- arashi_info
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「今夜はニューヨークの僕のプライベートスタジオから、坂本龍一がお送りしています。ではね、ここで引き続き、映画の話をしましょう。」 #jwave
2015-11-02 00:21:08「12月12日(土) に全国ロードショーされる、山田洋次監督の83作目……すごいなあ。となる、最新作『母と暮せば』。この作品の音楽を坂本が担当することになりました。僕の復帰後、第一作となります。 」 #jwave
2015-11-02 00:23:21「もちろんね、山田洋次監督とは初の仕事で、まさかね、自分があの寅さんの山田監督と仕事するとは、もうほんとに夢にも思わなかったけど。寅さんシリーズはね、もうほんとに年取ればとるほど、なんか味わい深く良くなるんですよねぇ。」 #jwave
2015-11-02 00:23:24「まあ、帰ってこないあの昭和の日本の風景……とか。もちろん人情とかね、地方都市の感じとかね、いいですよねぇ。もちろんその吉永小百合さんをはじめとするマドンナの女優さんたちもほんとに綺麗だし素晴らしいと思うんですけど。」 #jwave
2015-11-02 00:24:01『J-WAVE レディオ・サカモトをお聴きの皆さん、坂本龍一さん、こんばんは。山田洋次です。吉永小百合です。』 #jwave
2015-11-02 00:24:59山田監督『9月に復帰されたと聴いてます。坂本さんもきっとね、休んでる間、とても心配してらしゃったでしょう。どんなにかほっとしていらっしゃるかと思います。ともあれ、おめでとうございます。』 #jwave
2015-11-02 00:26:00吉永小百合『リスナーの皆さんも待ちに待っていたことと思いますけれども、お声を聴けるということは私にとっても、とても嬉しいことなので、これからまた続けていただきたいと思います。』 #jwave
2015-11-02 00:26:37山田監督『まあこの『母と暮せば』……これを映画にしようと決めた、その時に、この映画の主演は吉永小百合さんだ、小百合さん以外に考えられない。と思って小百合さんにお話をして、そして快諾を得て……で、その次ですよ。音楽は絶対、坂本龍一さんだなあと。』 #jwave
2015-11-02 00:27:52山田監督『とにかく坂本さんに、前々から僕は坂本さんと仕事したいなと思っていたんだけども今度こそ、その機会が来たと思ってね。で、小百合さんに相談したんですよね(笑)。』 #jwave
2015-11-02 00:27:54吉永小百合『それで、坂本さんのコンサート……去年の4月に山田監督とお伺いして、その終演後にお話ししたんですね。』 #jwave
2015-11-02 00:28:21山田監督『そうでしたねえ。楽屋にふたりで伺って、で、まだ書いた物も何もないのだけれども、こんな映画を作りたいんです。と言って、音楽を引き受けていただきたいんだという、まあでも、あの答えは……ねぇ、やりますっていう感じでしたよね。』 #jwave
2015-11-02 00:29:20吉永小百合『あー、やってくださるかしら……っていう思いで、(楽屋から)戻ってきましたけれども。実現して、ほんとにあのー……良かったですし。1年間の想いが音楽の中に生かされているような気がするんですよね。』 #jwave
2015-11-02 00:30:24山田監督『この映画の最後はね、テノールが欲しいんだと。まあそれは、主人公の小百合さんの息子、浩二(二宮和也)の叫びみたいな。で、そのテノールがやがてコーラスに変わっていく。歌詞は、原民喜の「鎮魂歌」という詩からとって、最後はそれが長崎市民の大合唱になっていく……』 #jwave
2015-11-02 00:32:08山田監督『……っていう、考えたら随分、具体的なことを僕はね(笑)、あつかましく注文したんだなと思いますけど。で、坂本さんもそういう歌い上げる音楽ってのはねえ、僕は苦手なんですって笑ってらっしゃったけどもね、とっても誠実に僕の注文をちゃんとこなしてくだすってね。』 #jwave
2015-11-02 00:32:41吉永小百合『初めてラストの音楽を聴かせていただいたときには、なんかもう胸がこう熱くなって、……オペラをいろいろ観たり聴いたりするんですけれども、ヴェルディよりもずっとずっと素晴らしいと、私は感動しました。』 #jwave
2015-11-02 00:33:29山田監督『メインタイトルの「母と暮せば」の母の文字の中に点々とあるけれども、これはお母さんの涙ですよね。息子を愛するっていうことは、こんなにもお母さんにとっては切ないことなんだ、こんなに喜ばしいことであり、その息子が居なくなると、こんなに悲しいことなんだと…』 #jwave
2015-11-02 00:35:02山田監督『…この映画を通して、描いたつもり。その背景に長崎で7万人の命を奪った原爆というのを、観客の皆さんに考えていただけたらいいなと思って作りました。』 #jwave
2015-11-02 00:35:44