始まりのマキカケ第一章

あきよしさんと突然始まったリレーです 自分用にまとめてみました。 何が飛び出すのか、ドキドキしながら書きましたが、読み返してもツッコミどころ満載www でもすごく楽しかったですww
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あきよし @miso_yosi

ちょっと切なくなる話をするけど、もしも新生が解散した時。マッキーが新しい職場の飲み会で「死ってこわくね?」みたいな話をしたら、「なにそれー、甘木くんって不思議ちゃん?」みたいに言われてさ、で、マッキーは「やっぱなんでもない」って笑うけど、

2015-04-30 17:39:24
あきよし @miso_yosi

その時、頭の中に「わかるよ」ってカケルくんの声が浮かんで、同時に一緒に帰ってたことや、いつも話を聞いてくれてたことが一気に流れて止まらなくなって。

2015-04-30 17:41:08
あきよし @miso_yosi

あ、俺ってあいつのこと好きだったんだ。って、賑やかな飲み会の席でぽつんと思うマッキー。

2015-04-30 17:42:00
あきよし @miso_yosi

これだけだと切なすぎるからそこから始まろうね!約束だよマキカケ!な!

2015-04-30 17:42:39
あきよし @miso_yosi

@jsr_rsj 始まりのマキカケ 第一章「(カケルの連絡先は)ここだよ」

2015-04-30 18:23:19
裏すてふ🍊柑鬼突組 @jsr_rsj

@miso_yosi どこっw 何度目かのため息をついて、俺は携帯のホームボタンを押す 送信も通話も…どのボタンも押せないまま、もう1週間が過ぎていた 「何?甘木それ天然?」 あの時の衝撃…いやなんだろ 来るべき応えが返って来なくて、俺はそれ以上何も話せなくなった ここ?

2015-04-30 18:40:43
あきよし @miso_yosi

@jsr_rsj そこだよ!すてふさんすごい! 第二章 マッキーは惚れてる。カケルも惚れてる。でも。

2015-04-30 18:44:53
裏すてふ🍊柑鬼突組 @jsr_rsj

@miso_yosi 続きはweb でww もしくはあきよしさんっしょー!

2015-04-30 18:47:06
あきよし @miso_yosi

@jsr_rsj あいつは俺のこと忘れて連絡先変わってるかもしれない。そう思うと怖くて、俺は「会いたいな」とメールの本文に書き込んでは消し書き込んでは消し書き込んでは消し書き込んでは送信。あ、やばい、間違えた。

2015-04-30 18:52:37
裏すてふ🍊柑鬼突組 @jsr_rsj

@miso_yosi やばい! 頭の中それだけになって、俺は携帯を握りしめてそのままゴロゴロ転がった 俺のバカ! その時手の中の携帯が震えて、宛先不明のメールが返って来たのかとほっと画面を開いたときだ 「いいよ。いまどこ?」 シンプルな文章があいつの声で再生された

2015-04-30 19:12:04
あきよし @miso_yosi

@jsr_rsj 何年も会っていないのに、まるで昨日劇場で別れたばかりのようなことをあいつは言う。文字を見たら声が聴きたくなって、でも電話は出来ずに、なんとかメールを送った。「歯ら熟駅」そしたら、なんかすごい誤字してた。

2015-04-30 19:33:53
裏すてふ🍊柑鬼突組 @jsr_rsj

@miso_yosi 「15分待ってて」 俺の誤字を指摘するでもなく、普通に返してきたメールはやはりシンプルで、俺は今更少しカッコつけて「橋のとこいる」って返信した 「あの…甘木生馬さんですよね?握手して下さい!」 何年ぶりだろうか?その名で俺を呼ぶ声がして、思わず振り返った

2015-04-30 20:08:26
あきよし @miso_yosi

@jsr_rsj 「え?」そこにいたのはシーマさんだった。彼はあの頃とまったく変わらず飄々として、俺の前に立つ。「久しぶりだね元リーダーくん、今なにやってんの?」「え、いや、人を待ってて」馬鹿正直に答えてしまった俺に、シーマさんが笑う。「それって恋人?もう恋愛禁止じゃないもんね」

2015-04-30 20:21:24
裏すてふ🍊柑鬼突組 @jsr_rsj

@miso_yosi 「こっ!?」驚きに声が出ない。何を返せばいいのか、カケルは恋人じゃない。「そわそわして、嬉しそうで、でも不安も見え隠れして、付き合い初めと見たけど?」「まだそんなんじゃ…ないです」思わず出た『まだ』って言葉に俺は胸が痛くなった。「新しい劇場はもう見た?」

