【デセオ】IFの日まとめ【ディズ＆ノゾム】

めん蛸 @ariannroddo

【パ／戦闘／調査点６】就寝中のユーノ@連合（デセオ）を襲う黒ずくめの暗殺者の集団！　ＳＰ＋５、２人以上の支援を得られればＨＰ－７、でなければＨＰ－１１。支援した者はＨＰ－６、調査点＋６。 appli-maker.jp/analytic_apps/… #グランクレスト大戦

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@GCtg_TL 交渉からの帰り、寝ている騎士を殺気が貫いた。飛び起きると同時、何者かが飛び込んでくる。 「見つけたぜー、デセオにいないから、匂いを追って来ちまったぜー」 手刀、いや、その爪を容赦なく叩きつけてくる

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@GCtg_TL 間一髪避けてみせる。お返しとばかり、刺客に短刀を叩き込んだ 「さすがはとーちゃん、容赦がないぜー」 刺客に打ち込まれた短刀は全て、その見に生えた鱗に阻まれていた。 「……何者だ」 騎士は、そこで初めて声を発した #IFの日

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@GCtg_TL 「俺はノゾム、ノゾム＝シャインハウゼン。とーちゃんの息子だぞー」 「馬鹿を言うな、俺に子はいない」 言葉と同時、回し蹴りを叩き込む。目的は寝所に借りていた天幕からの脱出。相手に天幕唯一の出入り口を取られている以上、牽制し、十分に戦える空間まで誘導せねばなるまい

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@GCtg_TL 「体裁きなら、かーちゃん譲りな俺のが上さー」 騎士は驚愕した。確かにある程度の達人の体術と比べ、自らのものは未熟だ。しかし、今の蹴りは会話と、そこに剣を握るフェイントも混ぜた、虚をつく一撃であった。それがフェイントにすら引っかからずこの男は蹴りだけに反応した。

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@GCtg_TL まるで、そう来ることが分かっていたかのように 「ま、ここでやってもなー」 だが、少年はあっさりとユーノの足を解放し、外を指さす。 「越えるなら、本気のとーちゃんじゃなきゃなー。広いところで存分にやろうや」 あっさりと背中を向け、天幕の外へ出て行った

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@GCtg_TL 少年の姿を追い、武装の上で外へ出た。彼はそこで待っていた。 「さ、やろーぜ、とーちゃん」 少年は、どこか覚えのある殺気を発しつつ、構えた。 「……騎士として、我は負ける訳にはいかぬ」 こちらもブルートを呼び出し戦斧を構える

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@GCtg_TL 「ブルートもそのままか……全く、あんたはホント変わらねえなー」 苦い笑いを浮かべつつ、少年の目と、邪紋が朱く輝く 「これ、とーちゃんとブルートに対抗するために生み出したんだぜ？　三位一体に抗うには、俺自身が竜に、いやもっと強い存在になる必要があるからなー」

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@GCtg_TL 「あんたはそれくらいじゃなきゃ倒せねー。あんたが竜と心を通わす竜騎士なら、俺は“混沌の竜”そのものになる。見て驚け、ヘンシン」 少年の体が不自然な程に膨れあがり、黒い獣に、そして竜へと姿を変えていく。様々な生物の特徴を持つ、竜と獣の混成体、名の通りの混沌竜へと

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@GCtg_TL 「ナツキ姉さん直伝の変身ポーズ、格好いいだろー、どうだー？」 呑気な声だが、その体は至る所に突起物や複数の尾、体にも口がついた歪な竜の体へと変化していた。 「……否、歪ではない。戦うための進化？」 「そ、強い竜に色んな魔物から強い部分を取り込んだ。それが俺さー」

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@GCtg_TL 「……何故？」 「とーちゃんを越えて、かーちゃんに認められるために。あんたを越える……その為だけに！！」 竜が突撃をかけた。獣と竜、2つの牙でこちらを狙ってくる。 「ブルート、迎え撃つ！」 こちらも騎士と竜と聖印を連動させ迎え撃つ。だが、

