うちの近所のTSUTAYAがすごい！

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店員「さては見たことないっスね、ホラー」てんちょう「ぎくっ　み、見たことあるもん！」店員「じゃあ、明日俺んちで見ません？ホラー、初心者向けの」てんちょう「明日ならいいけど・・ちがう！ホラー怖い！」店員「おすすめのがあるんスよ」

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てんちょう「じゃあ、怖くないホラーならいい」店員「それホラーじゃないっスけど、まあ、あるにはあります」てんちょう「それがいい！」店員「そこそこ怖いものに慣れてもらいたいんで、ちょっとだけびっくりするものでいいスか？」てんちょう「まあ、それくらいなら・・」店員「決まりだ」

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てんちょう「へー、こんなにおっきいんだ・・」店員「ま、まあ。あんまジロジロ見ないでくださいよ」てんちょう「そ、そうだね・・。あと、ちょっとあついかも・・」店員「あ、勝手にいっちゃだめですよ」てんちょう「はじめてだから分からないんだもん」店員「俺が教えるっスよ」

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店員「なんか、露骨にセクシャルな会話でしたね」てんちょう「え？」店員「それでこそ店長っス。じゃ、見ましょうか。おすすめは『シックス・センス』です」てんちょう「こわい？」店員「そんなにべったりくっつかなくても・・うわ、店長の手ってあったかい」てんちょう「もっとあったかする？」

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店員「ぜひ・・はぁぁ、あったかっスねえ」てんちょう「はやくみようよー」店員「すんません。じゃ、再生」てんちょう「レンタルDVDの広告いらないよねー」店員「借りにも店長でしょうに」てんちょう「それとこれとは話がちがうの！」店員「・・そういうもんなのか？」

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てんちょう「ひゃん！鉄砲の音は危ない・・」「にゃぅう！首吊り！」「ゆうれい・・こわいよぅ」「ごはんにそんなの・・だめっ・・」「ひどい・・」「すーすー・・はうっ・・寝てないもん」「うそっ、そんな・・えぐっ・・ぐすん」「なむあみだぶ・・なむあみだぶ・・」

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店員「どうでした、って聞くまでもないか」てんちょう「ぐすっ、ひくっ」店員「洟・・」てんちょう「ちーん」店員「少し横になってていいっスよ。俺、昼飯買ってくるんで」てんちょう「ポケモンパンがいい・・」店員「把握っス」

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てんちょう「すーすー」店員「よく寝る子だなあ」てんちょう「店員くん・・」店員「はい？」てんちょう「・・好き」店員「そうスか・・えっ」てんちょう「ほらぁ好き・・怖く、ないから・・」店員「・・そっスよね。まあ、ホラー好きになってもらって良かったっス。・・俺も寝ようかな・・」

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店員「じゃあ、店長。仕事のある夕方までには起こすんで・・おやすみっス・・」zzz　てんちょう「ほらぁ・・教えて、くれた・・店員くんも・・えへっ・・」zzz

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うちの近所のTSUTAYAがすごい！四本目「セールスポインター」

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てんちょう「新しいバイトくんです！よろしくおねがいします」ﾍﾟｺﾘ　店員「なんで、店長がおじぎしてるんスか」てんちょう「・・あ！いいの！れいぎ！」バイト「・・どもっす」店員「俺は店員です。一連の業務は俺から教えるんで」バイト「・・はぁ」店員「・・＃」

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店員「ボソボソ喋らない」バイト「・・うっ」店員「下向いて歩かない」バイト「・・ううっ」店員「オドオドしない」バイト「・・うううーっ」てんちょう「店員くん！もっと優しく！バイトくん怖がってる！・・もう。ごめんねーバイトくんー」バイト「ですよね！ホント、何様のつもりなんだか？」

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店員「おい」バイト「ひう」店員「俺のこと嫌い？」バイト「・・」ﾌﾙﾌﾙ　店員「俺みたいなの苦手なタイプか」バイト「・・」ｺｸｺｸ　店員「オタクって奴な。まあ、別にキモいとか思ってないし、普通に接してくれていいよ」バイト「『キモい』！？くぁぁぁー」ﾊﾞﾀﾝ

