観察記録②

(本音がダダ漏れな)大倶利伽羅・極 @honne_kuricara

鶴丸:いやいや今日は暖かいな 倶利伽羅:…国永か 鶴丸:…何してるんだ？(一人で、枝の桜の花を落として…どうしたんだ一体…) 倶利伽羅:別に。…手入れはもういいのか 鶴丸:(こちらを見もしない)…あぁ、心配かけたな。この通りだぜ。とはいえ一応しばらく安静と言われてしまったがな

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倶利伽羅:…今更話すことなんてないだろう 鶴丸:話すことがないなんてことは、君に限ってないだろう。君はいつも話すべき事を話さずに抱え込んでいるんだからな。 倶利伽羅:…どうでもいいな。話すべきかどうかは俺が決める。俺が必要ないと感じたら話さない。それだけだ。

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鶴丸:…そうか。だがな、見るべき時にきちんと見据えて、話せる時に話しておかないと、取り返しがつかない事になってしまうこともある。…それが直視するのが辛いものでもな 倶利伽羅:… 鶴丸:おっと、恐ろしいな。そんなに病み上がりの奴を睨むもんじゃないぜ。…ま、俺が言えた話ではないがな。

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あんたが言うのかそれを 誰よりも隠すのが上手くて、何の前触れもなく消えてしまいそうなあんたが あんたこそ、話すべき事ほど、話さないくせに 鶴丸:…ところでその桜は何をしているんだ？そんなに花にあたるものではないぞ。お前さんは花は好きな方だと思っていたがな

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倶利伽羅:…別に。あんたには関係ない 鶴丸:…そうか。…しかし、春の庭か。驚いたことに冬を通り越して春が来て、ずっとそのままだな。全くどうなっているんだか。

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@tos …花だって、一番綺麗な時に散った方が良いだろう。どうせ儚い命だ、先が見えている。すぐそこに終わりがあるんだ。そんな短い生を延々と繰り返すのは、何度も散る恐怖に怯え続けるという事だ。それなら、実を結んでまた不毛な生を繰り返すより、一番美しい時に散らしてやるべきだ

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@tos そもそも、冬が来ていないのに春になるなんて摂理に反している。この花は本来あってはならないものだろう。そう考えるとおぞましい。間違っている。しかもこれは…桜の花だ…

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光忠:(やっと動けるようになったから手入れ部屋から出てきたんだけど、また二人でいるんだね)

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@tos 光忠:(僕は、倶利ちゃんと一緒にいられればそれでいいんだよ。それだけなんだ、それだけなのにどうして鶴丸さんばかり…分かってるんだ、鶴丸さんは何でもないんだって、ただの親愛だってちゃんと分かってる。それでも僕は怖いんだよ)

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@tos　光忠(本音が聞こえなくなっちゃって、手入れ部屋で冷たい態度をとられて、分かったんだ。僕は倶利ちゃんの事何でも知っておきたいって思ってたけれど、その実全部を知ってしまうのが怖い。もしかしたら僕は嫌われているのかもしれないし、僕の知らない倶利ちゃんを知るのが怖い)

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@tos 光忠:(知らないところで僕よりも仲の良い相手がいるのが認められない。鶴丸さんは親愛だなんて思ってて、もっと深い関係だったら？ねぇ倶利ちゃん、僕はね、あの時凄く後悔したんだよ。遠慮するべきじゃなかったって。でも君を知るのは怖いから、僕は見たい君だけを見る)

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@tos 光忠：(ごめんね、良くない事だって分かってるよ。でももういいよね。僕ももう疲れたよ。)

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倶利伽羅：…… 鶴丸：おいおい、どこへ 光忠：やぁ倶利ちゃん、何してるんだい？

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倶利伽羅：…… 鶴丸：光忠か、よく眠れたか？ 光忠：あぁ、もうぐっすりだよ。やっぱり傷を負うと、怪我自体は直せても疲れが残るよね。鶴丸さんは寝てなくていいの？記憶違いでなければ、手入れ部屋でも、あまり寝てなかったんじゃないかな。

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光忠：ところで二人で何してたのかな 鶴丸：いや何、少し話をしていただけさ 光忠：そう。(内容は話してくれないんだね)…ふふ 鶴丸：おっと、急に笑ってどうしたんだ？ 光忠：何でもないよ、桜が綺麗だと思ってね。あ、倶利ちゃん行っちゃったね…

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鶴丸：全く、一言くらい声をかけて行けば良いものを。さて、俺も昼寝でもするか、さすがにまだ体力が戻らんからな 光忠：鶴丸さんも結構いい年なんだから、無理は駄目だよ 鶴丸：やれやれ、年寄り扱いはやめてくれ。それじゃあな

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@tos 鶴丸：倶利坊はきっと、怖いんだろうな。でもな、怖がってばかりじゃ、大事なものを見落としてしまうと、俺は思うんだがな。光忠の方が、倶利坊をうまく支えてやれればいいんだがな。

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倶利伽羅：どこもかしこも花の匂いがして、気分が悪い。早くこの異常な春が終われば良い

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@tos あの二人は、俺とした約束なんて覚えていないだろう。桜は嫌いだ。桜の木の下は、気が狂うんだ

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光忠：倶利ちゃん、僕と同じ隊にしてもらったよ 倶利伽羅：…どうして 光忠：心配だからね 光忠：…いろんな意味でね

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光忠：倶利ちゃん今日は馬当番だよね 倶利伽羅：… 光忠：陸奥守くんが体調崩したから、僕が今日は倶利ちゃんとだよ 倶利伽羅：… 光忠：ふふ、楽しみだなあ。

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光忠：倶利ちゃん 倶利伽羅：… 光忠：待って、どこへ行くんだい？ 倶利伽羅：俺が何処に行こうが、俺の勝手ｄ 光忠：厨なら、今は行かない方がいいよ、今日の当番は長谷部くんだからね 倶利伽羅：… 光忠：どうして知ってるんだって顔だね。ふふ、僕にわからなわけがないだろう？

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光忠：倶利ちゃん 倶利伽羅：… 光忠：ふふ、そんなに睨まないでよ。僕が先回りしてたのが気に食わない？ 倶利伽羅：分かっているなら妙な事をするな 光忠：妙ってことはないだろう？普通の事をしてるだけだよ