- orikadoyuki
- 506
- 0
- 0
- 0
@captain_tiger 「ガハハハハハハハハーーーッ!!」 ガツンガツンとガントレットを打ち鳴らしての高笑い。 のっしのっしと若者へと近づいていく。 「さあて、引き続きおしりペンペンの時間じゃい!」 素振りなんぞをしつつ。
2015-11-14 22:46:18@orikadoyuki 「くっそ、マジパネェなあのおっさん! このままじゃ俺のケツがヴァルンドリンドまで吹っ飛んじまう」 無様にも這いつくばって後ずさる。 「でもよ」 その口元が、笑みを浮かべた。 「残念ながら、時間切れだ」 混迷極める戦場の横腹を同盟軍の騎馬部隊がつく。 →
2015-11-14 22:57:44@orikadoyuki 「悪ぃーなおっさん。勝負はここまでだ。流石に友軍援護しにいかねーとマズイんじゃねーの?」 内心、冷や汗だらだらだが、不敵な笑みは崩さない。 ここで踏み込まれたらおしまいだ。
2015-11-14 23:05:10@captain_tiger 「ちぃっ、援軍か…ッ!!」 友軍の歩兵部隊を同盟の騎兵達が真っ二つに引き裂いていく。放っておけば千々に分断されておしまいだ。自分一人で戦況を変えられるはずは無いが、主人を守るためにも、友軍と合流しておかなければならない。 ゴードンは歩みを止めた。→
2015-11-14 23:14:39@captain_tiger 「命拾いしたな、小僧……あっ、ウェーイ!ウェーイだ!」 相手の名前を思い出したスッキリ感で、こんな状況なのに声が弾んでしまった。 気を取り直して、咳払い。 なにか格好のつく捨てセリフでも残さなければ。 「あー…、じゃあの!」 思いつかなかった。
2015-11-14 23:18:17@orikadoyuki 「じゃーな、おっさん。おっかねぇから二度と前に現れないでくれよ」 去っていく巨漢の背に尻もち着いたままひらひらと手を振る。 空を仰ぎ、手をかざす。 「やっぱ、力……つけねーとダメだわ」 見上げた空はどんよりとした雲に覆われていた。
2015-11-14 23:22:46