2015-04-30 20:42:23
あきよし @miso_yosi

@jsr_rsj 「いや、まだ……ていうか、劇場立て直したんすか!?」驚きで声がでかくなり、慌てて口を塞ぐ。「古くなってたしね」シーマさんが肩を竦める。と、同時に手の中で携帯が震えた。「ねぇ、戻ってくる?甘木生馬くん」

2015-04-30 21:00:49
裏すてふ🍊柑鬼突組 @jsr_rsj

@miso_yosi 「はい?」この人は何を言ってるんだろう?俺はもうアイドルじゃない。戻る場所なんて無いのに。「携帯、鳴ってるんじゃない?」「え、あ、ああっ」カケルからの着信だった。「ごめっ…!」慌てて電話に出る俺に手を振ってシーマさんは去っていった。「じゃぁね、待ってるよ」

2015-04-30 22:14:22
あきよし @miso_yosi

@jsr_rsj 「もしもし」聞こえた声は不思議と懐かしく感じずに、まるであの日のままだった。「も、もしもし、俺だけど」「マッキーにかけてるんだから分かってるよ」そう言って笑う声も、何も変わらない。「ねぇ、マッキー、そのシャツまだ着てるんだね」

2015-04-30 22:38:10
裏すてふ🍊柑鬼突組 @jsr_rsj

@miso_yosi くすくすと笑う声が耳をくすぐる。この声を、聞きたかった。「どこで見てるんだよ」「うしろ」電話越しじゃない声がして、慌てて振り返った俺の頬に、カケルの指がぐっと当たる。「引っかかった」子供みたいな悪戯に成功して笑うカケルがそこにいた。「何すんだオラっ!」

2015-04-30 22:46:14
あきよし @miso_yosi

@jsr_rsj 笑うカケルの頬をお返しとばかりに摘まむと、彼はやめてとますます笑った。ああ、前はこういうことキラに仕掛けてて、カケルはそれ見て呆れてたっけ。あの時、なんかカケルには触れなかったんだよ。本当は触りたかったくせにって、俺はカケルの頬に触れたまま、気づくと泣いていた。

2015-04-30 22:59:55
裏すてふ🍊柑鬼突組 @jsr_rsj

@miso_yosi 「涙もろいの変わらないなぁ」「うるせー。人間そう簡単に変わるかよ」「……そうだね」頬をつままれたまま、カケルは視線を落として淋しげにそう言った。原宿駅のすぐ側で、俺たちはこれ以上無いくらいシュールな姿をさらしてた。「劇場新しくなったって知ってたか?」

2015-04-30 23:07:51
あきよし @miso_yosi

@jsr_rsj 俺の問いかけにカケルは目を丸くした。「え、うん。そのことでマッキーもここに来たんでしょ?」「は?」しかし返ってきたのは予想外の言葉で、まるでガラの悪い声が出る。「トミーから昨日LINEで来たけど」「えっ、らい、え?え!?」

2015-04-30 23:17:12
裏すてふ🍊柑鬼突組 @jsr_rsj

@miso_yosi 「…知らなかったの俺だけかよ」「マッキーは誰に聞いたの?」 「シーマさん」「……え…」「あの人なんなんだろうな戻ってくるかとか、待ってるとか…」「マッキーは、格好いいから」「カケルだってそうだろ?」「ありがと」昔だったらきっとそんな事ないって言ってた。

2015-04-30 23:41:00
あきよし @miso_yosi

@jsr_rsj 「早く行こう、トミーたち待ってるかもよ」そう促すカケルに、俺は足を一歩踏み出して、そして止まる。あの劇場での俺たちはアイドルだった。「なぁ」「ん?」「あそこに行ったら、俺、また恋愛禁止になるのかな」今はもうアイドルでもないくせに、口走ってから恥ずかしくなる。

2015-04-30 23:51:34
裏すてふ🍊柑鬼突組 @jsr_rsj

@miso_yosi 「してるの?恋愛?」してねーよ!叫びだしたいのを堪えて視線をそらした。恋愛じゃないこれはただの恋だ。しかも一方的な想いだ。あの頃一番近くに居た。一番たくさんの時間を一緒に過ごしていて…だから一番互いを理解していたような気がしていた。気持ちの錯覚だと思ってた

2015-05-01 00:04:30