- tarorininja
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小降りになってきた雨は大柏の葉に遮られ、兎を全く濡らさなかった。「雪が解けて、春になったよ。君にも友達ができた」ほろ酔いの兎は、ちびりちびりとブランデーを舐めながら、ぽんぽんと墓石を叩いた。その目の前に、流れ星が落ちてきた。 #tnjtk 16
2016-02-13 11:20:09ワオ…はじまりのときからまだそんなたってない… 墓石におさけ…兎センセイの渋いかっこよさと、ほかエピーソードの繋がりがワザマエ #tnjtk
2016-02-13 21:12:58「……!」兎は腰を抜かし、目を丸くした。その流れ星が立ち上がり、ぴょこりとオジギをしたからだ。「ドーモ。ARX-00です。驚かせてすみません。この辺りにミヤコ幼稚園はありますか?れ」言語機能が不完全だ。だがカワイイがあった。 #tnjtk 17
2016-02-13 11:25:07たろ「読者としての兎先生が展開を当てたね」りん「おそらく作中の兎先生とのコネクトだろう」 #tnjtk
2016-02-13 11:25:13たろ「ARX-00を演じるこっぺぱんの、無垢な演技が光る」りん「彼女は自分の誤字を読み上げようとするときに恥ずかしそうにする。カワイイがあるのだが、画面作りのためにたろが演技指導をして、こういう形になっている」 #tnjtk
2016-02-13 11:27:56兎は笑い、ひらひらと手を振ってアイサツを返した。「ドーモ。兎です。僕はミヤコ幼稚園の先生だよ」「ミヤコ幼稚園まで逃げろと命令されました。当機の保護を要請します」少女の目が光を失い、ジョルリ人形めいて倒れた。兎は抱きとめ、頭を掻いた。#tnjtk 18
2016-02-13 11:30:09たろ「兎くんの『おっとっと』というような表情で立ち上がり、慌てて抱きとめてからの優しげな微笑みが良い」 #tnjtk
2016-02-13 11:32:54「この庭は寂しがりだね。また一人友達を連れてきた」兎はお父さんめいて、機械仕掛けの少女を抱き上げた。いつの間にか雨は上がっていた。大気中の塵を雨が洗い流し、透き通った春の星空が、小さな庭の芝生の雨粒を、きらきらと輝かせていた。 #tnjtk 19
2016-02-13 11:35:07