- cyounodance
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アステカちゃんとアギナくんとサイナスくんに対する仙ヴさんの見解イメージ アステカちゃん→あいたた、もう強引だなー😰 アギナくん→え……なんで機嫌わるいの……え……なんで泣いてるの……😥 サイナスくん→良い子だなぁ、でももう少し我が儘でいいのに……😅
2015-11-08 12:45:42甘えたがりな子って可愛い。これをネタに転化すると。 サイナスくん→甘え方が分からないけどがばってみる アステカちゃん→甘やかしなさいよ馬鹿! アギナくん→甘やかさないと泣くぞコラ アゲハ→甘えてるのか分かんないけどいつでも楽しそう
2015-11-08 12:37:57@sousakuTL 「凄いと思うぞ。サイナスなら、アステカ王のお側に行ける日も、そう遠くないかもな。頑張れ」 癖があるも、柔らかな毛先の髪を撫でて励ます。サイナスも、まだ子どもなのだからと、自分だけは、子ども扱いをしてあげたいと、心のどこかが揺れ動いた。
2015-11-06 00:51:56@sousakuTL 「私はこの国で生まれました。だからこの国を愛する王のお側に行き、王と同じ想いでこの国を見たいと思っています。それがきっと…、両親の為にもなるのではないかと……すみません、上手くお伝えできません…」 言葉を選べなくなり、口を閉ざすサイナスの頭をゆっくり撫でた
2015-11-06 00:45:18@sousakuTL 「……私を見て、ですか?」 「そう、品格とでも言おうか。どこか、そうだな、将来は人の上に立つ人物になりそうな、 そんな魅力がある。と、感じる」 「…………私は、」 少年が息を飲む。内にある想いを引き出す為に。 「王のお側に行きたいと思っています。」
2015-11-06 00:37:36@sousakuTL 「サイナスの両親は、きっと、素晴らしい人なんじゃないかと思う。」 出任せでもいいから、何か親をイメージできる言葉を与えてあげたかった。 「素晴らしい……、ですか」 「サイナスを孤児院に預けた理由は分からないけれど、サイナスを見ていると、そうなのではと思う」
2015-11-06 00:28:40@sousakuTL サイナスは龍の国でも片田舎にある孤児院で育ちました。物静かで、大人しく、下の面倒見が良い子でした。周りの為に自分がしっかりしなければと、 礼儀は世話をしてくれた大人から学んだ。
2015-11-06 00:18:33@sousakuTL 「周りの方のご両親の話しを聞いてまわって、自分の親がどんな親であったのかを連想するのです。……少し、それが楽しくて。」 「……」 そうだったのかと、サイナスの身の上を知りって眉を下げた。そして「覚えていない」と嘘を言ったことに少しの罪悪感をかみ殺した。
2015-11-06 00:05:51@sousakuTL 「……そうですか。申し訳ございません。」 「…謝らないでくれ。それより、どうしてそんなことを聞くんだ?」 振り返ると端正な幼い顔が少しだけ寂しそうに見えた。 「私は孤児ですので、両親の事は一切知りません。想像するしかないのです。だから、訪ねて回っています」
2015-11-05 23:58:54@sousakuTL 「…………。」 自分の両親の記憶。実の親との最期の別れは、もうどれほど前だっただろうか。ヴルドゥは目を泳がせて、物を取りに行く動作でサイナスに背を向けた。 「ごめん、…覚えてないんだ。」 初めて、監視役として共に暮らすサイナスに嘘を付いた。
2015-11-04 16:12:09@sousakuTL 「両親…?」 「はい、ヴルドゥさまのご両親はどのような方でしたか?」 突然、サイナスが問いかけてきた。罪人の身として庭園に幽閉されている。その見張り役に着かされているのが、この少年だ。少年はまだ幼く漸く10になるかならないかだ。しっかり者の瞳が見上げてくる
2015-11-04 14:13:36@sousakuTL 「お父さん、」 「ヴルドゥ、お前は私たちの誇りだよ。」 「お母さんっ」 「そうよヴルドゥ。貴方はこの国の宝なのよ、元気でね」 「やだ、やだぁ」 「「さよなら、ヴルドゥ」」 国からの使者に抱き上げられる。さよならとはどういうことなの?どうしてなの?いやだ
2015-11-02 23:48:12@cyounodance 結果はアゲハでした!投票ありがとうございましたー!わーい(*´∀`)ノシ pic.twitter.com/hJKcMZrsAu
2015-11-02 23:17:31@sousakuTL そして幼い日のある日、それは突然だった。国のお偉い方がやってきて、その人に両親はこう言った。 「この子がヴルドゥです。お約束通り、今日まで育てて参りました。どうかこの子の事を宜しくお願いします。」 約束、とはなんだろう。宜しくってなんだろう。なんのこと?
2015-10-31 01:41:53@sousakuTL 生まれ落ちたのは、ごく普通の家庭だった。普通の龍人は黄金色の目を持つが、自分の目は別の色をしていた。それがどんな意味を指すのか、分かっていなかった。親からも家族からも、周りからも、特別扱いを受けた。同い年の子どもと走り合い、はしゃぐ事さえ許されなかった。
2015-10-31 01:36:14@sousakuTL 「父さん、母さん。どうしてぼくの目はあおいの?どうして父さんや母さんや、皆と違うの?どうして、ぼくは遊びに行ったらいけないの?」 「それはな、ヴルドゥ。お前が特別な存在だからだ。この国で最も高貴な存在だからなんだ。」 「そうよ。貴方は仙なのだから。」
2015-10-31 01:25:27@sousakuTL 「どうしたの?お腹いたいの?」 男の子が妖怪に触れる。ふわりとした手触りに男の子が喜んだ。妖怪も嬉しかった。 「ぼくとあそぼう!」 『アゲハ アゲハ あそぼう』 男の子と妖怪は、暗くなるまでずっと楽しく遊びましたとさ。めでたしめでたし。
2015-10-28 23:32:56@sousakuTL 今にも泣いてしまいそう、そんな時 「あれー?うさぎさんがいるー!」 元気な男の子の声が影と共に妖怪に落ちてきた。今まで誰も見つけてくれなかった。なのにどういうことだろう。戸惑いながら顔を上げると、男の子の明るい笑顔があった。 「こんにちは!ぼくアゲハ!」
2015-10-28 23:23:28@sousakuTL 嗚呼、悲しきかな。子ども達は妖怪に気付くこともなく皆帰って行った。残された妖怪は、次の日も、またその次の日も、公園に遊びに来た子ども達に同じことを繰り返した。しかし、やはり誰も気付いてはくれなかった。妖怪はとうとう、公園の草むらに身を寄せ俯いた。
2015-10-28 23:17:42@sousakuTL 人間の子ども達に向かってぴょこぴょこ跳ねた『あそぼう!あそぼう!』しかし、人間の子ども達は誰一人として人形に気づかない。何故ならその姿は子ども達の目には映らないから。人形はもう人形ではない。数多のの念から生まれた妖怪だから。妖怪は何度も呼びかける『あそぼう』
2015-10-28 23:09:44@sousakuTL そんな念いが集まる。女の子のものか、ぬいぐるみのものか、今となっては分からぬ程、幼くして身体を失った念が集まった。その膨れあがった念が人形に宿る。新たな命を授かった人形は、ぴょこぴょこと辺りを彷徨った。人形の子どもが遊ぶ公園にひた走る。遊びたかったから。
2015-10-28 23:01:01