- cosshi1016
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加州「俺は、俺のこの自分の中の他の人と違う部分に名前が欲しいだけだよ。他の人のことなんか、知らないよ。分類しなくてもいいのもそのままでも構わないのは俺じゃないじゃないか。俺、最初から分けられたいんだって、整理をつけたいんだって、初めから言ってたじゃない!」
2015-07-25 22:50:10加州「一体誰の話をしてるの!?ココは俺と話をしてるんじゃなかったの!?俺は誰と話をしてたの!?一緒に考えてって言ったら、うんって、是が非でもって言ってたじゃないか!それって俺が欲しい答えを一緒に探してくれるってことじゃなかったの!?」
2015-07-25 22:56:57加州「俺は人の良し悪しが知りたいんじゃないよ、自分のことが知りたいんだよ!それがわからないなら、初めから一緒に考えようって言わないでよ!!」
2015-07-25 22:58:54あたくしはそういうことに悩んだことがあまりないから、ちゃんとどういうことかわからないままに彼に質問を投げかけただけになってしまったんだわ。
2015-07-25 23:08:42アイデンティティの名付け親になりたいというの、本当にその通りよ。でも、それはあたくしのわがままに沿った話であって、彼のことを本当に考えた末の願望ではない、ヒロイックな衝動に駆られただけの話なのだわ。
2015-07-25 23:35:15大和守「ちげーよお礼言いに来たんだよ意味合い正反対だよそれ。加州が今まで僕に言えなかったこと全部吐いたからありがとうって言いに来たの。」
2015-07-26 00:26:49大和守「隣でわんわん泣いてるからうるさくって叶わなくって文句言いに行ったんだよ。そしたら涙と鼻水でグチャグチャの顔で、今まで言えなかったことがあるごめんって、泣きながらべろべろ吐き出した。自分は男だけど女かもしれない、女の気持ちの方がわかる、女だった方が良かったんじゃないか」
2015-07-26 00:33:08大和守「どれも僕からしたら当たり前のことだったから、知ってたよそんなのって言った。そしたらまた泣いたからもううるさくって叶わなくってもう、なんでそんなの今更言うのか訊いたら、あなたに相談してたって言ってまた泣くんだ。」
2015-07-26 00:35:22大和守「もう馬鹿みたいに泣きながら、俺ココにもそう言って欲しかったんだ多分って言うんだよ。でも欲しい言葉をくれなかったから、拗ねて怒鳴って出てきちゃったんだってぴーぴーしてる。あなたに嫌われたかもしれないって、嫌な気持ちにさせちゃったって、後悔してる。」
2015-07-26 00:39:23大和守「あなたはそれ以上着飾らなくてもとても素敵って言ったんだって?僕さ、その話耳タコなの。もう何かあるたびにその話するから。すんごいその話ばっかするから。俺の全部をわかってくれる人って感じがするってさ。そんなわけないのに、馬鹿だよね。」
2015-07-26 00:44:54大和守「その時みたいに、どんな加州でもあなたは素敵って、言ってくれるのを期待してたのかもしれないって。それがあれば、もう何にもいらなかったのかもしれないって。相談するふりを多分したんだってさ。いつもの澄ました顔ほっぽって、しょげてるよ。」
2015-07-26 00:49:01