周りをよく確認しながら移動していくのだが、不意に青白い子供が足下にいることが気が付く。慌てて対処しようとするが、その前に子供の保護者が現れる。どうやら青白かったが両者共にゾンビではない模様。 #夢の話
2015-06-26 23:27:22校舎内を一通り確認した後、自分はどこからかテープレコーダーを取り出す そして目星をつけた「緑色の如雨露三号」がありそうな階でそのテープレコーダーを流しながら歩き始める。もちろんゾンビ達が教室内やそこら中から集まってくる。だが、襲ってはこない。むしろ、なにやら楽しげである #夢の話
2015-06-26 23:28:55実はこのテープレコーダーに録音されている音楽は、ゾンビを操ることが出来る音楽である。そこそこの量が集まったところで、自分はゾンビ達に「緑色の如雨露三号」を探すようにお願いする。 #夢の話
2015-06-26 23:30:03最初からこれを使うことが出来ればいいのだが、そうもいかない。なぜならそれを使うことを快く思っていない奴らがいるからだ。最初に確認していたのは、そいつらがいないかどうか。 ゾンビ達に「緑色の如雨露三号」を探して貰っている間に、中庭に人影を見つける。黒いスーツ姿の女性だ。#夢の話
2015-06-26 23:31:42彼女は自分の敵対勢力の一人だ。 人間がゾンビ化したのにもその組織が一枚噛んでいる、という噂もある。その組織の中でも彼女は上位の存在であり、しかも相当な力を持っている。削れることなら、削っておきたいところだ。 #夢の話
2015-06-26 23:35:04自分はノートPCを取り出し、最近手に入れた力を発動させる。半透明で凹凸の極端に少ないマネキンのようなモノが、自分の隣に現れる。ステルス機能を持った自分の複製だ。複製は一体しか作ることが出来ないが、自分自身の身体も透明化することが出来る。#夢の話
2015-06-26 23:37:09一階に降り、窓に足を掛けて彼女を観察する。中庭の真ん中に金属製の箱のようなモノを設置している 仕掛けるか。窓の桟に手をかけて、複製と同時に中庭に飛び出した 瞬間、女性が金属製の箱から飛び出たレバーの様な部分を足で踏む。耳をつんざくような破裂音と共に空へ何かが発射された #夢の話
2015-06-26 23:43:49そして、それは空で爆発した。 理解できない事態に、自分は急ブレーキをかけ空を見上げる。 雪が、降ってきた。 違う、雪ではない。自分は自分の認識を否定する。あまりにも時季外れな上に、色は白だが触っても溶けない。これは、雪ではない何かだ。 はっとして、校舎内に飛び退く。 #夢の話
2015-06-26 23:45:01これは自分対策だ。 自分が手に入れた、ステルス機能への一手だ。 自分がステルス機能を手に入れたことは敵対勢力も知っていた。だが、ステルス能力を手に入れたこと自体がごく最近だ。それの対策を、この短期間で自分がいるかの確実性もない場所で打ってきた。 #夢の話
2015-06-26 23:46:23敵ながら、天晴れな慎重さだな。 少しだけかかってしまった降ってきたモノを払い落としていると、複製が諦めるのか、というように服の端を引っ張ってくる。複製にはある程度の自律行動権限を与えてあるのだ。 #夢の話
2015-06-26 23:49:18無理無理、と自分は手を左右に振る。地面には降ってきたモノが積もり始めていた。装置を起動させた辺りを見回すために女性が歩くと、くっきりとその足跡が浮かび上がる。降ってくるモノの効果をあわせれば、こちらの切り札であるステルス機能の意味はほとんどなくなるだろう。#夢の話
2015-06-26 23:54:50勝算が低すぎる。そう、肩を竦めて声を出さずに複製に伝える。念話などと言う便利な機能はない。 まあ、目的は達した。 自分は「緑色の如雨露三号」の取っ手に指をかけクルクルと回す。小降りになった中を女性は見回しているが、その足は帰路についている。#夢の話
2015-06-26 23:56:15降り止めば効果は半減以下ということがよくわかっているのだろう。 白い何かが降る中、去っていく女性の背中に自分と複製は手を振る。 願わくば、もう2度と出会わないことを祈って。 #夢の話
2015-06-26 23:57:14で、目が醒めました 前提めちゃくちゃですが珍しくオチてますね、偉い! #ほぼ自画自賛である そして、最初に出会った親子はどうなったかさっぱりです #やっぱりオチてない
2015-06-26 23:58:08