より】 本日、巻荒の日を記念しまして(おめでとうございます！！)急遽企画を流したいと思います。元々本にする予定だったものなので字だけでどこまで伝えられるか不安ですが少しでも楽しんでいただけたら幸いです。企画ということで遠距離設定はありません。日本で付き合ってる巻荒です。→

巻荒bot @mkar_7742

【管理人より】→巻島が、朝目覚めると体だけ子供に戻ってしまっているという少し特殊な設定ですのでお手数ですが苦手な方はミュート対応等お願い致します。あまり深く考えずにお付き合いいただけたらと思います！よろしくお願いします！巻荒の日が少しでも盛り上がりますように！

巻荒bot @mkar_7742

チチチチチ…… チチチ…… 「おいマジか嘘だろなんっショこれ…！髪短けェ！茶髪なオレなんて久しぶりに見たっショ！いや、小さくなってるし！…いつの俺だ、8つくらいか…？」

巻荒bot @mkar_7742

「いやいや落ち着け裕介…悪い夢でも見てんのかもしれねぇ…どうする、もっかい寝てみるか…？ …ゲ、もうこんな時間かヨ！ そんなことしてる場合じゃねぇ、よりによって今日荒北に会うっつーのに…！」 ♪♪♪♪～～ 「！やべ、言ってるそばから荒北からっショ…」

巻荒bot @mkar_7742

『もし？巻島ァ？起きてんなら連絡返せよナァ！寝てンのかと思ったじゃねーか』 「あー…あーわり、いや、割りと今さっき起きたっショ」 『ハァ！？………なんかお前、声違わねェ？』 「っそ、そーか？気のせいだろ」 『風邪でもひいたァ？…の割に声高ぇけど』

巻荒bot @mkar_7742

「いや、いや…そう、風邪気味なんだよナ。ワリィんだけど、移すと悪いし別の日にしねぇ？」 『ハァマジかヨ…ったく、なら今からお前ンち行くから。大人しく寝とけ』 「え、いや！いいって！荒北」 『ハイハイ、出掛けるのはまた今度ナ』 「あ、ああうん…じゃなくて、っ！切りやがった…！」

巻荒bot @mkar_7742

「ダメだな、戻る気配がまるでねぇ。仕方ねぇか…よくわかんねぇけど小さくなっちまったもんはなっちまったんだし、事情説明すりゃなんとかなんだろ…スゲェいじられそうだけどナァ…気に入った服を捨てない家で助かったっショ。さすがに裸でいるわけにいかねぇからナ。よし、駅まで荒北迎えに行っか」

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～巻島家の最寄り駅～ 「荒北、コッチっショ」 「…んだァ？ガキじゃねーか…なんで俺の名前知ってンのォ？」 「ああ、話すと長くなんだけどナ…」 「…つーか、おめー誰かに似てんナァ」 「いや実は」 「あ！？お前まさか巻島の弟か！」 「そうじゃねぇっショ！！」

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「あー、巻島じゃややこしいか、えっと…裕介の弟か？」 「…！？(…裕介って言ったか今…！)」 「そうだろ、ほくろの位置一緒じゃねーかすげぇな……って、えっ、なに、なんで涙目になンの！な、泣くなヨ！？俺今なんかしたかァ！？」 「裕介なんて普段ぜってー呼ばないくせに反則っショ…！」

巻荒bot @mkar_7742

「は？…ァー、迷子かァ？ったくしょーがねーな俺もこれから巻…裕介のトコ行くんだヨネ。ついでだし、一緒に行くか？」 (…なんか盛大に誤解されてっけど、これはこれで悪くねぇナ……まぁ…家ついたら話せばいいか……) 「ほら、」 「…？」 「手ェ」 「……え？」

巻荒bot @mkar_7742

「え、じゃねーヨ、手よこせオラ」 「手…？」 「そ、手ェつなご？」 「……」 「だーーー！ぁンだヨ！！なんでまた涙目なんだヨ！？」 「こんな真っ昼間の、しかも外で…荒北から手つなごなんて言われる日が来るなんて思わなかったっショ…」

巻荒bot @mkar_7742

「ハハァ…わかった、恥ずいンだろ。ガキのくせに一丁前だネェ」 「いや、」 「大丈夫だヨ誰も見てねーから」 「…」 「それに、あーほら、はぐれたら俺が困ンの。だから手ェつないでくれるゥ？」 「…」 「お、繋ぐ気になっ…なんで俺が繋がれる方なの？別にイーけど…フツー逆じゃナァイ…？」

