- moffmiyazaki
- 5054
- 7
- 12
- 7
【本日(11/09) 14時より】金星探査機「あかつき」金星周回軌道投入に関する説明会 中継: fanfun.jaxa.jp/jaxatv/detail/…
2015-11-09 13:39:51科学目的について。金星の大気循環は地球と全く異なる。自転よりも風が速い(スーパーローテーション)。地球に似た循環は火星にある。金星に似た風はタイタンに存在する。地球型/スーパーローテーションという2パターンが固体惑星にはあるらしい。
2015-11-09 14:20:37スーパーローテーション発生には色々な仮説がある。なんからの巨大な波のはたらきで大気が加速されると考えられる。「あかつき」はその波を捕またい。金星の硫酸の雲の発生・維持メカニズムもさぐりたい。雷があると「言われている」(電波ノイズを拾っている)が高温の硫酸の雲で雷は不思議。
2015-11-09 14:23:53金星の地面の活動(活火山の有無)もさぐりたい。それらを調べるため6台の観測装置を搭載。時間解像度の高いデータが得られる(温度変化を動画で得られる)。電波が金星大気中をどう屈折するかで大気の層構造を知る。複数機器のデータを重ね合わせることで3次元的に変化を知ることができる。
2015-11-09 14:28:37周回軌道投入後3ヶ月を観測機器のチェックアウトにあてる。現時点でLIR,UV1,IR1は立ち上げ試験実施済み。IR2,LACは未確認。
2015-11-09 14:31:083つのカメラの立ち上げ試験は2015/10に実施。熱に耐えるため姿勢をかえられず明るい星は視野に入っていないが、機器の最低限の健全性を確認。
2015-11-09 14:32:14「あかつき」メッセージキャンペーンで搭載したメッセージプレートを金星に届けたい。期待に応えて真の本番(探査)を迎えられるよう最善を尽くす。投入まであと28日。
2015-11-09 14:36:06Q)ヴィーナス・エクスプレスとの同時観測を当初は考えていたが A)同時にできなくなったのは残念だが近い時期。両者のデータを組み合わせて物質循環についてわかるのを楽しみにしている。V.E. の成果を受けた観測を「あかつき」でやりたい。
2015-11-09 14:46:34Q)VOI-R1C の有無は自律的に判定するのか? A)姿勢反転は自動。噴射の有無は地上から指示。 Q)反転にかかる時間は A)5分 Q)噴射有無判定基準は A)(衛星上データではなく)リアルタイムデータにおける軌道変化率
2015-11-09 14:57:09Q)VOI-R1の噴射は 08:51開始? A)はい。200m/sの減速。 Q)近金点高度は A)投入直後は500 km。太陽の影響で近金点高度は変化する。(1000km程度になる)
2015-11-09 15:05:15Q)5年前と比べての難易度を例えると? A)(中村)「何倍」という表現はできない。やるべきことはやった。全てうまくいけば成功する。人事を尽くして天命を待つ。 (今村)理学メンバはこの5年知恵をつけている。乗り切りたい。理学チームの士気は高い。
2015-11-09 15:08:50(廣瀬)周回軌道投入噴射中に何かあっても簡単には噴射を止めないようにしている。どうしても噴射できなかったら地上指示を待つように準備した。当日まで対策を取っていきたい。
2015-11-09 15:09:50「あかつき」からの電波が停止した、とDSNから連絡が来たことがあった。皆「来る時が来たか」と覚悟したらDSN側のコンセント抜けちゃってた(つまり誤報) なんて話があったらしいw
2015-11-09 15:13:13Q)「はやぶさ」が置かれた状況と比べると? A)「はやぶさ」は「のぞみ」の失敗を踏まえ、「あかつき」は「はやぶさ」の失敗を踏まえ、「はやぶさ2」は「あかつき」の失敗を踏まえている。そう段階を踏んで進んでいく。転んでもただでは起きない。
2015-11-09 15:19:57Q)VOI-R1C のタイミングは? A)最短でVOI-R1噴射終了後15分以内に開始。噴射時間は最長でも50分。 Q)VOI-R1Cは地上局からの観測データで判断するということでいいか A)良い。「あかつき」のテレメは30秒毎に降りてくるのでそれも参照。
2015-11-09 15:22:46