ついったーお題:ぬくみずシリーズ

山骸小噺。お前が笑ってくれるなら、それがいつかオレの為になったなら。※ぬくみずシリーズ…正式名称『水温む日まで』シリーズ。ヒバツナ←骸前提の山骸話のこと。
0
ワトは歩く城 @watokadu

ちょっと長くなったけど最近ぬくみずで切ない話を書いてなかったので頑張って書いてみた。中学生山本は色々必死。そこが可愛いけどね!

2010-12-22 12:04:38
ワトは歩く城 @watokadu

→が悔しいけど、それでお前が笑ってくれるならオレは何度だってお前を誘うよ。だから。「そうですね…たまにはお誘いを受けましょうか」「よっしゃ。なら行こうぜ」骸の気が変わる前にその手をとり引っ張る。このいつものパターンをいつか骸が自然に受け入れてくれたら。ひっそりそんな事を願った。

2010-12-22 12:01:57
ワトは歩く城 @watokadu

→にはいられないんだろう。骸の赤と青の目は夕日に染まって何とも言えない色に揺れていた。寂しそうな、でもどこか眩しそうな目だった。「骸」思わず掛けた声に骸はオレを振り返ってくれた。「オレんち来いよ。寿司ご馳走するぜ」「君はいつもそれですね」骸はおかしげに笑う。それしか言えない自分→

2010-12-22 12:01:27
ワトは歩く城 @watokadu

→来たのか?」「ええ。ですが振られました。商店街のイルミネーションを見に行くそうです」誰と、なんて訊かなくても分かる。訊いたらきっと傷付ける。骸の目は窓を通し遠くを見つめていた。視線の先を追うと商店街の方向だった。学校からはイルミネーションはおろか商店街すら見えないが、見つめず→

2010-12-22 12:01:13
ワトは歩く城 @watokadu

骸がいる。それは言いようのない勘だったが一緒に帰ろうと誘ってくれた野球部の仲間にやんわり断りを入れて校内を宛もなく探し回る。夕暮れでオレンジ色に染まる廊下に、骸はまるで取り残された影のように佇んでいた。「骸」「…また君ですか」振り返った骸はどこか自嘲気味に笑う。「ツナに会いに→

2010-12-22 12:00:53
ワトは歩く城 @watokadu

…まだ頑張れるお題か( -.-)=3→ watokaduさんは、「夕方の廊下」で登場人物が「探す」、「イルミネーション」という単語を使ったお話を考えて下さい。 http://shindanmaker.com/28927 #rendai

2010-12-22 01:27:59