#TRPG で不幸な物語をやることについての2。物語の押し付けについて。

ぱらでぃん @nekohaus

RPGで防ぎえない悲劇は好まれないというのは、ほしくないものを交渉の余地なく押し付ける結果の押し売りが問題になっていることが多く、権力嫌いの風来坊なPCへGMがご褒美のつもりで「人々は竜を倒した君を新しい領主に迎えました。めでたしめでたし」としても起こりうるですぅ。 #TRPG

ぱらでぃん @nekohaus

RPGの判定や戦闘は物語の主導権を誰が握るか決定する行為でもあるので、竜と戦うときはGMが語る“この竜を倒せなかったら街は蹂躙される”物語を妨害してプレイヤが考える物語に書き換える試みなので、竜を倒した後にGMから善意であれ物語りの押し売りをするのは嫌がられるですぅ。 #TRPG

ぱらでぃん @nekohaus

たとえば竜を倒した後にあるプレイヤが「実はこの竜は呪いで姿を変えられたPCの肉親だったので悲しむ」と言い出すのは物語としては悲劇だろうけど、語り手を見ればゲームに勝った側が自分の考えた物語を通したものだから、他の参加者がどう感じるかはさておき押し売りではないですぅ。 #TRPG

ぱらでぃん @nekohaus

これを防ぐ方法が「山から降りてくる竜を止めないと街は蹂躙されます」みたいな事前の説明であり、「街の人々は英雄である君たちを新しい領主に迎えようとします」という展開をこうしたいがどうかという確定させない示唆、「実は竜が探していた肉親だったのはどうか」という提案ですぅ。 #TRPG

ぱらでぃん @nekohaus

物語のターニングポイントになる戦闘は重くて時間かかるし計算とかに没頭して全員頭が悪くなってることも多いので、勢いのままで押し切るのもいいけど、戦闘が終わったらティータイムにしてこれからの展開についてのネタ出しをするのも悪くないですぅ。 #TRPG

ぱらでぃん @nekohaus

一度言葉にしたものは事実として記憶されてしまうからリテイクしても悔いが残りやすいので、ぶっつけ本番で始めてGMやプレイヤの描写が想定と違うので中断してもらって巻き戻すより、これから何をどうするかネタ出しして合意を取ってから描写したほうが納得度が上がる側面もあるですぅ。 #TRPG

月夜見 伯爵 @tukuyomi4731

この辺、私は「勘所を読み取る力」と表現することが多いけど、この力が足りないと結果的に満足度が低くなってしまうんですよね。極端な人は、明快に下手くそなGMって呼びますけど。

月夜見 伯爵 @tukuyomi4731

ただ、単純にPLが求めていることだけ提供していればいいか？ といえばそう言うわけでもなく。シナリオをクラッシュすることに喜びを覚える人を満足させるために、シナリオをクラッシュさせて他の人が不満を溜めたら元も子もないわけで。

月夜見 伯爵 @tukuyomi4731

極端なことを言うと、ＰＬが求める物語よりも、自分が提供する物語の方が満足させられる自信があるなら、時には無視する決断力がGMには必要だと思うねぇ。

月夜見 伯爵 @tukuyomi4731

PLが期待する勘所を読み取って、刺激しつつ、時には大胆に自分の物語を通す。そのバランス取りだと思うのよ。 なお、大前提は「予想は裏切っても期待は裏切らない」です。

月夜見 伯爵 @tukuyomi4731

このキャラクターはドラゴンを倒した報酬が地位や権力なのはきっと喜ばないな、とＰＬが求める勘所を読み取る能力。でも、これってその場でとっさに読み取ってシナリオを修正するより、ＰＬとPCについてきちんとヒアリングして最初からシナリオに組み込んだ方がずっと楽なのです。

月夜見 伯爵 @tukuyomi4731

地位や権力を求めないキャラだと最初から分かっていたなら、無垢な少女の感謝であるとか、村人達の畏敬の念であるとか、女性のハートであるだとか、そうした相応しい報酬を事前に用意することは可能なわけで。

月夜見 伯爵 @tukuyomi4731

ヒアリングできないなら、ガチガチにハンドアウトで縛った方が良いと思うのよ。 「君は騎士の名誉を重んじる、古今無双の英雄だ」とか書いちゃうよろし。

月夜見 伯爵 @tukuyomi4731

まー、この辺のさじ加減は自分の得意不得意を自覚して、自分にあったセッションを構築していけばいいと思うけどね－。

月夜見 伯爵 @tukuyomi4731

そだってきたー環境がー違うからー、得手不得手は仕方がないー。アドリブが得意だったりー、PLの誘導が得意だったりするのねー。

月夜見 伯爵 @tukuyomi4731

こうやって「人それぞれ」で締めるのってあんまり好きでないんだけど、こればっかしはなぁ。特に慣れて無い人は下手にやり方決めて狭めちゃうよりは……。