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ミズーはアマワを、また記憶さえ曖昧だった双子の姉アストラを追い、謎の青年アイネスト、かつて彼女と同じく絶対殺人武器候補だったジュディアと邂逅する。 フリウはその力ゆえ、アマワを破壊できるのではと目された。養父を探す旅路の果て、彼女はアマワと対峙することとなる。
2015-10-27 23:53:02彼女たち二人の道のりはほんの一瞬交錯し、そしてわかたれる。 ミズーは「愛」とは何かを問い、問われる歩みであり、フリウのそれは「信じること」への問いである。これらは「心」を巡る詩となって織り成され、「エンジェル・ハウリング」御使いの声という物語として我々の眼に触れる。
2015-10-28 00:01:59もし1巻から順に読めば、「心」というテーマをミズーとフリウ、ふたりの主人公が二重螺旋のようにめぐる軌跡を目にすることが出来るだろう。
2015-10-28 00:04:49あるいは奇数巻だけを読み進め、ミズーという一見ドライで即断的ないかにも殺し屋らしい女性が、実は3年間がむしゃらに生きてきたために、とても不器用で癇癪持ちの、ごく普通のふるまいにすら慣れていない人物だと己を知り、「殺す距離」ではなく「愛する距離」を見出すのはどうか。
2015-10-28 00:13:59偶数巻のフリウは、「父親探し」という目標があるぶんとっつきやすいかもしれない。彼女自身のあずかりしらぬところで交わされたある約束や思惑が否応なしに戦いへと巻き込むが、偶然出合った仲間や老いた精霊使いに助けられ、読者は彼女とともに父からの手紙を受け取ることになる。
2015-10-28 00:22:32順繰りに読む、奇数巻あるいは偶数巻からと3通りの読み方ができる。どこからはじめても構わない。 ただ、ミズーとフリウそれぞれの見出したものがあってこその「言葉」なので片方だけというのはもったいのない話…という、ファンの欲目。 twitter.com/okakkie/status…
2015-10-28 00:36:279巻ラストは10巻がある前提で書かれているので、フリウ編を先に読み通しちゃうと肩透かしになっちゃうんじゃないかという危惧もあります
2015-10-27 03:03:29愛というものについて語るとどうやっても不誠実な言葉になってしまうので、どうか皆さんエンジェル・ハウリングを読んでください
2015-10-27 23:17:50胸張って面白いと言えない感じ分かる。私も面白いと思うけど、秋田信者だからかも知れん。ラノベというには硬く、純文学というにはライト。美少女も美女も出るのに泥臭い、そんなエンジェル・ハウリングをよろしくお願いいたします
2015-10-27 23:44:53秋田作品で最も、遠回しなロマンティシズムにあふれたお話かと。この物語は何のためにあるか?その答えは最終巻10巻のあとがき、最後の1行に辿り着けば分かると思います。
2015-10-28 00:04:47「ぼくだって、なにを信じていいのかなんて分からない。君を信じていいのかどうかも分からない。でもねフリウ、信じるに値しないことを信じる、それだけが本当の意味で、信じるっていうことなんだとぼくは思う」。こう伝えることができたサリオンは、秋田作品で最も男前だと思う。
2015-10-28 00:10:33富士見ファンタジアだったら秋田さんのエンジェル・ハウリングが名作なのでおすすめしたい…… 椎名さんの絵も美しくて好きや……
2015-10-28 00:04:16