#オークさんと女騎士

切腹の人. @HarakirimanEX

#オークさんと女騎士 女騎士「浮かない顔をしているな」 オーク「山一つ向こうにあるオーク集落の族長から、見合いの話を持ち掛けられた」 女騎士「そうかそうか」 オーク「おいティーカップめっちゃ震えてるぞ」 女騎士「どどどど動揺などしていない」 オーク「良くある話なのだ、これが」

切腹の人. @HarakirimanEX

#オークさんと女騎士 女騎士「亜人とモンスターの境界線で技術チートしている男ですら見合い話が定期的に来ているのに、爵位はあれど領地のない都騎士の私は！私はあ！」 カエル執事「落ち着いてください騎士様」 女騎士「私は冷静だとも。今まで関係した男の数を言える程度にはな！　ゼロだ！」

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#オークさんと女騎士 カエル執事「うっわあ」 オーク「吾輩は色々あって鉱毒汚染された鉱山周辺の廃村を管理している訳だが、それは知っているよな」 女騎士「うむ。人間の居住には適さない上に土と水が汚染されて作物も口に出来ない。だから先の戦で手柄を立てた貴様への褒美となったのだ」

切腹の人. @HarakirimanEX

#オークさんと女騎士 カエル執事「メタァ」 オーク「吾輩が半分趣味で土壌と水源の浄化を行い、毒性が大幅に低下しているのも知っているだろう」 女騎士「宮廷魔法使いの調査では、もはや毒は検出されていないと聞いている。作物の品質も上等だ」 オーク「だから連中はこの土地が欲しいのだよ」

切腹の人. @HarakirimanEX

#オークさんと女騎士 女騎士「なんと強欲な。モンスターと罵られながらも先王の御子息を守り抜き王都への凱旋に尽力した貴様だからこそ亜人としての地位と、汚染された土地とはいえ安住の地を与えられたのだぞ」 カエル執事「だからこそ旦那様の姻戚となることで縄張りを増やしたいのでしょうな」

切腹の人. @HarakirimanEX

#オークさんと女騎士 オーク「そんな訳で定期的に周辺の集落から嫁を自称するオークたちが嫁入りと称したり既に婚姻していると吹聴しながら不法侵入してくるわけだ」 カエル執事「そして不法侵入なので森を徘徊する冒険者たちの経験値になっていると」 女騎士「うちの部下共の実地訓練もするか」

切腹の人. @HarakirimanEX

#オークさんと女騎士 オーク「近場で戦果を稼げるからと都の衛兵や城仕え騎士が既に泊りがけで来てるがな」 カエル執事「そういった方向けの宿も開店しております」 女騎士「……そこまで定期的に犠牲を出しているのに未だ嫁を送り込む周辺のオークというのも凄まじいものがあるな」

切腹の人. @HarakirimanEX

#オークさんと女騎士 カエル執事「旦那様は独身ですからね。運よく捕まえることができれば、森に水源に作物を独占できる上に、自分たち以外の集落を排除することもできますから」 オーク「周辺集落に関係ない場所から嫁を貰うことが一番の解決策なのだが」 女騎士「そうか」

切腹の人. @HarakirimanEX

#オークさんと女騎士 オーク「そんな都合の良い嫁などいる訳もなく」 カエル執事「ですよねえ」 女騎士「いやいや。視野を広げる事で貴様の問題は解決するかもしれん」 カエル執事「視野で、ございますか」 女騎士「そうだ。オークという種族にこだわらなければ嫁は案外簡単に見つかるぞ」

切腹の人. @HarakirimanEX

#オークさんと女騎士 オーク「案外簡単に」 女騎士「そうだ！」 カエル執事「かつて古代遺跡で発見した女性型自動人形を起動させる時が来たようでありますな！」 オーク「それだ」 女騎士「それじゃねえよ」

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という話

式龍俊天 @syun_ten

@HarakirimanEX お疲れ様です。お久しぶりの女騎士とオークさん……女騎士さん押しが強いのに相手が完全に暖簾……！

切腹の人. @HarakirimanEX

@syun_ten 女騎士様ですから（視線逸らし）