のる氏によるMeteoroiD2/11REXワンマン「MeteoroiD Anniversary Event『MeteoroiD VS METEOROID』」レポ

ヴィジュアル博士のる@12.12 オムニバスCDリリース @vr_noru

夜も更けてきたので本日のライブレポート。 本日は2/11 渋谷REXにて開催された、MeteoroiD Anniversary Event『MeteoroiD VS METEOROID』。 未来と現在が交差する、不思議な一日だった。 pic.twitter.com/xiA6ow49Fk

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待ち侘びている空気がひしひしと伝わる中、登場したのはそれぞれ「ドラキュラ」と「GEMINI」リリース時の衣装を纏った5人。 懐かしさと初めて見た人もいたのだろう、ものすごい歓声がステージを包む。 そのまま一曲目の「GEMINI」へ。 pic.twitter.com/pkzDAYFeJO

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懐かしいナンバーが続く。 「BALLERINA」では歌詞に合わせてくるくると身体全体で楽しみ、「STARGAZER」では思い思いに体を揺らす。 イントロが流れただけでここまで反響が大きなライブというのはそう見たことはない。時を越えて愛される楽曲たちに、会場全体の雰囲気も暖かい。

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メンバーを呼ぶ声もいつもより大きく激しい。 5人にとってもファンにとっても特別な日。久しぶりな衣装、久しぶりな楽曲、そして久しぶりのファンとの掛け合いを楽しんだ後は『緑の頃でもあんまりやってないやつを』と披露された「エデンの園」。 pic.twitter.com/wyrynTafzF

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マチと帝の息のあったツインギターが絡み合うソロに耳を傾けるファン達。。 緑色のMETEOROIDは、時間を経て確実に進化していた。 続く「Pledge」、「ice world」と、懐かしい楽曲に身体を揺らし、それぞれの想いを馳せる。 pic.twitter.com/3MfKfQdupr

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ralがボーカルを取り、荒々しく煽るロックナンバー「DOKU-SOW」。 手拍子で一つになるフロアーは、もはや”懐かしさ”ではなく今を楽しむ熱狂者の舞台へ。 マチのジャジーなギターに吸い込まれ始まった「ドラキュラ」では、メンバーの衣装と同じカラーの緑色のタオルが舞う。

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GENKIの『さあREX！叫べ！』という掛け声で始まったのは、衝動をそのまま詰め込んだ代表作「DIVER」。 フロアーに向けられたマイクに大声でサビを合唱するファンの姿。あの頃と何も変わらない、むしろあの頃よりも熱のこもった瞬間。 pic.twitter.com/8wnb6oIsPP

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この日METEOROIDとして最後に演奏されたのは、最新作のベストアルバム「BULLETBOX」にも収録された「リトルボーイ」。 この曲で過去と今、そして未来を繋ぐ。 余韻を残し、緑色のエイリアン達はステージを後にした。 pic.twitter.com/zGLImd4a9h

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時間軸は現在へ。再び姿を現した5人が纏うのは、深い漆黒。 幻鬼がシャウトでフロアーを煽ると、妖しくも重苦しいナンバー「鳥籠ノ沙羅双樹ハ死華ノ花」で始まったMeteoroiDのステージ。 そのまま「racrimosa」へとなだれ込む。 pic.twitter.com/vP8QQwbnmA

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ヘドバンが巻き起こり、会場を覆う空気は完全に黒に包まれる。 指先を使ったフリが特徴的な「脈時計」、腐った時代に警鐘を鳴らすアンセム「背徳者に敬礼を」と、攻撃的な楽曲が続く。 敬礼をしながらヘドバンをするファンの姿は、正に”狂信的”。 pic.twitter.com/DXPERWUIZB

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赤子の泣き声が響く妖しげなイントロに乗せ始まった「醜い家鴨の仔」。 幻鬼が本を片手に悲しみを呟く。 祈りを捧げるように手を組み、頭を振り乱す狂乱の空間を作り出す「慟哭の間」。 MeteoroiDが見せるのは、音と目で引き込み、脳まで侵食する、そこにしかない空間。

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MCらしいMCも挟まず、立て続けに披露された「chocolate」はシャウトとデスボイスを交互に駆使し捲し立て、タオルが振り回されるアッパーなナンバー。 「Mr.famous」では、フロアーの前から後ろまでがモッシュピットと化す。 pic.twitter.com/zpu1XPOdwL

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『お前ら全員死んでください』 お決まりの煽り文句でフロアーを掻き立て始まった「呪殺」。 途中で歌が途切れるハプニングに、示し合わせたわけでもなく自然と起こったファンの合唱に、MeteoroiDとファンの結びつきを強く感じた。 pic.twitter.com/Hg4PGw68qV

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幻鬼が告げる。『ありがとうございました。最後にこの曲を』 この日のラストは痛みと切なさ、そして力強さがこもった楽曲「anticlockwiseの心臓」。 割れんばかりの歓声と掛け声の中、過去と現在が交差した１日は幕を下ろした。 pic.twitter.com/vaPSDvrgw6

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この日を思い返す時、ずっと"過去"と"現在"という言葉を意識していた。けれど、そう思っていたのは自分だけなのかも知れない。 時系列としては確かに過去、そして現在だったが、緑色の空間、そして黒の空間、これらが混ざり合って生み出したものは、紛れもない"未来"だった。

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今後、5人が進む道はますます険しくなっていくのかも知れない。 しかし彼らには、それを撥ね退けるだけの力がある。 未来へと続く進むべき道において、邪魔なものはすべて「お掃除しましょう」。MeteoroiDの快進撃は、まだまだ続く。 pic.twitter.com/UYZ16hPynj

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