- Eric_Ridel
- 1718
- 0
- 1
- 0
酒井法子さんの解雇本じゃなかった回顧本(なんちゅう変換すんねん)「贖罪」を読んでいる。構成担当とクレジットされている藤田智也さんは昔から知っている。週刊朝日の優秀な記者だ。彼がインタビューして書いたのだろう。男性的な簡潔な文体である。取材者に偽りはないのだろうと思い読んだ。
2010-12-20 16:48:53しかし、以前にも書いたことだが、酒井法子の最大の悲劇は「贖罪」という本を一冊読み通してみても、それが彼女の本心かどうか、さっぱりわからないということだ。
2010-12-20 16:53:46酒井法子の「芸能人」としての職業人生は、いいとも思っていない商品を勧め、おもしろいとも思わないギャグに笑い、悲しくもないのに涙を流すことだった。だから、酒井法子がいつわりなく本心を言っている姿を、誰も見たことがないのだ。
2010-12-20 16:55:28小室哲哉の「反省本」=「罪と音楽」(幻冬舎)を読んだときも思ったことだが、酒井にせよ小室にせよ、マスコミ有名人は「法律に触れて、弁解をマスコミでできること自体が、特権的なことだ」という事実に無自覚なのだ。これが彼らの本心が何なのか、わらからなくなる原因でもある。
2010-12-20 16:59:04本当に身を縮めたくなるほど、消えたくなるほど悔悟の念に苦しめられている人は、マスコミに対して何も言わない。黙って消えて行く。「人の注意を引かないこと」が彼らにとって一番の安息だからだ。
2010-12-20 17:00:351260円の本が7万部印刷、と朝日新聞書評欄(12/19)にあった。印税は1割標準だから(ニュース性の高い人はもっと)126×7万=882万円は酒井法子の手に入るはずだ。生活費や育児代jは必要でしょう。がんばってください。
2010-12-20 17:03:22市井の人は、冤罪被害に遭っても、マスコミは弁明の機会すら与えません。誰も信じてくれない、惨めさと悔しさを抱えながら、生きていかねばなりません。メイクや写真家が入って美しく仕上げた写真で表紙を飾りつつ「贖罪」する小室哲哉や酒井法子はまさに特権階級です。
2010-12-20 17:06:24小室哲哉や酒井法子を見るにつけ、現代日本では「有名」「知名度」というものは、恐ろしいような特権だと思います。特権をつくるのは「実力」「業績」ではなく「知名度」なのです。
2010-12-20 17:07:31「英雄は自分の力で英雄になった。有名人はマスコミによって作り出された。英雄は大きな人物である。有名人は大きな名前である」(ダニエル•ブーアスティン)=酒井法子さんに捧げる言葉。
2010-12-20 17:09:29いま書いている「インターネット上の言論の自由」の本、3回目の書き直しをすることにした。おかげで、だんだん「語り」がつかめてきたぞ。
2010-12-20 17:12:15