#構って不知火ちゃん その四

セロリ鎮守府 @serori_netaonly

提督「や、ちょっとお願いがあるんだけど……」 舞風「ま、待ってました！」 野分「何でも申し付け下さい！」 提督「その、嫌なら良いんだけどさ」 まいのわ「「？」」 提督「……添い寝してくれない？」 まいのわ「「ふぇっ！？」」 提督(反応が可愛いなぁ……) #構って不知火ちゃん

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野分「そそそっ、添い寝ですか！？」 舞風「とととっ、突然どーしたのてーとく！？」 提督「……やっぱり二人は姉妹だね……反応がそっくり」 野分「だ、だって！」 舞風「て、てーとくが、そ、添い寝なんて！」 提督「あはは……普段の僕なら言わないよね……」 #構って不知火ちゃん

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提督「……今さ、温もりが恋しいんだ」 野分「……温もり、ですか？」 提督「うん……人と触れあってる温もりが安心感を僕にくれるから」 野分(……) 舞風「……ね、提督。舞風たちが添い寝したら、また元気になれるの？」 提督「多分……いや、絶対」 #構って不知火ちゃん

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提督「……もし嫌なら、無理しなくても」 野分「……了解しました。野分、添い寝させて頂きます」 舞風「舞風も！」 提督「……ありがとう」 野分「…………お礼を言うのはこちらです」 提督「……？何か言った？」 野分「いえ、何でもありません」 #構って不知火ちゃん

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野分(司令が、私たちを人として扱ってくれているのは知っていました) 野分(少なからず艦娘を兵器と定義付けるのが一般的な、この世界で) 野分(司令を疑っていた訳ではありません……けれど、彼の本心を信じきれていない自分が、どこかに居たようで) #構って不知火ちゃん

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野分(けれど司令が心身共に疲弊していて、余裕がない時に漏れた一言) 野分(「人の温もりが恋しい」) 野分(それは間違いなく、本当の本当に心の底から思っていたであろう事で) 野分(私を、舞風を……艦娘を、人として思ってくれている証だと、確信出来る一言) #構って不知火ちゃん

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野分(……司令。本能的にとはいえ、貴方を信じられていなかった野分をお許し下さい) 野分(今までよりも一層、艦娘として、貴方の盾となり、剣となり) 野分(人として、友人か、妹か、あわよくば、それ以上の存在になれるよう) 野分(……精一杯、精進します) #構って不知火ちゃん

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※野分、精神内でここまでを2秒ほどで独白。 #構って不知火ちゃん

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黒潮「しれーはん！親潮！親潮やて！」 提督「みたいやね」 黒潮「はよ迎えに行こーな！！」 提督「うん、今準備しとるからもうちょい待ってな」 黒潮「あぁー楽しみやわぁー！」 提督「あはは、僕もやで。どんな子なん？」 黒潮「んー、真面目系天然？」 提督「ほほー」 #構って不知火ちゃん

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不知火「親潮です」 親潮「初めまして！この度着任する事になりました陽炎型四番艦「親潮」です！」 提督「うん、宜しk」 親潮「始めに報告です！貴方のような、陽炎型姉妹に好意的に思われている司令の元へ着任できた事、とても嬉しく思います！」 提督「う、うん……」 #構って不知火ちゃん

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親潮「つきましてはこの親潮、司令付き秘書艦となり司令を支えていく事を目標とし、あらゆる面で司令のお役に立てるように惜しみない努力をしていく所存です！」 不知火「！？」 提督「あ、あの……親潮？」 親潮「はい！何でしょうか？」 提督「えっと、一旦落ち着こう？」 #構って不知火ちゃん

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親潮「あ……す、すみません司令！思わず興奮して、あたし……いえ、親潮一人で長々と喋ってしまいました……！」 提督「そ、そっか」 不知火「…………」 親潮「……あの、不知火姉さん？何故親潮を睨むのでしょうか……？」 不知火「……強力なライバルの登場です」 #構って不知火ちゃん

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秋雲「提督。部屋代わりの準備終わったよー」 提督「お疲れ様」 秋雲「……でさ、親潮ちゃんが来て黒潮おねーちゃんと秋雲とで四人部屋使うのは良いんだけど……」 提督「うん？」 秋雲「……秋雲、その内追い出されたりしないよね？」 提督「どういう事？」 #構って不知火ちゃん

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秋雲「ほらさ、残りの陽炎型二人が来たら……」 提督「ああ、それなら大丈夫。ちゃんと考えてるよ」 秋雲「そ、そっか」 提督「それと、折角四人部屋だから、あの子も君たちと一緒の部屋になるからね」 秋雲「あの子？」 提督「防空駆逐艦の」 秋雲「えっ、秋月も！？」 #構って不知火ちゃん

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提督「今までは電たちに面倒見てもらってたけど、その方が秋月にも秋雲にも良いと思って」 秋雲「……へへ、やっぱ提督はちゃんとみんなの事考えてくれてるんだね」 提督「提督ですから」 秋雲「……ありがと、秋雲さんからお礼のハグっ！」 提督「ふふ、どういたしまして」 #構って不知火ちゃん