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◆◆◆◆ 「くそ、参ったナァ…あんま一人で来ることねーから道わかんなくなっちまってる」 「コッチっショ」 「あ、こら、グイグイ行くなボケナス！おめーも迷子だろが！」 「コッチったらコッチだっつの！」 「いいから、待て、巻島に電話すっから」 「……あ、(携帯置いてきちまった)」

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「…話し中…」 「え、マジかヨなんでだ」 「…あン、のヤロー…まぁた東堂とくっちゃべってやがんのか」 「 いや！してねぇし！てかナニ！嫌なのかヨ！いつもヘーキな顔してるくせに！そういうのもっと出せっショ！ 」

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「…あ、わり、怖い顔してたァ？怒ってねぇヨ？」 「怒ってねぇのかよ…」 「裕介オニーチャンに怒ってるだけだかンねェ」 「怒ってんのかよ！」

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「そういやおめー名前なんてゆーの」 「！え、っと(ここまできてオレが裕介だってバレたら絶対拗ねるヨな…)れ、れん…っショ」 「れん？ふゥん…なんか聞いたことあるよーな…」 「き、気のせいだろ。それより道思い出したっショ」 「お、マジ？電話通じねぇしなァ…いってみっか」

巻荒bot @mkar_7742

「おーすげぇ、着いた」 「ショ」 「あー…ありがとナ、レン。なんだかんだお前いなかったら俺も迷子だったワ。……ぶは、おめー髪のさわり心地まで裕介そっくりナ」 「…」 「さぁてお邪魔していーい？」 「…どうぞっショ(…うん、これ絶対バレたらヤバいやつだな、どうする、オレ…)」

巻荒bot @mkar_7742

「いねェ！アイツ携帯も置きっぱでどっこ行きやがった！」 「……」 「風邪ひいてる癖にちょろちょろしてんじゃねぇヨボケナス！」 「……」 「…ぁ、わり、レン」 「へ？あ、いや、大丈夫…」 「お前には怒ってねーからナ」 「…それがまた複雑っショ…」

巻荒bot @mkar_7742

「ナニィ？」 「なんでもねェ！そ、その内帰ってくるんじゃねぇの？オ…兄貴の部屋で待ってたら！」 「…そうだなァ…レンも行こーぜ」 「え」 「家誰もいないんだろ？俺も落ち着かねーし」 「あー…や、俺疲れて眠たいから自分の部屋で寝るっショ」 「裕介の部屋で寝たら」 「…おう」

巻荒bot @mkar_7742

◆◆◆◆◆ (言い出すタイミング完っ全に見失っちまった。どーすっかナ…つーかなんで一緒に寝てンだヨ…くそ、体が小さくなってなきゃ…！とんだ据え膳っショ！) 「…おせーなァ、巻島」 「…荒北」 「ぁに？」 「……寂しい？」 「バッ、さっ……！……アー……」

巻荒bot @mkar_7742

「…そうだネェ…レンも寂しいだろ、こんなでけー家に一人で留守番だもんナァ…」 「……あらき、」 「レン寝ろヨ…俺も眠くなってきた…」 「…荒北」 「ンな顔しなくても寝てるうちに帰ったりしねーヨ、おら、オヤスミ」

巻荒bot @mkar_7742

◆◆◆◆◆◆◆ 「～～ッッ！！ンっだこの！ヘンタイ！！！！」 「いっってェ！！！！……ぁ？」 「ナニ裸で隣に入ってきちゃってンのォ！」 「ハ、あ？俺…アレ？戻って、る？やっぱもっかい寝たら戻ったのか心配して損したっショ！」

巻荒bot @mkar_7742

「何ワケわかんねーこと言ってンだヨ！つーか服着ろ巻島ァ！風邪悪化すんだろ！」 「ゲ、俺のお気に入りの服がビリビリっショ…！いやもう着れなかったけど…！」 「……あれ？レンは？」 「…あ、(やべ、どうする！絶対知られたら怒るヨナ、帰るとか言い出すに決まってるっショ！)」

巻荒bot @mkar_7742

「レン追い出したんじゃねーだろーナ！？」 「追い出してねーヨ！…つーかレンって？」 「ハぁ？お前の弟だろォが！」 「…荒北、オレに弟なんていないっショ」 「…へ」 「それに、レンは俺の兄貴の名前。変な夢でも見たんだろ」

巻荒bot @mkar_7742

「いや、嘘だ、だってさっきまで…茶髪で、巻島とよく似たガキが…」 「それか、ユーレイにでも会ったとか」 「…………」 「荒北？」 「巻島、風邪は」 「あ？あー、いやすっかりよくなったっショ。悪かったな騒がせて…」 「今日泊まる」