ろーちゃんにゴーヤをニコイチする話（+自我が残ったパターン）
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だいしゅきホールディングス(株)ウマ妄想事業部
@botch_tourer
女の子同士を融合させて別の存在に作り変わるとかそういうのに凄く萌える困ったアカウントがこちらになります
2015-04-12 13:58:36
かげひと(ΦωΦ)
@KGHT_2
「ろーちゃん、大丈夫なの？」 「はい……あの、ごーやちゃんは」 「……あー、今取り込み中なの。後で来ると思うの」 一瞬イクさんの顔が濁ったのを、私は見逃さなかった。何かある、って。
2015-04-12 14:29:14
かげひと(ΦωΦ)
@KGHT_2
「ねぇ、はっちゃんさん」 「なに？」 「ごーやちゃん、私の修理に使われたんでしょ？」 「……！」 「治療記録、調べたって。そしたら、書いてたって……」 「……なんで」 「？」 「なんでろーちゃんが生きてて！ごーやちゃんが居ないのかな……！」 「……」
2015-04-12 14:31:36
かげひと(ΦωΦ)
@KGHT_2
「……これ、最後のビデオレター」 「……」 「再生するよ」 『こんにちは、ろーちゃん。これを見ている頃には、ゴーヤはもう存在していないと思う。これからごーやは、ろーちゃんと一つになるの。残るのは、ろーちゃんの方』
2015-04-12 14:33:23
かげひと(ΦωΦ)
@KGHT_2
『ろーちゃんはね、＜イベントドロップ＞なんだって。だから、一隻しか居ないんだって。だから、ドロップするゴーヤが使われるんだって』 「ごーやちゃん……」 『大丈夫だよ。ごーやは、いつでもろーちゃんのそばにいるから。だから、さよならじゃなくて、またね』
2015-04-12 14:35:27
かげひと(ΦωΦ)
@KGHT_2
半分溶け崩れた「私」が入った水槽の隣にある水槽に、ごーやちゃんは飛び込みました。水槽に入ったごーやちゃんが溶けていくたびに、私は形を取り戻していきました。
2015-04-12 14:37:33
だいしゅきホールディングス(株)ウマ妄想事業部
@botch_tourer
これは物悲しい結末と何故かゴーヤの自我がゆーちゃんの中に入って2人で一つ的なギャグ展開のどちらもいける…！ ついでにゆーちゃとごーやで体のコントロールを持った方に変身するとかオマケにつけておこう twitter.com/kght_2/status/…
2015-04-12 14:42:32
だいしゅきホールディングス(株)ウマ妄想事業部
@botch_tourer
（でっち、あさだよ？おきてー！）布団の中でまどろんでいた58は、むずがるように身を捩った。「うるさいでち…今日は休みなんだから寝かせろでち…」機嫌の悪い寝起きの声で、頭の中に響く別の声に答える。（えー！？こんなににいい天気なのにもったいないよー！）
2015-04-12 15:32:15
だいしゅきホールディングス(株)ウマ妄想事業部
@botch_tourer
彼女の頭の中の声の通り、カーテンの隙間空から白い朝の日差しが差し込んでいた。しかし58は何よりもまず、このまま惰眠を貪るのを選んだのだが、頭の中の声の主は不満そうだった。（おきてよー、でっちー）「でっちーじゃないでち。とにかくごーやは寝ると決めたでち」
2015-04-12 15:36:37
だいしゅきホールディングス(株)ウマ妄想事業部
@botch_tourer
58の決意が固いと見るや、頭の声は別の手段を選んだ。（だったら…！）次の瞬間、58の体にびくり、と何かが奔り、彼女の身体が跳ねた。「ひゃあっ！」その感覚は、58自身もよく知っているものだった。「や、やめるでち！ろー、いいかげんに…ひゃあんっ！」
2015-04-12 15:40:26
だいしゅきホールディングス(株)ウマ妄想事業部
@botch_tourer
快楽の波が全身に広がっていく。その度に、体の自由が少しずつ失われる。同時に、58の体にも変化が訪れる。明るい桃色のショートの髪が、長さを増しながら根元から銀へ色を変えていく。白い素肌が少しずつその色を濃くしていく。白いTシャツを押し上げていた胸が、溶けるように縮んでいく。
2015-04-12 15:46:08
だいしゅきホールディングス(株)ウマ妄想事業部
@botch_tourer
「あ、あ、っはぁ…！」自身の肉体が変化していく快楽に、58の口から艶かしい吐息が漏れる。手足もわずかに縮みながら、伸びきった髪は肩口を超えて、うなじを覆い隠す。「っああ！ろ、ろー、やめる、で…あんっ！もう、ちょっと…」弱々しい抗議の声が突然変わり、体の変化を促すものになる。
2015-04-12 15:51:56
だいしゅきホールディングス(株)ウマ妄想事業部
@botch_tourer
同時に声質そのものが変化した。それは58の頭の中で響いていたものと同じだった。胸はほとんど平坦といっていいほどにまで失われ、白い肌は健康的な小麦色に染まりきった。「ああああああっ！」最後に赤い瞳がすっと灰色になり、変化は終わった。
2015-04-12 15:56:09
だいしゅきホールディングス(株)ウマ妄想事業部
@botch_tourer
「はぁ、はぁ…おっはよー！」布団を吹き飛ばす勢いで体を起こしたのは、先ほどまでの伊58ではなかった。小柄な体に焼けた肌、長い銀髪。それは、呂511だった。
2015-04-12 15:58:53
だいしゅきホールディングス(株)ウマ妄想事業部
@botch_tourer
かつての作戦で傷ついたU-511を治し、また強化するため、近代化改修の素材になると自ら進んで願い出た伊58。艦娘達の間で「溶鉱炉」と渾名される合成水槽の中で、U-511の一部として彼女に吸収されたはずの伊58だったが、何の因果か自我は残り、一つの体で共存していくことになったのは、
2015-04-12 16:04:19
だいしゅきホールディングス(株)ウマ妄想事業部
@botch_tourer
この鎮守府の間では有名な話だった。「ほら、こんなに良い朝だよ？」褐色の小さな手が一気にカーテンを開け放つ。（…まぶしいでち。いいからはやくベットに戻るでちさあはやくハリーハリー！）今度は呂511の中で、伊58の声が響く。「だーめー！せっかくだからお出かけするのー！」
2015-04-12 16:08:02