「○○は私にこんな酷いことをした。殴ってやりたい、消えてほしい」はヘイトスピーチでもミソジニーでもミサンドリーでもない。個別具体について語っているだけだから。しかし、「△△はこんな酷いことをする」と○○の属する集団に一般化して語ることは、ヘイトスピーチ/ミソジニー/ミサンドリーだ
2015-07-04 11:01:32なるべく憎しみは具体的な行為に基づいて、ピンポイントで憎むべきですが、どうしても一般化したくなった場合は逆に徹底して「人類はこんな酷い事をする」「人類はクズばかりだ」まで広げると何か悟った感じになるのでオススメです。
2015-07-06 22:13:19しかし、「男を間引きせよ」とか「女は産む機械」とかは反発を免れえないのに「やはり人類は滅ぼさねばならない」とか「人間は所詮糞袋」とかだと、あまり反発されないどころかむしろ共感と賛同を呼んだりするのは考えてみると不思議ではあります。皆、人類としての自覚に欠けているのではなかろうか。
2015-07-06 22:15:22憎しみの目標が狭い方が「本気」を感じて怖い、という事かな? 「男は(女は)クズ」レベルなら言ってもせいぜいネットで叩かれるくらいだけど、「〇〇県××市に一家4人で暮らしている▲山 ◇郎を絶対殺します」とかだと流石に「おまわりさーん!」となるだろうし…。
2015-07-06 22:18:25男とか女だと比較対象がいる、というのも大きいかな。たとえばドリアードやスピリットが実際に存在する世界で「人間など所詮糞袋」というのはヘイトスピーチになるような気もする。
2015-07-06 22:20:21もしも人間並みの知性と強力な肉体を持つ魔族が地上に出現したら、放送コードとかも大分変るんだろうな。たとえば「ゴブリン退治」とか放送禁止用語になるかも知れない。
2015-07-06 22:23:27逆にファンタジーとかで、魔王が人間を虫けら呼ばわりなんかすると直ちに「※今日では一部不適切な表現がありますが、時代背景や作品の芸術性を尊重しそのまま放送いたします」とかテロップが流れたりする。
2015-07-06 22:24:11勇者が魔界に行って「なんて禍々しいところだ…」も際どい所ですね。ヒロインが「でも、子どもたちの笑顔はここでも同じだわ。彼らに取ってはかけがえのない故郷なのよ」とか即座にフォローを入れたりしよう。
2015-07-06 22:26:03物わかりのいい勇者「くっ、ここが魔界か、決して人間界が優れていて魔界が劣っているとかそういう意図はないんだが、生まれ育った文化背景が大きく違うからやはり最初は戸惑ってしまうぜ…」
2015-07-06 22:27:30魔王も「ふはは、よく来たな勇者よ、だが、これは決して蔑視するつもりで言う訳ではないが、統計的に肉弾戦においては魔族より不利な傾向にある人間が我に挑むというのか? おっと、もちろんすべての人間がそうではなく、現に我が魔王軍でも地獄の騎士などが欠かせない戦力として活躍しているがな!」
2015-07-06 22:29:37勇者「確かに現状においては統計的に人類の魔族に対する戦闘力の不利は否めないかもしれない。だが、俺たちには正義の心がある。ごく一部の例外的に邪悪な魔族などに負けるものか!」魔王「面白い、ならば我が力の前に絶望するがよい、ごく一部の例外的に愚かな人間どもよ!」
2015-07-06 22:32:25勇者「確かに現状においては統計的に人類の魔族に対する戦闘力の不利は否めないかもしれない。だが、俺たちには正義の心がある。ごく一部の例外的に邪悪な魔族などに負けるものか!」魔王「面白い、ならば我が力の前に絶望するがよい、ごく一部の例外的に愚かな人間どもよ!」
2015-07-06 22:32:25@Tora09339383 近年みられる「オークは誇り高い種族であり女騎士を襲ったりしない」という傾向もまた一種のオリエンタリズムによる偏見であるという意見もあり、オークの描かれ方についてはまだ難しい問題を含んでいるといえるでしょう。等身大のオーク像を描いた作品が待たれる所です。
2015-07-06 22:53:10@aj87zon むしろ魔王だからこそです。魔法体系の共通化や、グループ戦闘技術の普及によりグローバル化の進むファンタジーRPG界において、もはや多様性を尊重できない魔王はそれだけで指導者としての資質を疑われても仕方がないと言えましょう…。
2015-07-06 22:56:47何と、ファンタジー世界の正義の研究も未だ発展途上にある事が明らかに。蔑視は勿論、やみくもな神聖視やオリエンタリズムも避け、人族と魔族の等身大の付き合いが達成されるまで研鑽を積まねばなりませんね…。
2015-07-06 23:09:51