『お酒の知識が豊富な外付けハードディスク』みたいなひととワインを呑むと楽しいけども『アクセスする度に認証が必要なハードディスク』みたいなひとと呑むとむかつく

病理医ヤンデル @Dr_yandel

「日本酒好きがきもちわるい振る舞いをするせいで日本酒のイメージが悪くなる」 というパターンがあると思う　日本酒好きだけど「日本酒ってなんか辛いとか甘いとかよくわからんのよね」というと「えっわかんないの？ｗ」みたいな顔する奴ら見てるとなんかもういいわって思ってビール飲んじゃったり

病理医ヤンデル @Dr_yandel

ワインが苦手な人の1/3くらいは「単なる好み」ですが、1/3くらいは「翌日おなかにくる、二日酔いになるという経験からの回避」で、残る1/3くらいは「ワイン好きがなんかむかつくというイメージ」だと思っていますし、この話題になるとたいていの人に「まあそうだわね」と納得して頂けます

病理医ヤンデル @Dr_yandel

俺は常々仕事においては「臨床家の外付けハードディスクとなりたい」と思っていて、臨床をやる人が知らないこと（病理の話、遺伝子の話、対比の話など）に遭遇したときに俺にアクセスすると必要な情報もしくはそのリンクがスッと取り出せる存在になりたいなということなのだが、

病理医ヤンデル @Dr_yandel

逆に俺にとってお酒の知識が豊富な人は「俺にとっての外付けハードディスク」なので、アクセスしやすく好みの味とか情報をスッと出してくれる人と一緒にお酒を飲むと大変に楽しいし、向こうもそのつもりでいろいろ教えてくれてありがたい

病理医ヤンデル @Dr_yandel

ところが中には「お前も調べてみろよ、酒がもっとうまくなるぜ！」みたいに「自分は知識があるからお前よりおいしく酒飲んでる」とアピールしてくるタイプがいてこういう人は「アクセスする度に認証が必要なハードディスクかよめんどくせえ」と思って敬遠するようになる　いいよ別に詳しい人と飲むから

病理医ヤンデル @Dr_yandel

「うまいワイン飲もう、超レアだぞ。お前も大事な女性といつか飲むために経験しておいたほうがいいだろｗ」みたいなお誘いをいただくことがあるが、ぼくは「経験したことないワインこそ大事な人と一緒に初体験したいし味がわかったわからないと一緒に騒ぎたい」し、おじさんと高い酒なんか飲みたくない

病理医ヤンデル @Dr_yandel

ツイートすらちゃんと読まずにフォロー外からリプライ飛ばしてくる人とお酒飲んでもぜったい楽しくない　自分が言いたいことだけ言って会話にならない人と飲食しても何も得るものはないわ

病理医ヤンデル @Dr_yandel

今の段階で思ってる事でありこの先変わるかもしれないけど、肉体が滅びはじめた30代以降のおじさんと飲むときは酒の味より「飲み続けられる環境」を重視している　少量の酒でもつまみがうまいとか、そもそも席のいごこちがいいとか、そっちの方がずっと盛り上がる

病理医ヤンデル @Dr_yandel

かつて、「金のない学生時代からイケメンでもてまくった人」と高級ワインを飲んだとき、彼がうんちく語っても全然いやみを感じなくてすごく楽しい、ということがあった。「酒の知識でもてようとするおじさんはキモいし酒がまずくなるけど、酒以外でモテてる人と酒飲むと楽しい」という残酷な現実だった

病理医ヤンデル @Dr_yandel

まとめますと、ぼくを高級料亭で接待したところで誘った人がむさいおじさんだったら「絶対に恩義で便宜をはかることはない」し、「絶対にツイッターでネタにする」し、贅を極めた料理の数々を「確実にうまいうまいと言って食う」し「あとでおふくろにも食べさせたくなる」です。よろしくお願いします。