新たな仲間-正規空母

_(:3」 ∠)_
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みか @MizugumoMikage

童子特務艦隊、新たな仲間(正規空母編)

2015-09-11 20:15:38
みか @MizugumoMikage

1 第二次SN作戦の開始が中央本部より発表されたつぎの日。 映像通信にて葛葵と霧雨、美影の3人による作戦会議が行われた。 会議によって決まったこと。 葛葵が今回の作戦責任者を務める。 霧雨が同海域に居る湾港棲姫を、葛葵が同海域の離島棲鬼を叩くこと。 そして…

2015-09-11 20:16:33
みか @MizugumoMikage

2 美影「俺が、最深部に居る防空棲姫…か。」 美影は海域最深部に座する防空棲姫を叩く役目を任された。 しかし彼は悩んでいた。 美影「相手の情報はまだ少なすぎる。それに防空棲姫と名乗る程だ。対空性能はおそらくこれまでの深海棲艦とは比べ物にならんだろう。」

2015-09-11 20:18:03
みか @MizugumoMikage

3 彼の基本戦法は水上打撃部隊。 しかし今回の海域は水上打撃部隊での進行は困難とされている。 つまり空母機動部隊での出撃を余儀なくされている。 空母機動部隊での出撃が無かった訳ではない。それに葛葵から機動部隊の運用は学んでいる。 だが彼の悩みは他にあった。

2015-09-11 20:19:06
みか @MizugumoMikage

4 美影「今の特務艦隊のメンバーでは蒼龍と千歳の負担がデカすぎるな。扶桑も助太刀出来るが空母には劣ってしまう。」 今の美影の主力。特務艦隊には正規空母蒼龍。軽空母に千歳の2人しかいない。 今の編成で機動部隊での進行は厳しいと判断したのだ。

2015-09-11 20:19:54
みか @MizugumoMikage

5 美影「しかし制空権を捨てて敵う相手でもないのは確実だし…どうするか。」 彼は鎮守府の艦娘リストを見ながら思考錯誤を重ねる。 美影「やはり彼女の力を借りるしかない、か。」 美影は館内放送の装置を起動した。 美影「今から呼ぶ艦娘はすまんが司令室まで来て欲しい。名は…」

2015-09-11 20:21:34
みか @MizugumoMikage

6 コンコン ドアがノックされる。 「提督、参りました。」 美影「あぁ。入ってくれ。」 ドアを開け、司令室に来たのは… 「雲龍型航空母艦2番艦天城、参りました。」 美影「来てくれてありがとう。座ってくれるかい。」 天城「は、はい!」

2015-09-11 20:22:21
みか @MizugumoMikage

7 呼ばれたのは航空母艦天城。 彼女はソファに腰掛けるも少し緊張しているようだった。 美影「…緊張しているのかい?」 天城「あ、い、いえ!すみません…」 美影「いやいや、謝ることなんて全然ないさ。」 天城「しかし、今日はいったい何故私が呼ばれたのでしょうか。」

2015-09-11 20:23:40
みか @MizugumoMikage

8 彼女はそう言うと美影の後方に目を向ける。 そこには美影直属である特務艦隊のメンバーがいた。 美影もその視線に気付き、 美影「あぁ、すまない。彼女らにも聞いて貰ってた方がいいかと思ってね。変に緊張させてすまない。」 天城「い、いえ!大丈夫です!それでお話と、いうのは…」

2015-09-11 20:24:40
みか @MizugumoMikage

9 美影「うん。天城ももう伝わっていると思うが中央本部から大規模作戦が開始されたのはもう知ってるよね?」 天城「はい。」 美影「それで今のところ第六海域までは問題はなさそうだが第7、つまり最深部の海域だね。そこでの編成についてなんだ。」 天城「は、はい。」

2015-09-11 20:25:49
みか @MizugumoMikage

10 美影「今回の深海棲艦はどうやら対空性能が高いらしくてね。今の戦力だと対空射撃に対応しきれないかもしれないんだ。」 蒼龍「流石に2人だとね〜。」 千歳「恥ずかしい話ではありますが…」 後ろの2人が苦笑しながら言う。 美影「そこで天城。」 天城「は、はい!」

2015-09-11 20:26:57
みか @MizugumoMikage

11 美影「是非君の力を貸して欲しい。そして天城、君さえ良ければ…特務艦隊の新たな正規空母として、入隊をして欲しいんだ。」 天城「…え」 美影「急な話だというのは承知の上だ。整理がつかないかもしれない。」 天城「…」 美影「だから、作戦開始の日までに答えを出して欲しい。」

2015-09-11 20:28:18
みか @MizugumoMikage

12 天城「…わかりました。」 美影「話を聞いてくれてありがとう。後で間宮にでも行ってゆっくりするといい。」 そう言って間宮チケットを天城に手渡す 天城「そ、そんな…!」 美影「なに、ほんのお礼だ。話を聞いてくれた、ね。」 天城「…ありがとうございます。」

2015-09-11 20:29:13
みか @MizugumoMikage

13 美影「じゃあゆっくりで構わないから答えを待ってるよ。」 その日は美影も天城もそれで話を終わりにした。 扶桑「天城さんは、どうするのでしょうか。」 美影「わからない。ただ天城が嫌なら仕方ないさ。その時は別の方法を探せばいい。」 扶桑「そう、ですね。」

2015-09-11 20:30:21
みか @MizugumoMikage

14 蒼龍「でも、きっと天城さんなら来てくれると思います!」 美影「ふふっ、そうだといいな。」 大井「あまり期待しすぎて断わられた時に案が無いなんてことは勘弁してよね。」 美影「分かってるって。」 大井「どうだかね。」 美影「手厳しいなぁ。」 ーーーーーー

2015-09-11 20:31:11
みか @MizugumoMikage

15 第二次SN作戦開始前日。 最深部への突入作戦へ向けての作戦会議が司令室にて行われた。 そこには… 美影「さぁ、いよいよ明日は特務艦隊での作戦開始だ。最終確認をして今日は早めに休んでくれ。」 (天城は来なかったか…流石に急過ぎたか。仕方ない、機動部隊での作戦は…)

2015-09-11 20:33:03
みか @MizugumoMikage

16 美影「明日の突入作戦は水上打撃部隊で…」 ガチャ 美影「!?誰だ?作戦会議中…」 「申し訳ありません、装備の準備に手間取ってしまいました…」 美影「天城?」 司令室に来たのは天城。 しかし先日話をしたときの和服ではなく艤装服を着ていた。 天城「提督…」

2015-09-11 20:37:54
みか @MizugumoMikage

17 天城「答えが遅くなってしまい、申し訳ありません。雲龍型航空母艦2番艦天城、美影提督直属である特務艦隊への入隊を希望致します!」 美影「天城…」 天城は敬礼をし、美影をまっすぐ見つめる 美影「嬉しい答えをありがとう、天城。」

2015-09-11 20:38:49
みか @MizugumoMikage

18 美影「雲龍型航空母艦2番艦天城、貴艦の入隊を許可する。これから、よろしく頼むぞ。天城!」 天城「はい!天城、出れます!」 こうして童子特務艦隊に新たな正規空母が入隊し、空母機動部隊での突入作戦が開始された。

2015-09-11 20:40:12
みか @MizugumoMikage

19 艦隊に新たな仲間が着任しました。 これより艦隊の指揮をとります。 pic.twitter.com/XFHwKZuEWK

2015-09-11 20:41:47
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