スイカスーツの怪

リカ=アナグラム @rika_anagram

少し苦笑い気味のローズだったが一つ閃めく。 「そのおわびや普段のお礼も兼ねて、レオ君にスーツのプレゼントってのはどうかな？」

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「そうね。色んな借りもあるし偶にはこっちから労ってあげなきゃね」 その提案にまずメリルが乗る。

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「仕立て屋は私の伝手を使うわ」 お詫びと聞いて乗らないわけにはいかないとステラも話に乗ってくる。

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「ところで採寸はどうする？いくらあの店でもサイズがわからず仕立てるのは無理よ」 「そうよね、出来ればサプライズで渡したいし…」 ふと気付いた二人だがそれにローズが答えを返す。

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「だいたいのサイズなら私がわかります。適当なサイズのマネキンを準備してくれればその抱き心地…で…」 と終り際で頬を赤く染めつつ応えるも周囲2人の表情に気付き言葉がすぼむ。

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「仲が良いのは何よりよね」 「私もそんな王子様が欲しいわぁ」 と2人がニヤニヤと笑顔を向けてくる。

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「もぉ～からかわないでくださいっ！」 変わらずニヤニヤ顏の二人は笑顔を振り向ける。

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「なんというかご馳走様よね」 「えぇご馳走様ね」

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そんな2人を振り切る為にローズは無理やり話題を切り替える。 「それでスーツの柄はどうしよっか？」 そして数々の男性を例に挙げて討論となる。

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…

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結果として、本人の好みが分からないこと、何か愛着や理由があるのではないか？、というものから同じカラーのものをプレゼントすることとなる。 そしてまた一着スイカスーツが増えるのであった(笑)

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ここまでで終了よ。

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久しぶりのお話だったけどどうだったかしら？ 楽しんでもらえたなら幸いよ。

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気が向いたらお気に入りして頂戴。更新も気分次第だから気が向いたらでいいわ。 それじゃあみんな次もヨロシクね。