「なおこ」

大道芸人ヒヨコ@畳返師 @hane_hiyo

なまこ

ランアノキリコDF日曜G247-248 @flockincraws

@hane_hiyo なめこ

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@flockincraws なおこ（神奈川県・24歳・OL）

ランアノキリコDF日曜G247-248 @flockincraws

@hane_hiyo ちょっと誰よその女！

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@flockincraws なおこ、その女は突然私の前に姿を現した、色の白いすらりとした身体つきの女だった、その日酔っていた私はその女が何者なのか考える事もなく彼女の口車に乗ってしまった…「いい事しない？」その言葉に私は言われるがまま従った、彼女の白く美しい腕が胸の高さまで上がる

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@flockincraws その後2人が語りあう必要はなかった…彼女のすらりと伸びた右手からのジャブを私は払い相手の懐に飛び込みショートアッパーを撃ち込む、彼女は身を捻りこれを交わすとその反動を利用し私のボディに強烈な蹴りを放つ、私は受けた脚を抑えそのまま頭を抑え地面に叩きつける

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@flockincraws この時、隙間から見えた彼女の口元が微かに笑っていた（…もしやこの女…）私は彼女から手を離した、距離をとる、なおこはゆっくりと起き上がりこちらを背筋の凍るような笑顔を浮かべながらみている

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@flockincraws @heisei_sadako 「ふふふ、血の気が多いのね、合格よ、いい事させてあげるわ」彼女はそういうと踵を返し、置いてあった自分のバックを持ち上げた「ついていらっしゃい」彼女はおもむろに歩きだした、罠か？そんな事をふと思ったが私は好奇心に勝てなかった

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@flockincraws @heisei_sadako 彼女は私をどこへ連れて行くつもりなのだろうか？そんな心配をよそになおこは歩みを止めない、景色はどんどん街の中へ変わっていく、先ほどの裏路地とは違いビルやホテルの建ち並ぶ街中だ、一体なにを？それにさっき彼女に感じた違和感は…

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@flockincraws @heisei_sadako 彼女に感じた違和感、それは彼女の身体が異様に冷たかった事だ、なおこの身体はまるで血が通っていないかのように冷たかったのだ（一体なんなんだ…？）そんな事を考えていると彼女はとあるビルの前で立ち止まった「ここよ」

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@flockincraws @heisei_sadako 「ここよ、って普通の雑居ビルじゃないか、一体ここでな…」「ここで、いい事させてアゲル」そういうと彼女は足早にビルの中へと入って行った、あっけにとられながらも私にはついて行く事しかできなかった

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@flockincraws @heisei_sadako 彼女はエレベーターの前で立ち止まると上行きのボタンを押した、どうやら地下への監禁や電波のない場所での外部との連絡の遮断は避けられそうだ、私は携帯の電源が入っている事を確認した、その時携帯の画面の表示がおかしい事に気付いた

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@flockincraws @heisei_sadako （…4月17日…？）おかしい…今日は4月16日のはずだ…携帯がイカれたのか？少し携帯をいじってみるが正常だ、日付けだけがおかしい…いや、まてよ？私はここにきてやっと気付いたのだ、（彼女と出会う直前の記憶がない…！）

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@flockincraws @heisei_sadako 私は必死に記憶の糸を手繰り寄せた、最後の記憶はどこだ？どこでなにをしてた？16日だ、それは間違いない、昼間に古い友人と出かけていた、その友人と酒を呑んで いた、そこだ、そこからだ、記憶がないのは少しの時間だけだ

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@flockincraws @heisei_sadako 思い出せ、思い出すんだ…！必死に記憶に潜るがダメだ、頭痛がする…一体なにがあったんだ…なおこは怪訝とも微笑ともとれる顔でこちらを見ていた。記憶を取り戻せないままエレベーターは私達のいるフロアに到着した

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@flockincraws @heisei_sadako 「さぁ、乗って」なおこは促した、なんの変哲もないエレベーターだ、なおこはどこかの階のボタンを押した。「俺に何をする気だ？」私は耐えきれず彼女に問いただした「ふふふ、言ってるでしょう？いい事をさせてアゲルのよ」

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@flockincraws @heisei_sadako 「どういう意味だ」私はさらに問い詰めた「ふふ、そんなに熱くならないで、血圧上がっちゃうわよ？」そんな冗談を笑っていられる余裕はなかった、さらに問い詰めようとしたところでどうやらエレベーターは目的の階に着いたようだ

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@flockincraws @heisei_sadako …なんだここは…私は目を疑った、私の目に飛び込んできたのは外見からは全く想像できない空間だった、中央にそびえる透明だが淡く光を放つ円柱形の建造物、広大な空間、映画でしか見た事のない様な空間である

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@flockincraws @heisei_sadako 例えるならば映画に出てくる未来の宇宙船といったところだろうか、自分でもチープな言い回しを使ったと思うがこの言葉がピッタリなのだ（一体ここはなんなんだ…）戸惑う私になおこは声をかけた「ふふ、驚いた？さぁ、いい事しにいきましょ

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@flockincraws @heisei_sadako 「その前に逢って貰わなきゃいけない人がいるわ」なおこは言った、こんな場所で一体誰が待っていると言うのか、なおこはオペレーターの様な人間に話かけなにかの書類を受取った「その人に逢うにはこれが必要なの」

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@flockincraws @heisei_sadako 謎の書類を渡された、書類に目を通す、なるほど、どうやら逢わせたい人物というのは相当疑り深い人物の様だ、逢うのにこの書類が必要なのもさる事ながらこれを使いさらに私の情報も集めようというわけだ、そこまで私に拘る理由はなんなのか

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@flockincraws @heisei_sadako 「その人の目的が知りたい、そんな顔ね」なおこは私の心を見透かした様に言った、「当然だろう、一体なにを…」「逢えばわかるわ」そう言うとなおこは書類へのデータの入力を促した、（ここは従うしかないか…真相を知るにはそれしかない）

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@flockincraws @heisei_sadako 私のデータ入力の済んだ書類を受け取るとなおこは再度オペレーターに渡し、確認が取れたといって奥の部屋へ私を誘った「此処よ」ある部屋の前で立ち止る「この奥に貴方を待ってる人がいるわ」ついに御対面と言うわけだ、私はドアを開けた

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@flockincraws @heisei_sadako そこには1人の男が座っていた「お待ちしていましたよ」男は言った「まぁお掛け下さい」私は促されるまま差し出された椅子に腰を下ろした「そんなに緊張しないで下さい、まぁリラックスして」この状況で落ち着けとは無理な話だ、男は続けた

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@flockincraws @heisei_sadako 「後が詰まっています、単刀直入に行きましょう、貴方の血液を頂きたいのです」なに？血液？私は驚きを隠せなかった「どう言う事だ？」「申し上げた通りです、我々は貴方の血液を採取したいのです」全く訳がわからない、目的が掴めない