- takitahiroki
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革(1)日本の新聞を読んでいると、相変わらず政治記事のトーンが粗悪である。政界のゴシップ記事を読まされているような気分。しかし、ここでめげてはいけないのだと思う。
2011-01-18 07:55:51革(2)昨年、「ツイッター改革派」のような動きが起こった。「検察」は自動的に正義なのではなく、常にその正当性がチェックされなければならないごく当たり前の認識が広がった。また、「記者クラブ」などの日本のメディアの旧態依然たる実態にも批判が出た。
2011-01-18 07:58:15革(3)世の中は変わるのではないか。そんな期待感があった。しかし、「古いやつら」はなかなかしぶとかった。年が変わって、マスメディアの中で流れる情報を見ている限り、何も本質的な変化はなかったようにも見える。
2011-01-18 07:59:01革(4)昨年の、ツイッター上での「改革」の熱気に触れた人間にとっては、その正統性が怪しい「強制起訴」をたてに小沢氏に議員辞職を求めるのは「狂気の沙汰」であるが、そんなことを要職にある人が広言し、それをマスメディアがたれ流ししている。
2011-01-18 08:00:52革(5)世論調査で「空気」をつくることの危険性についても、議論がなされたように思うが、新聞は相変わらずマッチポンプで数字をうんぬんし、それがあたかも「既定事実」であるかのような記事を書き流している。
2011-01-18 08:01:54革(6)この国が根本から変わる機会は、いつ訪れるのか? 今年になって、落胆の思いが強い。世界の情勢を見ない人たちが、愚鈍の中で居直っている。だから、ぼくは、ただひたすら東京の街を歩き、心脳問題などの、どちらかと言えばプライベートな課題に取り組むようになった。
2011-01-18 08:02:58革(7)東京の街を歩行者の視点から見ると、愛おしくなる。そこには温かい生活があり、忙しく立ち働く人々がいる。日本の「身体」は健全だ。問題は、マスメディアを担う者の知性、感性の著しい劣化であろう。
2011-01-18 08:04:30革(8)昨年、クリスマスに訪れたチュニジアで、革命が起こった。至るところに、小さな商店にまで掲げられていたベン・アリ大統領の肖像画。今の年齢からすると偽りの「若作り」の写真で偏在するその体制は盤石に見えたが、それからわずか三週間で体制は崩壊した。
2011-01-18 08:06:10革(9)今、東京の街を歩くと、健全な生活の清澄な空気の上に、新聞やテレビの感性が摩耗した政治報道が押しつけられているように見える。新聞やテレビが、若作りしていたベン・アリ大統領の肖像画と重なって見える。
2011-01-18 08:07:47