為末大さんのつぶやきまとめ「不幸せは蜜の味」8月1日

爲末大 Dai Tamesue　熟達論発売中 @daijapan

不幸せは見方の癖だと私は考えていて、特に先進国における不幸せは貧困そのものというより、不公平感や足りないものや嫉妬、または諦められなさによって生まれると思う。その場合状況ではなくどう見るかという認識を変えることでしか幸せになれない。

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ところが見方の癖を変えることはとても難しい。それがそうなのではなくそれをそう見ている私に気づくというそのもののアイデアがそもそも伝わらなかったりする。だからその人は不幸せでいつづけようとしているようにすら見える。

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いくら社会が変わり、自分の置かれている状況が変わっても、不幸せな人は一定不幸せ感を抱いて生きる。そういう人は外部に原因を求めるからこそ幸せになれないのだけれどそれには気づけない。どうして幸せになれないんだと外に対して苛立っている。

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その外部依存的な不幸せ癖がある人の苛立ちが他人も一緒に不幸せにしようとする。正義に燃えて悪を切りながら、他人の不幸せに体の底から喜びを覚える。不幸せ癖がある人にとっては他人の不幸は最高の蜜になり、当然蜜だからたくさん群がる。

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世の中は不公平であり、不条理である。この現実が受け入れられない為に、つまり幼少期にできた理想の世界を諦められない為に世の中が(自分自身も含め)許せない。あるがままを受け入れられない。あるがままを受け入れることは敗北だと感じている。