- rainyrowan
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@7th3_wall いまヒメモリを一人にしたら全体攻撃に振ってないせいで雑魚戦すらそこそこ苦労するはずなんだけど、それは弱さじゃないんだよねえ ふたりいるのがシャブすぎてポエマーになってきた
2015-12-13 09:54:36@7th3_wall ピトフーイがいつもヒメモリから一歩下がった場所にいるのサイコーにかわいいじゃないですか? pic.twitter.com/F3nmAWXLvd
2015-12-13 10:00:39@7th3_wall デッドカット装備していくの忘れたけどまあなんとかなった 1ターン目の機関砲がなぜか全弾ピトフーイに命中したせいでピトフーイが死んだけど pic.twitter.com/nlSVPtTIxt
2015-12-13 11:35:26@7th3_wall ピトフーイが第一形態を寝かしつけている間に万全の準備を整えてから倒す pic.twitter.com/RyiP0JWNq8
2015-12-13 13:21:12@7th3_wall エグゾーストレベ眠で確実に寝かしつけていくスタイル pic.twitter.com/ofv2gqzpCv
2015-12-13 13:34:00@7th3_wall VFDの消滅とともに、世界は白く染め変えられる。可視化された因果の糸が、ほろほろとほどけてヒメモリとピトフーイの周囲を漂い浮かぶ。ピトフーイは無造作にその一本をつまみとり、ヒメモリに笑いかけた。 pic.twitter.com/W12AzLXpNc
2015-12-13 15:57:56@7th3_wall 「……ああ、これで、私の望みは叶えられました。あなたはこれからも生き続け、その一生を全うするでしょう。……本当に、夢のような時間でした。ありがとう、ヒメモリ。どうか、幸せに」 彼の泣き笑いのような表情に、ヒメモリは悟る。
2015-12-13 16:01:14@7th3_wall 彼がずっと、自分は何者でもない、自分は必要ない、そう言い続けてきたその理由を。別れのときが必ず来ると、知っていたからだ。 「……ピトフーイ」 「さあ、願ってください、ヒメモリ。時間が、ありません」 「ピトフーイ、僕は!」
2015-12-13 16:04:37@7th3_wall 言葉が詰まって、出てこない。竜のいない世界を、すべてが元通りの平穏な世界を、あるべきものがあるべき場所に戻される、そんな世界を。本当に、それでいいのだろうか、それが本当に正しいのだろうか。グレイトフルセブンスが閉じる。 「——僕、は……」
2015-12-13 16:08:49@7th3_wall 青い空が視界に広がる。戻ってきたのだ、という淡い感慨が胸中に広がった。喪失していた身体感覚が、ゆっくりと戻ってくる。足の下にある固い地面。肺に満ちる甘い空気。握りしめて離さなかった、手。 pic.twitter.com/OL4771zS9G
2015-12-13 16:14:23@7th3_wall 繋いだ手の先、長い指、細い腕をたどる。見開いた目と、視線がかち合う。 「……ひめ、もり?どうして、ですか。私は、まだ、夢を……見ているのでしょうか」 「僕が、願ったんです。竜のいない世界で、君と共に歩みたいと」
2015-12-13 16:17:48@7th3_wall ピトフーイの顔がくしゃりと歪む。頬を伝いおちた涙が、悲しみのために流されたものではないと、ヒメモリにはわかっている。 「ヒメモリ、私は、私には、あなたの過去と未来があればよかった、それだけでよかったんです、それなのに」 「過去と未来だけなんて、寂しいですよ」
2015-12-13 16:22:48@7th3_wall 「……私に、あなたの現在を、くれると。そう、言うんですか」 「はい。これからも、僕のそばにいてくれますよね」 東京の空の下で、ピトフーイは笑う。繋いだ手の中にはいまがある。 「……はい、喜んで。私の、愛する人」
2015-12-13 16:26:35