第7話……毎回そうなのだがダークジョーカー側の作戦がかなり容赦ない。ナースエンジェル≒りりかという事を彼ら自身は知っているため彼女の周囲にいる人々が高確率で巻き添えを食らうかのような。
2015-05-10 19:41:00今回の話も、電話で 「あなたの美しい思い出をください――」との言葉を聞いてしまったら記憶喪失になってしまうという作戦であり、星夜、りりか母、加納先輩とかかわりの深い相手が次々とその作戦の犠牲となってしまう。
2015-05-10 19:42:28またそれとは別に大勢の患者が記憶喪失になって病院へ押し寄せてくる構図もなかなか集団パニックのような恐怖が漂う。母親が記憶を失ったりりかの家族や、星夜が記憶を失った両親など家族からすればたまったものではない。
2015-05-10 19:43:46小ネタとして、記憶喪失に陥った患者リストについて……表示された名前をみると北条司、千葉繁、後藤圭二(敬称略)といった方々が……この3名、どういう接点だろうか? pic.twitter.com/l4wcLGcYG3
2015-05-10 19:44:58そして、ダークジョーカー側は人々の思い出を宝石へと変えていく訳で、そこにはカノンとヘレナの幼少時の思い出が映される。この時点でりりかがどう感じたかまで分からないが、以降の話を見るとその二人の思い出とは別と割り切っているのかも…… pic.twitter.com/ujETvwgW0G
2015-05-10 19:47:13そして、その思い出の宝石は自分達には何も価値がないものと容赦なく潰してしまう図はなかなかショッキング(この他にも踏みつぶして割っている) pic.twitter.com/Agljxnqrnr
2015-05-10 19:48:16ここら辺、今の日曜8時半とかだとクレームが来てやれなさそうとふとフレッシュプリキュア!のハンバーグ回を彷彿させるものだった。幸い宝石は修復されて人々の心に帰っていくがそれまで不安が付きまとうような内容だったかも。
2015-05-10 19:49:23第8話……りりかと父・一等の擦れ違いと和解を題材とした話であり、変わった方向から話を展開しているなぁとも感じた一本。
2015-05-10 19:50:13父・一等が家族で出かけようと誘っても、りりかは友達と約束があるとのことを知って「男でも出来てしまったのか!?」と父として娘を案じる勘違い。その為つい娘の部屋を覗き見してしまい、年頃の娘からはストーカーだと思われてしまい、ついでに暇だからという理由でハーブの散歩を任されてしまう。
2015-05-10 19:51:43ここら辺で年頃の娘に対しての父親の微妙な立場が描けており、犬嫌いなのにハーブの散歩をした挙句、彼が暴走して友達の誕生会に出かけたりりかの元までハーブが迷い込んだために、またもりりかからはストーカー呼ばわり。
2015-05-10 19:52:44前半はそんな父親としての悲哀を書いている訳だが、途中から桑野さん(加納の親衛隊長としてりりかの恋敵)と意外と面白いカップリングが見られる。 pic.twitter.com/Rg19Ql42iI
2015-05-10 19:53:35正直それまで桑野さんは、憎まれ役っぽい印象だったが今回自分は父親が仕事で忙しくて一緒に遊びに出掛けることもないと彼相手に愚痴ったり、10歳で恋愛は早すぎるという一等に対して、大人も子供だった頃は自分と同じように恋愛に夢中になったころはあったのでは?と子供の立場で説いたり。
2015-05-10 19:54:54桑野さん曰く「大人は不器用であり、子供のころに自分がしてきた事を自分の子供にはやってはいけない」というようなものは中々染みる。
2015-05-10 19:56:04そしてその後の、りりかと一等の微妙な擦れ違いによるルーティンギャグも小気味が良い。帰ってくる際にケーキを買ってきた父→「ストーカーとしての罪を許してもらおうと」と疑う娘→「パパ立入禁止」の張り紙をドアに張るりりかの初日目。
2015-05-10 19:57:43翌日りりかが父の好物のさんまを焼く→その父は散歩に出かけた際また桑野さんと意気投合していて長話→遅く帰った上にたこやきを買ってきた父→「パパ絶対立入禁止」の2日目。 pic.twitter.com/aMyEsM1CEW
2015-05-10 19:58:56ここら辺、一等が桑野さんと接している際には仲の良い親子のように振舞えるのに、実の親子同志になるとお互いを想っていても擦れ違いになってしまうという点と、つい他人ではないから素直になれないというもどかしさ。
2015-05-10 19:59:51それから、3日目にりりかが父の帰りが遅いと探しに行ったら一等と桑野さんの仲の良い様子で思わず「パパなんて大嫌い!」と言いだしてしまう。その後に桑野さんが仕事より家庭を重んじて、他人の娘の事も自分のように聞いてくれるお人よしの父親ほど恵まれている例はないとりりかに指摘するが。
2015-05-10 20:01:08りりか自身内心は父を嫌っていない事は分かるのだが……そう素直に父親を認められない。桑野さんの言うとおり理想の父親だとは分かっていても、そう表で納得が出来ない。また桑野さんと父の仲が好さそうな姿に「不倫」、もう少し言い変えると父親が父親でなくなってしまうような恐怖を感じたのかも。
2015-05-10 20:02:42そんなもどかしさが終始漂う今回。ちなみに今回のダークジョーカーの作戦は父親をりりかが嫌っているとの事で精神的に戦えない状態だと判断して現れるものの……そこで父親と娘の仲を本格的に引き裂くべきだった。
2015-05-10 20:03:56いや、実際は今回の刺客は「親子の仲が悪い時にナースエンジェルは戦えない!勝てる!!」と自分の勝利を確信して延々と長話するという浅はかな相手(笑)であり、その読みもりりかからすれば本当に父親が嫌いなわけがないと主張されてあっさり返り討ち。このあっさりとしたバトルはおそらく狙ったか。
2015-05-10 20:05:11その後特に目立ったドラマはなく親子の関係が自然と修復されている訳だが、小道具として犬嫌いの一等とハーブの関係が縮まっていく描写が間接的にりりかの事を父親として分かっていくようなドラマになっているのかもしれない。
2015-05-10 20:06:19ここら辺は、最初犬嫌いであり、通常の3倍ほどの長さのリードをつけて散歩に出かける父の姿、りりかが誤解して飛び出した際に追おうとしたらリードが絡まって転倒してしまい「こんな長いリード、今更必要ないよな」と口にするシーンと来て、最終的にハーブの犬小屋を組み立てる父の姿につながるかと
2015-05-10 20:08:40いわば、リードが今のりりかと一等の間の離れた関係を体現しているようで、その長いリードが必要ないと来て、ハーブにとって身近な距離となる犬小屋を組み立てる日常の芝居が、自然と修復されるりりかと一等の親子のきずなを自然と表現していたのかもしれない。
2015-05-10 20:09:48第9話……この話からりりかがナースエンジェルとしてやっていけるかどうか根幹を揺らしていく展開となり、加納先輩の体調が崩れるような描写が現れていく。
2015-05-10 20:10:34今回の話では加納先輩の偽物が現れて様々な暴行をやらかし、りりかにはナースエンジェルでなければ君とはかかわりたくないと言ってしまう。その為りりかが「自分をナースエンジェルとしてしか見てくれない」「道具として見てくれない」とばかりに戦う自信をなくすという……
2015-05-10 20:11:56