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@GCtg_TL 「あんたの強さはブルートとセラフとあんたのコンビネーションだ……そこを崩すための、この躰」 胸の牙でブルートを、頭の牙と爪で騎士を狙い、聖印は尾で動きを牽制する。 「……こいつ、我らの動きが」 「分かってるよー。何度も何度も負けて、ずっとずっと見てきたからさー」

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@GCtg_TL 「仕切り直す……ブルート！！」 大振りの一撃で牽制し、強引に隙を作り出す。その隙にブルートが距離を取ろうと背後に跳ぶ。 「あんたの得意技、それは中距離からの突撃。だから、距離は取らせない。その為のこの脚さー」 だが、竜は瞬時に間合いを詰めた。白兵戦が再開される

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@GCtg_TL 「……こいつは」 「あんたのことは知り尽くしてる……だから、あんたを倒す！　あんたはいつでも最強だ！！　投影体で君主なイレギュラー、願望の騎士、俺のとーちゃん、あんたを越えて、俺は俺の強さを証明する！」 ついに爪の一撃で、騎士の戦斧が叩き落とされる。

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@GCtg_TL 「これで、終わり！」 牙をその喉元へ突き立てる。 「……認めよう、その意志を。認めよう、その信念を」 牙は防がれていた。騎士が手に握るのは竜を越える大きさを持った片刃の剣。 「故に、このまま、負ける訳にはいかぬ……輝け、我が忠義の剣」

めん蛸 @ariannroddo

@GCtg_TL 「我が名はユーノ、ユーノ＝シャインハウゼン。願望の騎士、デセオの剣なり！」 剣が輝く、浮かび上がるのは剣の戦旗、パトリオット。 「……初めて、見た」 初めて目にする輝く剣に、少年は心を奪われた……それは致命的なまでの隙となる

めん蛸 @ariannroddo

@GCtg_TL 剣の峰が竜を打撃する。 「押し通る」 強引に、竜の巨躯を叩き飛ばす。そして、 「ユーノ＝シャインハウゼン……参る」 逃げようのない、全力の突撃が竜の躰を貫いた 　 Result!! ユーノ twitter.com/diceda4/status…

Diceだよ！ @diceda4

@magkokoif 76 [21D6] 6,1,3,4,2,4,3,6,5,4,5,4,5,5,6,1,1,4,4,1,2 (01:53:40)

2015-08-13 01:53:41

めん蛸 @ariannroddo

@GCtg_TL ノゾム twitter.com/diceda4/status…

Diceだよ！ @diceda4

@magkokoif 73 [21D6] 4,6,2,6,5,3,2,4,1,6,1,2,2,2,3,6,5,2,3,3,5 (01:53:59)

2015-08-13 01:53:59

めん蛸 @ariannroddo

@GCtg_TL 「まだ、届かなかったかー」 竜から姿が戻り仰向けに倒れる少年。その隣に騎士は座った。 「最後、峰打ちだったのは手加減かー？」 やや、不機嫌そうに少年は言葉を投げる。 「否、最初の借りを返したのと……」 あの回し蹴りの隙は致命的だった。しかし、少年はそれを見逃した

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@GCtg_TL それを借りと覚えたことと、もう一つ 「親子喧嘩で命までは取らぬ……それは無粋という物だ。馬鹿息子め」 そっと、手で少年の前髪を撫でてやる。少年は驚いたような顔を見せると、へへ、と笑い。 「信じてくれるのかー？」 「お前が言ったことだ……馬鹿者」

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@GCtg_TL しばらくの間、二人は黙って月を見上げていた。 静寂がどれほど続いただろうか、ふいに騎士が言葉を紡いだ。 「名は？」 「ノゾム」 「ノゾム、そうか……ノゾムか」 その名を幾度か口内で転がし 「お前は強かった……また、挑みに来い」 「ああ、今度は未来で。またなー」

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@GCtg_TL ふと、騎士は月から目を逸らし、隣を見る。そこには、最初から何もいなかったかのように、ただ、草木が優しく揺れていた。 「夢か、幻か……否、今宵の月は忘れぬさ。また会おう、我が愛しの馬鹿息子よ」 #願望の騎士　#IFの日