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昨日、講談社の群像編集部の方々のご紹介で、作家の筒井康隆さんとお話することができた。ほんとうに楽しく、また、学ぶところの多い時間だった。 pic.twitter.com/IiGIiHEmug
2016-01-27 06:21:22筒井康隆さんは、このほど、新潮社から『モナドの領域』amazon.co.jp/%E3%83%A2%E3%8… を出版された。その書評を、「群像」に書かせていただいたご縁で、今回、お目にかかることができたのである。
2016-01-27 06:22:44『モナドの領域』は、神(GOD)とは何か、という問題について、深い洞察に基づいた、そしていかにも筒井さんらしい仕掛けに満ちた作品で、冒頭の出だしから、最後に至るまで、息をもつかせぬエンタテインメント性を持つと同時に、思想性もある。
2016-01-27 06:24:43筒井さんと、神とは何か? 人間にとって、生とは、死とは、なぜ戦争はなくらないのか、といった問題についてお話するのはとても楽しかった。最近になって突然再びのベストセラーになった『旅のラゴス』のお話もした。
2016-01-27 06:25:56『旅のラゴス』は、ジブリが映画化を申し込んだが筒井康隆さんがお断りになった、という噂から突然売れ出したとのことだが、そのような事実はないということである。筒井さんとしては、映画化されるのならば、どうぞ、というお気持ちだということ。
2016-01-27 06:26:50『旅のラゴス』は、確かに名作である。しかし、それだけでなく、自分の作品は多様だから、それをあれこれと読んでもらえたら、と筒井さんはおっしゃっていた。作品の傾向によって読者が分かれてしまうというのである。
2016-01-27 06:30:05筒井康隆さんは、あまりにも賢すぎて、それゆえに、誤解されてしまうこともあるのだろう。真実は実は恐ろしい姿をしていて、それがむき出しに出てしまうことを世間が許容できないこともある。ツイッターでは書けない感触に満ちた一夜だった。筒井先生、ありがとうございました!
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