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バイト「ぬぅ」てんちょう「だいじょうぶ？」バイト「店長ぅー。すーはー」がしっ　てんちょう「ひゃ！そんなに抱きついたらヤだよー」バイト「スーハー」店員「てめぇ、店長に何してるんだ！」バイト「かくかくしかじか」てんちょう「店員くん！バイトくんをいじめたの！？」店員「えっ」

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てんちょう「ぷんすか」ｽﾀｽﾀ　店員「上下社会つらいわ・・」バイト「・・ぷっ」店員「てめっ」バイト「びくっ」店員「お前、店長目当てだろ」バイト「ぎくっ」店員「店長はみんなのものだ。お客さんもここで働いてる奴らもみんなそれを弁えて店長に接してるんだ。もちろん、バイトもな」

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バイト「・・わかりました」店員「よし、仕事するぞ」バイト「はいっす」　バイト「てきぱき」ｻｻｻ　てんちょう「さすがだね」店員「動きがゴキブリみたいなのを除けば、すごい働きっぷりスね。あとは客の対応ですけど・・」　客「すみませーん」

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バイト「ハッ！なんでありますか！？」客「・・えっと、『ぱられルンルン物語』探してるんですけど・・」バイト「『デュアル！ぱられルンルン物語』ですね！？天地無用外伝の飯アニメですな！うむ、お客どの！良い着眼点をお持ちのようで！」客「どんだけー」ﾋｷ

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店員「客、どん引きやん」てんちょう「バイトくんのすごいところはそれだけじゃないよ」店員「え！？もっとやばい隠し技持ってるんスか、アレ」てんちょう「見てれば分かるよ。わたしイチオシの接客センス持ってるんだから」

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バイト「うおっ！貸し出し中でありました！」客「そうですかー」バイト「お待ちくだされ！在庫を探してまいります！」ｻｻｻ　バイト「あったでござる！」客「すいません、ここまでしてもらって」バイト「いえいえ、それが拙者の務めであります！」ﾌｧｻｯ　客「・・きゅん」

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店員「ええええええ？？？お客さんのハート撃ちぬいてどうすんだよ」てんちょう「・・きゅん」店員「店長ぉぉぉぉぉ！！」てんちょう「・・きゅう」店員「気絶しないでください店長。くそ、あいつやばい。いろんな意味でやばい」　バイト「あじゃじゃしたー！」客「ﾄﾞｷﾄﾞｷ」

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店員「どういうマジック使った」バイト「・・はぁ」店員「・・そうかい。ん。あ、コチラにどうぞー」客「どもどもです」店員「・・こちらの新作２本は２泊３日までとなりますが・・」客「一週間借りたいんですけどぅ」店員「新作３本は一週間レンタル可能ですので、もう一本借りれば・・」客「はぅ」

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店員「何か一本選びますか？」客「そ、そうしまふ！」店員「では、お待ちしています」客「はうはうっ」おたおた　客「これ借ります！」店員「それは準新作です」客「はうっ」えぐえぐ　店員「何かオススメしましょうか？」客「い、いいんですかぁ・・？」すんすん　店員「よろしければ」

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店員「これとこれを借りているなら・・こんなのがオススメです。もちろん新作です。CAREもないですし、安心して見れると思います」客「はうー、ありがとですー・・」へこへこ　店員「いえいえ」　てんちょう「店員くんはオススメの映画を選ぶセンスがすごいんだよー？」バイト「へぇ」

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バイト「オツカレサマです、センパイ」店員「おう・・って、え？」バイト「じろじろ見るな」ビシッ　店員「今、なんと」バイト「じろじろ見ない」店員「その前」バイト「おう・・って、え？」店員「俺のマネじゃない！」バイト「なんも言ってないですヨ？」店員「そ、そうか・・」

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バイト「なんで、あんなに詳しいんですかね。店員センパイ」てんちょう「私がここの仕事に就く頃にはお店の映画はほとんど観てたと思うよ」バイト「ほとんど！？」てんちょう「うん。なんかね、好きなんだって」バイト「すごいですね」てんちょう「えへへー」バイト「なんで店長が照れるんですか」