『不死洞窟 之 夢』【夢の話２１】

天晶 @tensyou99

3人称の夢であった 溶岩でできたドット絵のようのなビジュアルのダンジョンを、一人の勇者が苦労してクリアした。その際に白い猫を手に入れる。 そのダンジョンは不老不死の秘密が隠されていると噂されていた。 #夢の話

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クリアするとダンジョンにその先が現れる。勇者はそのまま奥には進まずいったん町に戻り、その旨を王に報告した。 勇者には幼なじみがいた。少し性格が悪い魔女である。幼なじみではあるがあまり仲は良くない。ライバル関係でもない。が、勇者が一方的にこき使われている節はある。 #夢の話

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王は勇者の報告に魔女も一緒に立ち会うように要請する。魔女は要請に応じ、勇者の報告を一緒に聞く。 報告を聞いた王は、勇者に一時休息をとるように言う。そして、話からするとあのダンジョンの先に何かあるみたいだけど、さすがに君一人じゃ厳しいよねー、と笑いながら魔女に話しかけた #夢の話

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ちなみに、この王様も結構性格が悪いことで有名である。 王に挑発を受けた魔女は2人の制止（1人は形のみ）を振り切って、ダンジョンの奥へと猛スピードで進んでいく。 #夢の話

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やがて行き止まりにたどり着く。あたりを溶岩に囲まれたその場所の両端には少々大きめの瓶が、縁に沿うようにして置いてあった。瓶と瓶の間には非常に細い枝を集めて丸めたような植物が生えている。瓶と植物が交互に並んでいる光景から、明らかに何者かが意図して配置したと推測できる。 #夢の話

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広い口にコルクで栓をした瓶の中には巻き貝のようなものが一つ入っていた。巻き貝の大きさは個体差はあるものの、大体5～10センチ。細長い円錐形で棘などの突起物はなく、凹凸の少ないすっきりとしたフォルムであった。瓶には十分な空き容量があるのだが、１つの瓶に１つしか入っていない #夢の話

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魔女がその瓶を持ち上げて軽く振ると、瓶の壁面に当たってカラカラと乾いた音を立てた。 彼女にはこの巻き貝の正体が推測できていた。そして、その推測は当たっていた。 貝の様な形をしているが、これは『不死虫』という虫であった。この姿は仮死状態の姿だ。 #夢の話

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何であるかは推測はできた。しかし、この仮死状態を解除する方法がわらない。 瓶から出して水をかけても、土に埋めても、煎じた薬草をかけても、うんとも寸ともいわない。 そこでふと、魔女は周りを囲んでいる溶岩に目を留めた。彼女はその溶岩をしばし、じっと見つめる。 #夢の話

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そして、先ほどから水をかけたり土に埋めたりしていた巻き貝を瓶の中に戻すと、煮えたぎる溶岩の上へと巻き貝の入ったピンを乗せた。 めらめらと、瓶は融けながら溶岩の中へ沈んでいく。中の巻き貝は瓶を覆うように立ち上っている炎のせいで、様子を伺うことができない。 #夢の話

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コルク栓が溶岩の中に、消える。 その瞬間、溶岩と火の粉をまき散らしながら、白い、真っ白い甲殻を持った虫が、燃え盛る炎を纏って姿を現した。 #夢の話

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で、終了。 どう考えても「炎は死と再生を司る」って言葉がもとになってますね。 しかもこれ、よく考えたら最初に助けた白い猫も不死なんじゃねーの？と思ったり思わなかったり。 あと、ダンジョンの最奥には琵琶（楽器）があるようです。

天晶 @tensyou99

ちなみに、不死虫のヴィジュアルはお馴染のこれ pic.twitter.com/7drYBzTAY3

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