チュパカブラ未来編 ザ・カウンター・アタック・オブ・ミヤコキンダーガーデン1章【マイティ・パワー・ザ・ダークナイト】＃1
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kosn_ninja
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コセン・ニンジャ
@kosn_ninja
「これが、チュパカブラ皇帝都市要塞に通じる、唯一の通路です」スクリーンに、透明な特殊強化ガラス製軌道エレベーターが映し出された。要塞から伸びる一本のガラスの筒。それがチュパカブラ皇帝都市要塞と地上のチュパカブラ中央都市を繋いでいる。要塞攻略にはこれを使うしかない。 ＃ksnjtk
2016-01-16 22:25:11
コセン・ニンジャ
@kosn_ninja
「このエレベーターは、どうやって起動するの？」黒魔術を極めし園児、あるとまーれが質問した。200年間の月日で、老人になっていた身体は、黒魔術で若返らせて元に戻した。こっぺさんが答える。「それが問題なんです」＃ksnjtk
2016-01-16 22:28:41
コセン・ニンジャ
@kosn_ninja
「チュパカブラ王が許可した者のDNAを認証して起動します。それ以外では絶対に起動する事は出来ません」「ハッキングは？」黄衣の鉄球使い園児、オオトリが聞いた。「30兆通りのパスワードの突破は不可能でした。そこで、この人物のDNAを使います」次のスライド。 ＃ksnjtk
2016-01-16 22:31:07
コセン・ニンジャ
@kosn_ninja
スクリーンに、漆黒のタキシードを身につけ、腰に魔剣・カシミヤを下げた魔剣士が映し出された。「たろりん…」思わず、コセン・ニンジャが呟く。この魔剣士こそ、原初の園児にして、太陽を封印した吸血鬼、そしてコセン・ニンジャの親友であった、太陽喰らいのたろりんである。 ＃ksnjtk
2016-01-16 22:35:57
コセン・ニンジャ
@kosn_ninja
紫色の忍者装束の園児、コセン・ニンジャら幼稚園メンバーと、部外者である特殊部隊員ベンと酒場のマスターは、並べられたパイプ椅子に座って、スクリーンを見ている。その顔は険しい。何しろ、たろりん率いるチュパカブラ軍団は、陥落不可能と言われ続けているからだ。 ＃ksnjtk
2016-01-16 22:36:54
コセン・ニンジャ
@kosn_ninja
説明は続く。「たろりんさんのDNAならば、軌道エレベーターの鍵を開くことができるはず。それと、魔剣カシミヤを破壊し、この200年の夜に終止符を打つ狙いもあります」「誰かが月を動かすのはダメかな？」緑髪竜人の園児、おりどらは言った。「月くらい、簡単にどかせそうだけど」＃ksnjtk
2016-01-16 22:41:57
コセン・ニンジャ
@kosn_ninja
こっぺさんが、次のスライドを表示させた。そこには、太陽全体のアップ写真。それから、太陽をくまなく包み込む闇の霧。「霧は、魔剣カシミヤの魔力によるものです。つまり、たろりんさんは皆既日食ではなく、魔剣カシミヤそのもので、太陽の光を封印していたのですよ」皆が黙り込む。 ＃ksnjtk
2016-01-16 22:44:49
コセン・ニンジャ
@kosn_ninja
「なるほど、つまり、魔剣・カシミヤを叩き折って、チュパカブラ王を倒せば一件落着。と、そういうわけだな？」サングラスをかけた特殊部隊員、ベンが言った。「…その通りです。そして、その作戦は既に立ててあります」そう言うと、こっぺさんは史上最大の作戦の説明を始めた。 ＃ksnjtk
2016-01-16 22:49:32
コセン・ニンジャ
@kosn_ninja
「ゲート設置班。各自、装備の確認をしろ」黒いタキシードを身につけ、腰に神秘的なサーベルを佩いた園児、たろりんは、軌道エレベーター内より、闇に包まれた地球を見下ろしながら、同乗する10匹のチュパカブラで構成されたチュパカブラ転送ゲート設置班に命令した。 ＃ksnjtk
2016-01-16 22:53:25
コセン・ニンジャ
@kosn_ninja
チュパカブラ側の作戦は極めて単純かつ、効果的なものだった。まず、幼稚園近辺に空間移動チュパカブラゲートを設置。そこから三十億匹のチュパカブラ軍がミヤコ幼稚園に放火する作戦だ。圧倒的な数的優位で制圧し、全てを呑み込む。人類との決戦において、それは効果的だった。＃ksnjtk
2016-01-16 22:58:37