井戸川克隆さん「原発事故避難計画策定を拒否する『通知書』プランのすすめ」

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井戸川克隆さんが「伊方原発再稼働を止める」座談会で 読み上げた 文章。 「原発事故を 憂える 皆さまへ」(2014年 4月 29日)

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事故の 原因を 究明して 国民に 対して 反省と 対策を 講じることなく、この 事故の 恐ろしさを 感じないように、国民は 恣意的に されています。 住民が 受ける 被害と 損害を 顧みず、原発産業は 自分の 利益のため 今、原発の 再稼働に 邁進しています。

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これを 行政と 政府と 国会議員の 多くが 一体となって 推進しています。 特に 愚かなのは 立地の 行政が 推進していることです。

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避難計画は 作れません、どこに 市町村者を 避難させるのですか ? 自分で 自分に 放射能の 毒を 盛るような、自殺行為の 計画書を 作るのは はなはだ 疑問です。

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自分の 市町村の コピーが 地球上の どこに 作れると 思ってるのでしょうか、あり得ません。 ビキニ環礁の ロンゲラップ島の 住民は 今でも 帰れないで 避難しています。

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真剣に 考えると みなさんは 原発事故で 終の 棲家を 出なければならない 理由は ありません。 営利企業の 過失で、何代も 前から 住んでいる 自分が 避難する いわれは どこにも ありません。

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避難したら 福島の 二の舞です。 避難しない 権利を 行使しましょう、自分の 権利を 担保しましょう。 そして「避難などしない、危険な 原発を 避難させろ !」と 大きな 声で 叫びましょう」

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(訂正) 井戸川さん「添付したのは 愛媛県の 住民の 方が 国、県 ならびに 市町の 首長に 提出した 内容証明の コピーです、参考にしてください」

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井戸川さん「住民票の 家族単位で 出すことを おすすめします、家族全員の 権利を 担保しておくと より 安全です。 署名とは 違いますから 年齢は 関係ありません」

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東京都 千代田区 永田町 1-6-1 内閣総理大臣 安倍晋三殿 「通知書」 私たちは 国に 対して 以下のことを 拒絶する旨 通知する。

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1. 伊方原発 1、2、3号機の 再稼働 2. 国から 各地方団体に 対し 策定を 要求されている 原子力防災計画 3. 2 の 防災計画に 基づく 避難

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福島第一原子力発電所の 事故が もたらした 放射能の 被害は、福島県のみならず 広い 地域に 及んでおり、住民は 日本国憲法 (以下『憲法』という) 第13条が「国政の 上で 最大の 尊重を 必要とする」としている「生命・自由 及び 幸福追求の 権利」を 剥奪されている。

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また 憲法 第25条が 保障する「健康で 文化的な 生活を 営む 権利」も 奪われ、事故によって 生じた 家族や 地域の 分断は、第22条が 保障する「居住・移転 及び 職業選択の 自由」を 侵害している。

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国は 福島第一原発事故が 国民に もたらした 甚大な 被害に 充分 対処することを 怠りながら、一方で 他の 原発の 再稼働を 画策しており、その 一環として 各地方公共団体に 防災計画の 改訂をさせている。

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これは 上記のように 憲法 第13条、第22条 及び 第25条の 侵害であるから、私たちは 防災計画を 憲法に 基づく 国の 行為として 認めない。 私たちは 四国電力株式会社 伊方原子力発電所 第1、2、3号機の 再稼働を 国民の 権利に 基づき 拒絶する。

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私たちは 各地方公共団体が 策定する 防災計画 並びに 防災計画に 基づく 避難を 拒絶する。 また 国が 私たちの 意志に 反して 再稼働に 合意したのち 私たちが 避難を 余儀なくされた 場合、その 結果 生じた 全ての 損害について 賠償を 要求する。

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以上 2014年 3月 24日 松尾京子 (原発さよなら四国ネットワーク)

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松尾さん「それから 首相、県知事、18市町への 内容証明付きの『通知書』というのを 送付しようと、メンバーのうち 10名が 賛同して 個人名で 通知書を 出しました」

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松尾さん「主旨は 憲法 13、22、25条で 保障されている 国民の 権利の 上にたって、事故を 前提とした 事後対策としての 避難計画は 拒絶する、避難しなくてもよい 暮らしを 確保するために 再稼働を 拒否するというものです。 今のところ どこからも 反応は ありません」

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井戸川さん「(内容証明の 保管期限は) 5年ということに なるかもしれませんが、その間に 不具合が 起きた時の 証拠には なりませんか ? 自分の 権利を 担保する」

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井戸川さん「それが 何万通にも なるということでは、ただ単に 積み上げではなくて『私は こういうことで 権利を 主張します』という 証拠に なるはずです。 私は 子どもも 含めて 家族単位で 出すべきであろうと 思ってますし、副本を 作って 割り印をして 出しておくということ」

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井戸川さん「やらないよりは はるかに 自分の 権利行使というか 主義主張をして、明確に 相手に 伝えたということ。 私も 首長を やってきて、要望書というのは 受け取りますけど、それに 要望書に 答えなければならないということの 決まりは 何も ないのです」

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井戸川さん「署名を 集めて 要望書を 出しても『受け取りました、ご意見は 慎重に 検討させていただききます』たいてい どこでも そういう 言葉で 返すと 思いますけど、それだけで 終わりなんです、回答の 義務は ないんですね」

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井戸川さん「一般の 郵便では ダメなんですね、相手が 受け取ったという 証拠を 固めていくという 意味では 効果があります。 私は そう 思ってますので ないという 前提であったら 皆さんに すすめません」

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井戸川さん「それを 繰り返せばいいんです、とにかく 繰り返していくということで。 ないよりは、いざ 裁判になったときに「ずっと やってきましたよ」というのは 最高の 証拠ですから」