【蜂須賀と白蛇?】自称蜂須賀家家老稲田家子孫のふぞろいなツイート【9月7日追記】
2, で述べた通り、この二つのツイートが生む問題について解決するためには「曾祖母は稲田家当主にはならなかったが、別の家の当主にはなった」などの解釈をするしかありません。
稲田家の出自に関してはまだこちらの調査不足が大きいためなんとも言えませんが、現時点では清和源氏の子孫とするのは危険かもしれません。
ここで「母方の曾祖母」の人生について振り返ってみましょう。
? (10歳頃) 蜂須賀家に人質になり、白蛇の世話をする
1870 (?歳) 庚午事変(稲田騒動)起こる
1870~ (?歳) 白蛇の世話を続ける
? (?歳) 当主になる。
叔母の老後の面倒を娘(ツイート主の祖母)に見させる。
城が燃える。
1939~1945 (?歳) 第二次世界大戦を経験
? (?歳) 孫(ツイート主の母)の悪さをこらしめる
ちなみに今年4月に亡くなった大川ミサヲさんは、2015年4月までは存命人物で日本最高齢(117歳)でした。絶対にありえない年表ではない……かな?
今年のツイートに限るならば、決定的におかしな発言はないように見えます。ただ、少なくとも「曾祖母」が稲田家を継いだと考えるのは難しいと分かります。(それにしても、なぜ「曾祖母」が稲田家を継いだと思わせるような呟きをしているのでしょうか?)
7, まとめ
2, で、ツイート主の曾祖母について「稲田家当主の娘で元貴族。10歳頃に蜂須賀家の人質となったらしく、少なくとも庚午事変(稲田騒動)後まで蜂須賀虎徹の白蛇の世話役をしていた。その後は女性当主となったが城を焼かれてしまった。ツイート主は稲田家と血の繋がった子孫にあたる」と述べました。しかし、2, ~5, を見るとそもそも「曾祖母」が稲田家かどうかもかなり怪しく、「女性当主」になったとしてもそれは稲田家ではなさそうです。
「曾祖母」が継いだのは稲田家ではないという結論は6, でも出しましたが、ではなぜ誤解を招くようなツイートばかりがあるのかは不明です。「曾祖母が女性当主になった」という発言は過去幾度も繰り返されており、今年のツイートでも二回言及されています。また、数々の筋道がはっきりしないツイートも奇妙な感じがします。
我々の知り得ぬ複雑な事情があるのかもしれませんが、一応下のツイートを見てください。
この時点ででは「曾祖母が蜂須賀家に人質になった」はこのツイート主の“気づき”にすぎません
しかしその約五分後、“気づき”は“事実”として語られ始めています。(言葉のあやだ、と言われてしまえばそれまでですが)一連の奇妙な呟きも、実はこのような感じで投稿されたのかもしれません。
おまけ
その他気になったツイート