Twitter投票機能【お試しファンタジー風】物語

Twitterに投票機能がついたので、お試しでゲームっぽい物語を紡いでいます。主人公の台詞、行動などを皆様の投票で決めて先に進みます。行き当たりばったり、無計画に進行。なんとか完結いたしました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。 まとめの最後に、拙いながら、投稿者の考察めいた文章を置かせていただきました。ご興味ありましたら、最後まで目を通していただけると嬉しいです。
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ゆみや @yumiya_sa

@yumiya_sa 【お試しファンタジー風】剣を抜き、台座から飛び降りて斬りつける! 悪魔は悶えながら剣を避け腕を振る。衝撃を受けて僅かに後ずさった時、悪魔がこちらを睨み付けた。目眩がして幻影が見える気がした……これが呪いか?!

2015-12-27 22:11:30

     58% 目を見てはいけない! 悪魔の背後へ!
     35% 呪いを受ける前に……剣で目を狙う!
     08% 早く倒さねば……剣で心臓をひと突き!
     00% 伸ばしてくる腕を切り落とせ!

ゆみや @yumiya_sa

@yumiya_sa 【お試しファンタジー風】目を見てはいけない! 悪魔の背後へ駆け込んだ。翼がはためいて風圧でよろけると、長い尾が振られ目の前に迫ってきた! 剣で応戦するが勢いで地面にたたきつけられ、悪魔の鋭い爪が迫ってきた!

2015-12-28 22:11:46

     31% 魔除けの刻印を信じ、剣を突き立てる!
     34% 銀の矢を手で握り、突き立てる!
     35% 待てよ、さっきの赤い実は効果ないかな?

ゆみや @yumiya_sa

@yumiya_sa 【お試しファンタジー風】ふと、さっきの赤い実を思い出す。硝子瓶の液体のように効果はないだろうか。つかみ出すと悪魔めがけて投げた。悪魔は悲鳴を上げて身悶える! やはり効果はある。残りの実をつぶして剣にかけ……

2015-12-29 22:11:25

     60% 目をつぶす!
     20% 羽を斬る!
     07% 腕を斬る!
     13% 足に突き立てる!

ゆみや @yumiya_sa

@yumiya_sa 【お試しファンタジー風】思い切り地面を蹴り、目を狙って剣を突き立てたが、がつん!と衝撃があり剣が跳ね返された! 素早く飛び退くと、悪魔は目を押さえて苦しがっている。傷はつけたようだが、まさかあの目が……石!?

2015-12-30 23:23:27

     46% もう一度、目を狙う!
     24% 剣は無理だ、いったん離れて観察しよう!
     30% 倒すのが先だ、心臓を狙ってみる!

ゆみや @yumiya_sa

@yumiya_sa 【お試しファンタジー風】もう一度地面を蹴り、渾身の力で剣を目の縁に突き刺すが、衝撃で吹っ飛ばされた。剣が刺さったまま悪魔が猛然と襲いかかってくる! ナイフを抜くが歯が立たずに飛ばされ、押さえつけられた! い

2015-12-31 23:23:22

     40% 万事休す! 運を天に任せ矢で突いてみる!
     60% 万事休す! 運を天に任せ角笛を吹く!

ゆみや @yumiya_sa

@yumiya_sa 【お試しファンタジー風】万事休す! 運を天に任せ、一縷の望みをかけて角笛を吹いた! その不思議な音色が空に響き、悪魔は恐ろしい雄叫びを上げて角笛を弾き飛ばす! その爪が眼前に迫ったとき……!!

2016-01-01 23:22:37

     71% 国境で別れた竜が天から駆け下る!
     29% 国境で別れた竜が石の塔から躍り出る!

ゆみや @yumiya_sa

@yumiya_sa 【お試しファンタジー風】国境で別れた竜が天から駆け下り、尾で悪魔を打つ! その背中へ駆け上ると、竜はまっすぐ悪魔の眼前へ飛んだ。刺さったままの剣を掴み、抉るように引き抜くと、悪魔の黒い目が砕け散った!

2016-01-02 23:25:56

     33% 剣で悪魔の心臓を突き、トドメを刺せ!
     67% 銀の矢をつがえ、心臓を射てトドメを刺せ!

ゆみや @yumiya_sa

@yumiya_sa 【お試しファンタジー風・エンディング】素早く剣を納め、銀の矢をつがえる。竜は再び悪魔に向かって飛んだ。呼吸を整え悪魔の心臓めがけて矢を放つ! 矢は竜の飛ぶ勢いに乗り悪魔の胸に深く突き刺さる! 悪魔の羽ばたきに吹き飛ばされるが、竜が身を翻し受け止めてくれた!

2016-01-03 21:00:01
ゆみや @yumiya_sa

@yumiya_sa 【お試しファンタジー風・エンディング】竜の背にしがみつきながら振り向くと、悪魔の黒い姿がゆっくりと崩れ落ちていった。その体は宙に溶けるように消えていく。地面には砕けた悪魔の目が落ちていたが、それも地面に吸い込まれていった……が、1つだけ消えずに転がっていた!

