- zannen_hsb
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* 歌仙「ああ。明日の分も入っているからね。」 長谷部「明日?何かあるのか?」 燭台切「クリスマスだよ。長谷部くん。」 長谷部「クリスマス…キリストの降誕祭だったか?それと何の関係がある。」
2015-12-24 17:10:11* 一期「現世では、クリスマスに家族揃って豪勢な食事をとったり、友人や恋人同士で集まって、賑やかに過ごすそうですよ。先日長谷部殿がはしゃいでおられたハロウィンのように、本来の目的とは異なった、ただのお祭りになっているようですな。」 長谷部「別にはしゃいでなどいない。」
2015-12-24 17:15:01* 歌仙「色々とお疲れの主に、少しでも楽しい気分を味わってもらおうと思ってね。」 一期「それに、クリスマスのことを知った弟たちが、皆目を輝かせて…」 (ドタドタドタ…)
2015-12-24 17:20:11* 一期「ははは。本当によく出来ている。これならサンタさんもプレゼントを入れるのが楽しくなってしまうな。」 厚「よっしゃあ!いちにいチェック、クリア!」 前田「やりましたね!」
2015-12-24 17:30:19* 長谷部「さんた、さん…?」 乱「サンタクロース。クリスマスにプレゼントを届けに来てくれるおじさんだよ。」 長谷部「どうしてそんなことをする。」 博多「一年間、良い子でおったご褒美たい!」
2015-12-24 17:35:04* 薬研「枕元に靴下を置いておくと、夜中にこっそり、サンタさんがプレゼントを入れておいてくれるんだって、大将が言ってたぜ。」 長谷部「主が?そのさんたという男は、主の寝床に忍び込んだというのか。どこにいる。斬り捨ててやる。」 燭台切「ああもう!長谷部くんはこれだから!」
2015-12-24 17:52:03* 一期「長谷部殿。ちょっと。」 長谷部「なんだ。俺は今さんたという男をどうやって見つけ出して殺…」 一期「いいから、ちょっと…!」
2015-12-24 17:45:06* 一期「…伝承上の人物です。実在はしません。家族の者がこっそりプレゼントを置いて、サンタクロースの仕業だという夢を与えては子どもを喜ばせるのだそうです。弟たちがあまりにも良い反応を見せるので、種明かしが出来なくなってしまいまして…。」
2015-12-24 17:50:08* 長谷部「ならば、主の寝床に忍び込んだ不届き者はいないということだな?」 一期「はい。いたとしても、正体はご家族かと。それと、しょっちゅう主の部屋の障子に穴を開けて中を覗いている貴方も十分不届き者ですからな。」
2015-12-24 17:55:02* 長谷部「ふん…。確かに、お祭り気分を主に楽しんで頂くというのは良い案だ。だが、それをお前たちだけで決めたというのが気に食わん。俺も何かする。」
2015-12-24 18:05:04* 燭台切「ええ…そんなこと言っても…。食事は…長谷部くんが手伝えることなんて、たかが知れてるしなぁ。」 歌仙「部屋の飾り付けは短刀たちがやってくれているようだし、君には向いてなさそうだ。」
2015-12-24 18:10:12* 一期「…なら、主に贈り物をするというのはいかがでしょう。サンタになったおつもりで。」 長谷部「さんたになったつもりで?」
2015-12-24 18:15:06* 一期「ああ、いやしかし…夜中に女人の部屋に忍び込むというのは…」 長谷部「よし、それでいこう。」 歌仙「君、さっき、サンタのことを不届き者とか言ってなかったかい。」 燭台切「僕たちは君を止めるべきなんだろうけど、もう面倒だから勝手にするといいよ。」
2015-12-24 18:20:12そして夜…
* 主。そろそろお休みの時間では?あまり遅くまで起きておられては、お体に障ります。さ、もう休みましょう。…ね?ほら主。…えっ?せ、急かしてなど…いませんよ。俺はただ…貴方のことが心配で。今日は添い寝を希望しないのかって?ああ…はは、俺はまだ、仕事が残っておりますので。
2015-12-24 22:55:03* 長谷部「ああ。お前は…弟たちの部屋か。」 一期「はい。私もサンタになったつもりで、菓子を配りに。…明石殿は…?」 明石「…まぁ、自分もですわ。」
2015-12-25 00:31:29* 長谷部「ふっ」 明石「なんですのん」 長谷部「いや。一応保護者らしいことはするんだと思ってな。」 明石「まぁ、蛍丸が絡んでますからなぁ…」
2015-12-25 00:34:19* 一期「…では、ご武運を祈ります。」 長谷部「ああ。見つからないようにな。」 明石「はー…こういうの苦手ですけど、あの子らが喜ぶんやったら、頑張りますわ。」
2015-12-25 00:37:18