三日月Side世界観設定集

全体的な世界観の設定はこっち 前に作った設定と矛盾があった場合は随時新しい方に更新されます(予定) 創作は生き物
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夜は浮上控えます @urazeus

月の力 ミカツが霊能力者になると同時に発現した、特殊な能力の呼称。霊能力者達の間では、「対象の霊気や妖気を増幅させることができる能力」と認識されている。「満月の光を浴びた霊や妖怪が力を増す」という現象が霊能力者達の間では古くから認知されており、能力名はそれになぞらえた呼称である。

2015-12-19 20:05:43
夜は浮上控えます @urazeus

月の力による増幅効果を受けると、身体能力が上がる、より強力な霊撃を使えるようになる、傷の回復速度が上がる、等の効果を得ることができる。一見すると非常に強力な能力であるが、能力の原理を理解した上で正しい制御を行わなければ直ちに対象の死を招く危険性も孕んでいる。

2015-12-19 20:13:59
夜は浮上控えます @urazeus

増幅効果の実態は、「霊力・妖力に関わる制限の開放」である。 この「制限(以下、リミット)」には二つの種類があり、前述の身体能力の強化、霊撃の強化等は「放出のリミット」の開放、治癒力の向上は「吸収のリミット」の開放にそれぞれ起因する現象である。

2015-12-19 20:21:40
夜は浮上控えます @urazeus

「放出のリミット」とは、単位時間あたりに体外へ放出できる霊気・妖気の量の制限である。霊気や妖気は人間や妖怪の生命力そのものであり、生命活動に支障を与えないために各々で放出可能な上限が決まっている。生まれつき上限が高い者もいるが、そうでない者も鍛錬により上昇させることが可能である。

2015-12-19 20:35:12
夜は浮上控えます @urazeus

月の力で放出のリミットを開放することは、即ち対象の生命活動の限界を人為的に引き上げることである。この制御を誤れば、対象は霊力や妖力を自分の中にうまく留めることができなくなり、生命力が欠乏して死を迎えることとなる。放出のリミットを最大まで開放されれば、いかなる生命体でも死を迎える。

2015-12-19 20:49:40
夜は浮上控えます @urazeus

「吸収のリミット」とは、単位時間あたりに体内へ吸収できる霊気・妖気の量の制限である。霊撃等で消費した霊気・妖気は呼吸等を通じて空気中から再び吸収し、回復させることが可能であるが、この吸収可能な上限も各々で決まっている。この上限は放出のリミットと比べるとより体質に左右されやすい。

2015-12-19 20:58:06
夜は浮上控えます @urazeus

月の力で吸収のリミットを開放することで、対象は各々の生命活動に必要な量よりも過剰な霊気・妖気を吸収させられる。体内に備蓄できる霊気や妖気の量には限界があり、制御を誤ってこの限界値を大きく超えてしまうと、溜め込みすぎた莫大な生命力に体がついて来れず、やはり死を迎えることとなる。

2015-12-19 21:06:19
夜は浮上控えます @urazeus

二種類のリミットを同時に開放することも肉体に負担をかけすぎて死を招く可能性が極めて高く、また制御の急激な開放は体内の霊気・妖気の波長を反転させ、肉体の一部が奇怪な形に変形する等の危険がある。月の力を使いこなすには、極めて慎重な制御能力と状況に応じた的確な判断力を要すると言える。

2015-12-19 21:15:08