2016-01-03 21:06:02
ゆみや @yumiya_sa

@yumiya_sa 【お試しファンタジー風・エンディング】虹のように美しく輝く石が、祭壇跡に残された。どうやら探していた「不思議な石」らしい。竜から降り、石を拾い上げる。もう呪いは消えたようだ。革袋に石を仕舞い、控えていた竜に乗る。あとは石を国に届けるだけだ。

2016-01-03 21:10:03
ゆみや @yumiya_sa

@yumiya_sa 【お試しファンタジー風・エンディング】果樹園跡ではぐれたお兄さんは、竜を見て腰を抜かしていた。自分の使命のことを話し、村の人に呪いが解けたことを伝えてくれるように頼む。食べなかったお弁当をお兄さんに渡そうとするが、「途中でおなかが減ったら食べろ」と返された。

2016-01-03 21:12:39
ゆみや @yumiya_sa

@yumiya_sa 【お試しファンタジー風・エンディング】お弁当と石を持ち、帰路につく。角笛に呼ばれて駆けていった竜に、王宮では大騒ぎになっていたが、無事に石が戻り、大歓声で迎えられた。旅はこれで終わりだ。さあ、これからどうする?

2016-01-03 21:18:59

     10% 王国に忠誠を! ずっと国に仕えよう!
     24% 麓の村へ行き、遺跡調査をして暮らそう!
     66% 剣と弓を持ち、新しい旅に出よう!

完了後の考察・感想まとめ

進行役として、日々投稿する中での、自分なりの感想です。

●進行中の自分的原則

始める時に最初に考えたのは、「投票機能を試す」という観点から、「行動を選択してもらう」という点のみを重視しようと、「目的地まで旅をして帰還する」という骨組みのみでした。そのため、持ち帰る物について、何故持ち帰るのかの理由、何が起きているのか等々、説明が必要なバックボーンはすべて無視しました。

また、Twitterの特性から、遡ったり記憶しておくことが難しいと考え、その必要をなくすために「固有名詞を使わない」「投票機能なしの説明ツイートを挟まない」の2点を厳守すること、としました。
効果があったかどうかはわかりませんが、通りすがりでも投票して楽しんでいただければと考えてのことでした。

参加していただく意義を守るために、投票で選択された持ち物や選択肢をできる限り使用するように心がけました。

●進行中のいくつかの小さな試み

基本的には、大まかに考えた物語のイメージに沿って文章を書き、次の行動、持ち物の選択等を選択肢として用意し、投票結果で選ばれたものを使って進めていくだけです。

投票に参加してくださった方と一緒にストーリーを書いているような感覚でしたが、投票できるという特性を有効利用できないかと、小さな試みを仕掛けています。

■旅の途中で出会った男の正体を、投票結果にゆだねる
■持ち物の選択を投票で決めることで、先の物語の展開が変わる
■RPG風に、その場にいる人物に話を聞くかどうかを投票結果にゆだねる
■投票機能をサイコロ的に使い、攻撃の当たり判定

■試みの意図と雑感

上記のうち、「持ち物の選択を投票で決めることで、先の物語の展開が変わる」では、使い方は決めずに選択肢に入れたものと、「これが選ばれたら、こう使おう」と決めていたものが混在しています。結果的に持ち物に選ばれ、物語の終盤で使われた「角笛」は、最初から使い方を決めておいたものです。これが選ばれなかった場合は、物語の終わり方は別の結果になっていました。

進行中に一番考えていたのは「投票者の意思と投稿者の意思のバランス」でした。
投稿者の意思に比重が置かれすぎると、投票の意味が薄くなり、結果的には、ただ投稿者の創作物語が投稿されるだけになり、逆の場合は物語としては成立しにくくなると考えたのです。
投票機能を使った創作として、双方がほどよく楽しめるものにするには、両者がバランス良く混在しているべきではないかと思いました。そのため、投票側に完全にゆだねる以外に、物語として成立させるための種まきを試みました。

結果的に、今回の【お試し】が面白かったかどうか、面白いと思った点があるかどうかは、参加してくださった方に伺ってみたいところです。こちらの意図が的中しているか、またはまったく想像していないところで面白いと思っていただいているのかもしれません。

今回のお試しを通し、Twitterの投票機能を使った遊び的創作としては、工夫次第で楽しめるものができるような気がします。今回は固有名詞や詳しい説明を省く形に徹しましたが、もちろん、固定のキャラクターを作り、物語のバックボーンを混ぜながら展開するやり方もあると思います。
どこまで参加者の範囲をもうけるか(通りすがりも対象にするのか、ある程度の興味のある方々向けに囲いこむか等)、情報の提供・共有方法など、提供側には工夫の余地はたくさんあると思います。
実際、私が投票させていただいている別のユーザーさんの物語は、私とはまた違ったアプローチで物語を進めており、楽しく参加させていただいています。

また次の機会があれば、今度は最初にある程度の準備をしてから始めたいです。せめて主人公の設定くらいは決めておくべきかと思いました(笑)

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
何か感想等あればお寄せいただけると嬉しいです。

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